週末に子どものタブレットを新調してVPNアプリを入れた瞬間、接続上限のエラーが出て固まりました。
「1アカウントで複数台OK」という表記を、家族専用の個別ログイン式プランだと勝手に思い込んでいたのが原因でした。

数え直してみると、我が家だけでスマホ・パソコン・タブレットを合わせて9台も動いていました。
今回はMillenVPNとExpressVPNという、比較でも組み合わせの多い2社に絞って家族利用を検証しました。
結果から言うと、どちらのサービスにも家族専用の個別ログイン式プランは存在しません。
それでも料金と台数の設計はまったく違うため、家庭の状況によって向き不向きがはっきり分かれます。
本当に家族全員でお得になるサービスなのか、数字を見るまでは正直半信半疑でした。
公式サイトの表記だけでなく、実際に契約して調べた内容もあわせて紹介していきます。
こんな身近な悩みをわざわざ検索する人は、案外多いのではないでしょうか。
だとしたら、読み進めてくれているだけでありがたい話です。
そもそもMillenVPNとExpressVPNに「家族専用プラン」はあるのか?
家族向けを謳う料金体系の違いとは?
公式サイトの料金ページを見比べると、ExpressVPNとNordVPNの家族向けプラン比較と同じ傾向が数字にも表れています。
| 項目 | Millen | Express |
|---|---|---|
| ファミリープラン | なし | なし |
| 月額目安 | 396円 | 480円〜 |
MillenVPNは均一料金です。
一方のExpressVPNは、台数が増えるほど段階的に料金も上がる仕組みを採用しています。
どちらも家族向けをうたう専用ページこそありませんが、実質的には家族利用を前提にした設計です。
- MillenVPNは契約期間の長さだけで月額が決まり、台数による追加料金は発生しません。
- ExpressVPNは台数の上限が上がるほど、パスワード管理などの付加機能も増えていきます。
- どちらの会社も、料金ページに「家族」という言葉自体はほとんど登場しません。
- クーポンやセールの割引幅も、台数の多さとは関係なく一律で適用されます。
「複数端末対応」と「ファミリープラン」の違いを整理すると?
この2つの言葉は響きが似ているようで、実は指しているものがまったく違います。
- 複数端末対応は、1つのログイン情報を家族で使い回す仕組みを指しています。
- ファミリープランは、本来なら家族一人ひとりに専用アカウントを発行する仕組みを指します。
- MillenVPNとExpressVPNは、どちらも前者の「共有ログイン方式」にあたります。
- 個別ログイン式のファミリープランは、家族それぞれが専用のIDとパスワードを持てる仕組みです。
- 共有ログイン方式では、家族の誰かが接続中の間も他の家族が同じアプリから接続を続けられます。
- 本物のファミリープランを持つVPNサービスは、業界全体で見てもまだ数が限られています。
- 共有ログイン方式でも、端末ごとに接続先の国を別々に設定することは可能です。
この違いを最初に勘違いしていたせいで、契約直後に少し戸惑った経験があります。
合鍵を家族の人数分だけ増やせる仕組みと、1本の合鍵を家族で回して使う仕組みの差だとイメージすると分かりやすくなります。
同時接続台数はどこまで家族の実態をカバーできるのか?
MillenVPNの「台数無制限」は本当に無制限なのか?
MillenVPNの接続台数事情はNordVPNとの同時接続台数比較でも詳しく検証しましたが、家族利用でも似た傾向が見えます。
- MillenVPNは公正利用ポリシーを設けており、極端な大量接続は制限の対象になり得ます。
- 一般的な4人家族から6人家族程度であれば、実質的に台数を気にする必要はありません。
- 同じログイン情報を家族で共有するため、誰がどの端末で接続しているかは管理画面から把握しにくい構造です。
- スマートテレビやゲーム機まで含めても、台数超過を心配する場面はほとんど発生しません。
- 公式ヘルプには家族共有そのものを明記した文言がなく、この点はやや曖昧さが残ります。
- サブスクリプション型でもワンタイム型でも、台数の扱いは変わりません。
- オプションの専用サーバープランを選んでも、台数の制限は設けられていません。
余計な一言ですが、無制限という言葉だけで安心してしまうのは早計だと感じました。
実際に契約してみると、台数を気にする場面はここまで一度もありませんでした。
ExpressVPNの10台・12台・14台プランは何が変わるのか?
2025年秋のプラン再編で、ExpressVPNは台数によって3段階の構成に生まれ変わりました。
| プラン | 台数 |
|---|---|
| Basic | 10台 |
| Advanced | 12台 |
| Pro | 14台 |
- Advancedプランからは、パスワード管理機能とID保護機能が追加で使えるようになります。
- Proプランでは、家族の個人情報を守る保護機能がさらに手厚くなります。
- Basicプランでも、暗号化の強さやサーバー数は上位プランと変わりません。
- 台数が足りなくなった場合は、上位プランへいつでも切り替えられます。
- ルーターにインストールすれば、家中の全デバイスを1台分の枠でまとめて保護できます。
- 2025年秋の再編以前は、台数にかかわらず一律5台という制限でした。

台数の上限がプランごとに明確なので、家族の人数から逆算して選びやすい仕組みだと感じました。
料金を4人家族・6人家族で計算するとどちらがお得か?
4人家族(デバイス8台想定)でシミュレーションすると?
スマホ4台・パソコン2台に加え、タブレットとスマートTVを1台ずつ、合計8台で試算しました。
| サービス | 月額 |
|---|---|
| Millen | 396円 |
| Express | 480円 |
差は小さめです。
この条件はMillenVPNとセカイVPNのファミリー料金比較で使った試算方法をそのまま踏襲しています。
1人あたりの負担に換算すると、月100円前後でおさまる計算になります。
- 子ども2人が学校でスマホを使い始めるだけで、8台という前提はすぐに現実になります。
- スマートスピーカーや古いタブレットまで数えると、想定より台数は増えがちです。
- 8台程度なら、MillenVPNとExpressVPNのどちらを選んでも大きな失敗にはなりません。
- 共働き家庭ではパソコンを2台以上使うケースも多く、台数はさらに膨らみがちです。
- 予備のスマホや古いタブレットを残しているだけでも、実質的な台数はすぐに増えます。
- 在宅ワークが増えた家庭では、仕事用のパソコンも台数にそのまま加わります。
- ゲーム機やスマートスピーカーまで含めると、台数はさらに1〜2台上乗せされます。
祖父母や実家まで含めた6人家族だとどうなるか?
実家の両親のスマホまで加えると、あっという間に台数は12台近くまで膨らみます。
- MillenVPNなら台数を追加しても月額396円のまま変わりません。
- ExpressVPNは12台を超えるとAdvancedからProへの切り替えが必要になり、月額は1,180円まで上がります。
- 台数が多い大家族ほど、MillenVPNの「台数無制限」という設計が金銭的に効いてきます。
- ExpressVPNのProプランでも、家族6人程度なら14台の枠内に十分収まります。
- 3世代分の端末をまとめて管理したい家庭ほど、料金の差は明確に開いてきます。
- 帰省のたびに実家の端末を追加登録する手間も、MillenVPNならほぼかかりません。
この傾向はMillenVPNとGlocal VPNの家族向けプラン比較でも確認した内容と一致します。





家族でVPNを共有する際に気をつけるべきことは?
台数と料金だけでなく、家族全員で1つのアカウントを共有する際の注意点も見逃せません。
同じログイン情報を共有するリスクとは?
1つのログイン情報を家族全員で使い回す以上、避けて通れない注意点があります。
この点に気づかず、家族のパスワードを勝手に変更して全員を接続不能にしてしまった苦い経験があります。
共有アカウントである以上、変更前にひとこと家族に断る習慣が欠かせないと痛感しました。
子どものデバイス管理やペアレンタルコントロールはできるのか?
子どもの利用時間や接続先を細かく制御したい家庭では、事前の確認が欠かせません。
| 機能 | Millen | Express |
|---|---|---|
| 子ども専用アカウント | 非対応 | 非対応 |
| 利用時間の制限 | 非搭載 | 非搭載 |
物足りません。
細かな管理機能を求める家庭には、どちらのサービスも少し物足りなく感じられるはずです。
ただし端末ごとの個別設定はアプリ側から行えるため、最低限の使い分けはできます。
- 接続先の国をあらかじめ固定しておけば、子どもが海外サーバーを勝手に選ぶ心配は減らせます。
- キルスイッチをオンにしておけば、VPNが切れた瞬間に通信ごと止められます。
- アプリの操作ログまでは残らないため、細かな利用状況は目視で確認するしかありません。
- 広告ブロック機能を有効にしておけば、子どもが誤って怪しい広告を踏むリスクは減らせます。
- スマートTV向けアプリがない機種では、ルーター経由で接続する形になります。
- 子ども専用のアカウントがない以上、ルールは家族内の話し合いで決める必要があります。
- 接続履歴を家族で見せ合うルールを決めておくだけでも、トラブルはかなり防げます。
まとめ:MillenVPNとExpressVPNの家族利用はどちらを選ぶべきか
それでも家族利用に強いのは、台数の心配がほぼ不要なMillenVPNだと感じました。
- 台数を気にせず家族全員で使いたいなら、MillenVPNが有力な候補になります。
- パスワード管理やID保護までまとめたいなら、ExpressVPNのAdvancedやProが選択肢になります。
- 大家族や実家の親まで含めたいなら、料金が変わらないMillenVPNに分があります。
- 台数より速度や機能を重視するなら、ExpressVPNの上位プランも十分に検討する価値があります。
出典・参照元


家族の人数と端末構成を数えたうえで、ご自身の家庭に合う1本を選んでみてください。
迷ったときは、まず自宅にある端末の台数を数えるところから始めてみてください。
子どもの進学や実家との同居など、家族構成が変わるタイミングで見直すのもおすすめです。
ここまでお付き合いくださって、感謝しています。
ご家庭の悩みが解消され、みんなで楽しく使える毎日になりますように。









