家族全員のスマホやパソコンをまとめて守りたいとき、VPNに「ファミリープラン」という商品があるのか気になりました。
ExpressVPNとNordVPNという二大サービスの公式サイトを実際に確認しながら、複数ユーザーでの使い方を検証してみました。
結果からいうと、どちらにも名称としての「ファミリープラン」は存在せず、同時接続台数の枠で家族利用を賄う仕組みになっていました。
ExpressVPNとNordVPNに「ファミリープラン」という商品は本当に存在するのか?
両社の料金ページを見比べても、家族専用という名前の商品は見当たりませんでした。
両社の公式サイトを確認した結果は?
ExpressVPNの料金ページには「Basic」「Advanced」「Express Pro」の3プランのみが並んでいました。
NordVPNの料金ページにも「ベーシック」「コンプリート」「エリート」という3プランしか掲載されていませんでした。
どちらのプラン名にも「ファミリー」という言葉は使われていません。
- ExpressVPNの3プランはすべて同時接続台数だけが段階的に増える構成でした。
- NordVPNの3プランは同時接続台数が共通で、追加機能の有無だけが違っていました。
- 両社とも法人向けには「ExpressVPN for Teams」「NordLayer」という別ブランドを用意しています。
- 法人向けブランドはいずれも5ライセンス以上が前提で、家庭利用には向かない設計でした。
- 検索エンジンで探しても、公式が発信する「家族向け」の専用ページは見つかりませんでした。
てっきり家族向けの専用ページが用意されていると思い込んでいたので、この時点で予想が外れました。
調べ始める前は、名前のついた家族プランが必ずあると勝手に思い込んでいたのだと気づかされました。
同時接続台数で家族利用をカバーする仕組みとは?
家族向けの専用商品がない代わりに、同時接続台数の上限を人数分の枠として使う設計になっていました。
動画配信サービスの「家族プラン」は利用者ごとに別プロフィールや視聴制限を持てますが、VPNの同時接続台数はあくまで端末の上限であり、家族の誰がどの端末で接続したかを区別する仕組みはありません。子ども専用の制限やログを残したい場合、VPN側の機能だけでは実現できない点は事前に理解しておく必要があります。
ExpressVPNは契約プランに応じて10台・12台・14台まで同時接続できます。
NordVPNはどのプランを選んでも一律で10台まで同時接続が可能でした。
| サービス | プラン | 同時接続台数 | 目安となる家族人数 |
|---|---|---|---|
| ExpressVPN | Basic | 10台 | 4人程度まで。 |
| ExpressVPN | Express Pro | 14台 | 二世帯同居も可能 |
| NordVPN | 全プラン共通 | 10台 | 4人程度まで。 |
4人家族でスマホとパソコンを1台ずつ使う想定でも、下位プランで台数が足りなくなる場面は少なそうでした。
台数の枠さえ守れば、家族の人数や端末の種類は自由に組み合わせられる仕組みになっています。
祖父母世帯まで加わる二世帯同居のようなケースだと、上位プランを選ぶ意味が出てきます。
数字だけを見ると単純ですが、実際の生活シーンに当てはめて考えると納得感が増しました。
料金面で家族利用に向いているのはどちらなのか?
プランごとの料金と接続台数を並べて比べると、家族の人数や使い方に合わせた選び方が見えてきました。
ExpressVPNの3プランと同時接続台数の違いは?
ExpressVPNは上位プランほど接続台数と付加機能が増える階段状の設計になっていました。
一番上のExpress Proまで選ぶと、両親と子ども2人分の端末を余裕を持ってカバーできます。
料金プラン全体の比較ではさらに細かい違いをまとめています。
| プラン | 月額目安 | 更新後の年額目安 | 同時接続台数 |
|---|---|---|---|
| Basic | 2.99ドル | 99.95ドル | 10台 |
| Advanced | 4.49ドル | 119.95ドル | 12台 |
| Express Pro | 7.49ドル | 199.95ドル | 14台 |
Basicでも10台まで対応するため、家族4人程度なら下位プランで十分まかなえそうでした。
初回契約時の割引価格は魅力的ですが、更新後の年額表示もあわせて確認しておくと安心できます。
ExpressMailGuardのような付加サービスまで含めて考えると、Advanced以上の割高感は薄れる印象でした。
- 台数を優先するならExpress Proで14台まで確保できます。
- コストを抑えるならBasicでも10台という余裕があります。
- 途中でプラン変更したい場合は、サポートに相談すると差額で切り替えられることが多いです。
NordVPNの3プランと同時接続台数の違いは?
NordVPNは接続台数を固定し、セキュリティ機能の充実度でプランを分けている点が特徴的でした。
家族の人数がそのまま台数に直結しない分、比較的シンプルに選びやすいです。
上位プランほど機能は増えますが、台数だけを目的に上位プランを選ぶ必要はなさそうでした。
| プラン | 月額目安 | 更新後の年額目安 | 同時接続台数 |
|---|---|---|---|
| ベーシック | 540円 | 21,960円 | 10台 |
| コンプリート | 690円 | 34,680円 | 10台 |
| エリート | 990円 | 45,960円 | 10台 |
マルウェア対策やクラウドストレージまで欲しい家庭は、コンプリート以上を選ぶ価値がありそうでした。
逆にVPN機能だけで十分という家庭なら、ベーシックのままでも接続台数は変わりません。
- 台数はどのプランでも10台で共通しています。
- 迷惑電話・SMS対策まで欲しいならコンプリート以上を検討します。
- クラウドストレージを家族で共有したいならエリートまで検討する価値があります。
家族でアカウントを共有する際に注意すべき点は何か?
複数人で1つのアカウントを使う場合、同時接続の枠を超えないよう家族内で管理する意識が欠かせません。
利用規約上、家族との共有は認められているのか?
ExpressVPNは公式ページで家族の端末をまとめて保護する使い方を明確に案内しています。
NordVPNの規約でも、同居する家族間での共有そのものを禁じる記載は見当たりませんでした。
ただし見知らぬ他人との共有や商用目的での又貸しは、両社とも規約違反になる可能性があります。
- アカウント情報はむやみに他人へ教えないよう家族内で管理します。
- 同時接続の上限を超えると、後から接続した端末が切断される場合があります。
- 子どものアカウント利用時間帯を家族内でざっくり共有しておくとトラブルを防ぎやすいです。
- 規約は不定期に更新されるため、契約更新のタイミングで見直す習慣をつけておきます。
- 解約時にアカウントを一人だけ引き継ぐような細かい調整はできない点も覚えておきます。
- 不安が残る場合は問い合わせフォームで事前に確認しておくと確実です。
この線引きはサービスによって解釈の幅があるため、契約前に最新の規約を読んでおいた方が安心でした。
迷った場合はサポート窓口に問い合わせると、契約中のプランの上限を教えてもらえます。
チャットサポートに問い合わせても、共有自体を止められませんでした。
実際に共有してみて感じた同時接続の壁とは?
自宅で家族4人分の端末を同時に接続してみたところ、想定より早く台数上限に近づきました。
スマホ・パソコン・タブレットに加えてルーター接続まで数えると、あっという間に枠を使い切ってしまった経験があります。
父のノートパソコンを切断し忘れていたせいで、こちらのタブレットだけ繋がらなくなった失敗もありました。
- 使っていない端末はこまめに切断する習慣が接続トラブルを防ぎます。
- ルーターに導入する場合は台数カウントが変わる場合があるため事前確認が必要です。
- 家族の生活リズムに合わせて、深夜帯だけ台数に余裕が出るケースもあります。
- 接続中の端末一覧はアプリの管理画面からいつでも確認できます。
- 年末年始など家族全員が集まる時期は、特に台数超過に注意したいです。
- 来客用に一時的な接続枠を空けておくと予定外の利用にも対応しやすいです。
もう一度接続し直すだけで解決したものの、原因を探すまでに少し手間取ってしまいました。
この一件以来、月に一度は家族で接続中の端末一覧を見直すようにしています。
アプリの管理画面から接続端末を確認できるので、慣れれば数十秒で済む作業でした。
子どもがいる家庭ではどちらが使いやすいのか?
見守り機能やゲーム機対応の違いをあらかじめ見ておくと、子どものいる家庭では選び方が変わってきます。

保護者向け機能や見守り機能に違いはあるのか?
ExpressVPNは広告や不審なサイトをまとめてブロックする機能を上位プランほど強化しています。
NordVPNは次世代型のウイルス対策とフィッシング詐欺対策を組み合わせた保護を提供しています。
どちらも年齢別に制限をかける専用機能までは持っておらず、この点は同じ弱点だと感じました。




- ExpressVPNは広告・トラッカー・迷惑サイトのブロックを上位プランで強化
- NordVPNはマルウェア対策とダークウェブ監視をコンプリート以上で追加
- どちらも見守り専用の年齢制限機能そのものは搭載していません。
- ダークウェブ監視機能は、家族のメールアドレスが漏えいしていないか確認するのに役立ちます。
- パスワードマネージャーを家族で使い分けると、共有アカウントの管理が楽になります。
年齢制限をかけたい場合は、端末側やブラウザ側の機能と組み合わせて使う必要がありそうでした。
この点は今後のアップデートで改善されるかもしれないと感じています。
スマホ・タブレット・ゲーム機への対応はどう違うのか?
家庭にはゲーム機やスマートTVなど、パソコン以外の端末も多く存在します。
スマートTV・ゲーム機への対応については別のコンテンツで実機検証した内容が参考になります。
ゲーム機本体に直接アプリを入れられない分、ルーター経由での接続設定を家族内で共有しておくと安心でした。
- スマホ・タブレットは両社ともネイティブアプリで簡単に接続できます。
- ゲーム機はルーター設定やMediaStreamerのような代替手段が必要になります。
- 家族の誰か1人が設定担当になっておくと、トラブル時の対応がスムーズになります。
- スマートTVは対応モデルが限られるため、事前に公式サイトの対応機種一覧を確認しておきます。
- MediaStreamerは暗号化されない代わりに、ゲーム機でも接続を安定させやすいです。
- タブレットは持ち運びやすく、子ども部屋やリビングなど場所を選ばず使えて便利でした。
設定を後回しにしていたら、休日に子どもを待たせてしまったこともありました。
週末に慌てて設定するより、契約日にまとめて済ませておく方が楽でした。
次に契約するときは、初日に家族分の端末をまとめて設定しようと決めています。
まとめ:「ExpressVPNとNordVPNに家族向けファミリープランはあるのか徹底比較」
両社に、名称としての「ファミリープラン」はありませんでした。
その代わり、同時接続台数の枠を家族の人数分として活用する仕組みが用意されています。
台数を多く確保したいならExpressVPNの上位プラン、シンプルさを重視するならNordVPNが向いています。
| 重視したい点 | 向いているサービス |
|---|---|
| 台数の多さ。 | ExpressVPN(Express Pro) |
| 料金のシンプルさ。 | NordVPN(全プラン10台) |
| 付加機能の充実 | NordVPN(コンプリート以上) |
| 二世帯同居など大人数 | ExpressVPN(上位プラン) |
| 初めての家族利用 | 両社ともBasicで様子見が可能 |
どちらを選ぶにしても、同時接続の上限を家族で共有しておくことがトラブル回避の近道になります。
名前だけの「ファミリープラン」を探すより、実際の同時接続台数と料金を見比べる方が失敗しにくいです。
迷ったときはファミリープランの一覧をここで確認から詳細を見てみてください。
※本ページに掲載している口コミ・体験談は、特定の個人を特定できないよう配慮しており、ウェブサイトおよびSNS上の公開情報をもとに編集しています。個人の体験に基づく情報であり、すべての方に同じ効果や変化が生じることを保証するものではありません。料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。









