VPNの比較というと速度や料金に目が行きがちですが、アカウントを乗っ取られたら元も子もありません。
今回はExpressVPNとGlocal VPNのログイン画面を実際に開き、二段階認証の有無や設定のしやすさを確かめてみました。
通信の暗号化がどれだけ強くても、ログイン口が甘ければ意味が薄れてしまいます。
そもそもExpressVPNとGlocal VPNのログイン方式はどう違うのか?
ExpressVPNのアカウント認証方式
ExpressVPNの公式サイトにある「My Account」はメールアドレスとパスワードでサインインする仕組みです。
サインイン時には登録済みのメールアドレスに確認コードが届く場合があります。
| 手段 | 用途 |
|---|---|
| パスワード | 基本のサインイン |
| 確認コード | 追加の本人確認 |
単純なパスワード入力だけでログインが完了するとは限らない設計です。
ここまでが基本のログイン手順で、この先にアクティベーションコードという別の入り口があります。
アクティベーションコードはアプリ専用の認証情報で、通常のメール・パスワードのログインとは別枠の仕組みです。
いわば玄関の鍵に加えて、部屋ごとの合鍵を別に用意しているような二段構えの仕組みです。
比較としてExpressVPNとGlocal VPNのマイページログイン手順を先に確認するも参考になります。
複数のログイン手段が用意されている分、利用シーンに合わせて選べる自由度は高めです。
Glocal VPNのマイページログイン方式
Glocal VPNの会員ページであるマイページは、契約時に発行されたIDとパスワードでログインする方式です。
ここで接続用アカウントの一覧が確認でき、アプリに入力する認証情報も同じページから調べられます。
マイページ閲覧用パスワードは最低8文字以上という条件があります。
| 種別 | 変更場所 |
|---|---|
| 閲覧用 | 設定画面 |
| 接続用 | アプリ側で管理 |
ログイン通知の仕組みは見当たらず、不正アクセスへの気づきにくさが気になりました。
上限文字数の指定は案内内で明確に示されていません。
深夜、出張先のホテルでマイページのパスワードだけを新しくして、満足げにノートパソコンを閉じたことがあります。
翌朝アプリを開くと画面には赤い「接続エラー」の文字が並び、Wi-Fiのアイコンをいくら見つめても状況は変わりませんでした。
チェックアウトの時間が迫る中、指先が冷たくなるような焦りを感じながらアプリの再ログイン画面を開いたのを覚えています。
そこで初めて、マイページのパスワードとVPN接続用パスワードが別管理だったと気づいたという話があります。
二段階認証は実際どこまで設定できるのか?
ログイン方式が分かったところで、次は二段階認証そのものの設定を試しました。
ExpressVPNで2段階認証を有効化してみた
My Accountのセキュリティ設定を開くと、二段階認証を有効にする項目が用意されています。
有効化するとサインイン時に、確認コードの入力が追加で求められる仕組みです。
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| 有効化の場所 | アカウントのセキュリティ設定 |
| 確認コードの届け先 | 登録メールアドレス |
| 所要時間 | 数分程度 |
設定自体は数分で終わり、思っていたよりも手間はかかりませんでした。
スマートフォンを紛失した場合に備えたバックアップ用の手段も合わせて案内されます。



ところが後日カフェの片隅で急ぎログインしようとしたとき、確認コードのメールがどれだけ待っても届かない事態に見舞われました。


スマートフォンの受信箱を何度も引っ張って更新し、画面の光だけがやけに眩しく感じられた数分間でした。
迷惑メールフォルダをのぞいてようやくコードを見つけたときは、肩の力がどっと抜けたという話があります。
Glocal VPNのマイページに2段階認証はあるのか
同じ手順でGlocal VPNのマイページを確認したところ、二段階認証を設定する項目は見当たりませんでした。
公式のサポートページを調べても、ID・パスワードによるログインのみが案内されている状況です。
公式サイトの一部ページはアクセス制限がかかっており、第三者情報も含めて確認した上での結果です。
二段階認証がない分、パスワードそのものの強度がより重要になってきます。
本人確認の手段が乏しい分、パスワードの使い回しには一段と気を配る必要があります。
契約時の初期パスワードをそのまま使い続けているケースも見受けられます。
パスワード管理とログイントラブル対応に差はあるのか?
二段階認証の有無に加えて、日々のパスワード管理のしやすさも比べました。
パスワードの強度とパスワードマネージャー活用
ExpressVPNには純正のパスワードマネージャー機能があり、他サービスの確認コードも管理できます。
この機能を使うと、他サービスの二段階認証コードもまとめて呼び出せて便利です。
Glocal VPNには専用のパスワードマネージャーは用意されていません。
覚えやすさだけを優先して単純なパスワードを使い回すと、思わぬところで不正ログインの入り口になります。
運営会社の体制も無視できない要素で、ExpressVPNは英領ヴァージン諸島の企業が運営しています。
Glocal VPNは国内企業のグローカルネットが運営しており、問い合わせも日本語で完結します。
| 項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 純正マネージャー | あり | なし |
他社製のパスワード管理アプリと組み合わせて運用するのも現実的な選択肢のひとつです。
特にスマートフォンとパソコンを併用している人ほど、一元管理の恩恵は大きくなります。
パスワードを忘れたときの復旧手順
ExpressVPNはサインイン画面のリンクから、登録メールアドレス宛にリセット手続きを進められます。
数分待てばメールが届き、そこからパスワードを再設定できます。
一方でGlocal VPNのマイページパスワードを忘れた場合は、問い合わせフォームから運営への連絡が必要です。
| 復旧手段 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 方法 | 自動リセット | 問い合わせ対応 |
| 所要時間 | 数分程度 | 返信待ち |
返信を待つ間はログインできない点に注意が必要です。
復旧までの体感時間には、思った以上に差が出る印象でした。
復旧手段の違いは、いざというときに地味に効いてくるポイントです。
旅行中や出張中にログインできなくなると、予定への影響はさらに大きくなってしまいます。






実際の口コミを見ても、両社ともサポート対応そのものへの不満は少ない印象です。
普段からどちらの復旧手順になるかを知っておくだけでも、いざというときの慌てぶりは変わってきます。
不正ログインのリスクにどう備えればいいのか?
ここからは実際にどんなリスクがあり、どう備えればよいのかを整理します。
アカウント乗っ取りの主な原因
不正ログインの多くは、他サービスから流出したパスワードの使い回しがきっかけになっています。
二段階認証を設定していないアカウントは、パスワードさえ突破されれば簡単に入られてしまいます。
以前、別サービスで使っていたパスワードをVPNのアカウントにも使い回していたことがあります。
ある夜ふとログイン履歴を開くと、見覚えのない海外の都市名がアクセス記録にずらりと並んでいました。
画面を二度見してから背筋が冷たくなり、震える指でパスワード変更画面を開いたのを今でも覚えています。
あのときの焦りは今でもはっきり思い出せる出来事です。
普段どれだけ気をつけていても、ふとした油断の瞬間に隙が生まれるのだと痛感させられました。
幸い被害は広がらず、急いで手を打ったおかげで事なきを得たという話があります。
追加の防御策としてできること
ExpressVPNのように二段階認証が使えるサービスでは、まず有効化しておくのが基本の対策です。
Glocal VPNのように二段階認証がない場合は、パスワードの強度と使い回しをしない意識がより重要になります。
二段階認証はあくまで入り口の話で、パスワード管理も並行して見直す必要があります。
この両方をセットで意識することで、初めて防御としての効果がしっかり安定します。
接続先のネットワークにも気を配ることで、認証情報そのものが盗み見られるリスクを減らせます。
公共Wi-Fiでの作業中こそ、こうしたVPNの本来の役割が生きてくる場面だといえます。
あわせてExpressVPNとGlocal VPNのノーログ監査状況を先に確認するも、運営側の信頼性を見る参考になります。
まとめ:ログインセキュリティで選ぶならどっち?
ただしGlocal VPNにも、シンプルさという明確な強みがあります。
ExpressVPNが向いている人
複数のサービスをまとめて安全に管理したい人にはExpressVPNの仕組みが合っています。
- 二段階認証を使ってアカウントを厳重に守りたい人。
- パスワードマネージャーも併用したい人。
この2つに当てはまるならExpressVPNが有力な選択肢です。
出典・参照元
セキュリティ重視なら主要VPNの料金プラン比較表を確認しておくと安心です。
特に複数サービスを掛け持ちする人ほど、この仕組みの恩恵を感じやすいはずです。
セキュリティ設定に多少の手間をかけてでも、安心を優先したい人に向いています。
海外出張や複数端末での利用が多い人ほど、この差は効いてきます。
Glocal VPNが向いている人
シンプルなログイン画面で、日本語サポートに頼りながら運用したい人にはGlocal VPNが向いています。
- 複雑な設定より分かりやすさを優先したい人。
- 困ったときに日本語で問い合わせたい人。
操作に迷う場面が少なく、初めてVPNを使う人でも扱いやすい設計です。
難しい設定より、まず気軽に使い始めたい人に向いています。
国内サポートの安心感を重視する人にも合っている選択肢です。
どちらが正解というより、重視したい優先順位によって選び方が変わってくるテーマです。
長い比較にお付き合いいただき感謝します。
セキュリティ面の不安が消えて、心穏やかにインターネットを楽しんでいただけたら幸いです。
本記事の情報は執筆時点の公式サイト・サポートページに基づきます。仕様は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
ログインセキュリティへの不安が解消し、安心して日々の通信を任せられますように。










