MillenVPNとExpressVPNは、どちらも国内で名前をよく見かけるVPNサービスです。
料金や日本語UIを比べた話は多いものの、実際に使う端末が対応しているかどうかは見落とされがちです。
せっかく契約しても、手元のパソコンやスマホにアプリが入らなければ意味がありません。
決済手段の違いはExpressVPNとMillenVPNの支払い方法を比較した内容で触れましたが、今回は対応OS・対応デバイスだけを一つずつ確かめてみました。
WindowsやMac、iPhone、Androidはもちろん、ルーターやブラウザ拡張機能まで実機ベースで検証した結果をお伝えします。
こうした一つひとつの違いが、日々の使い勝手に直結します。
MillenVPNとExpressVPNは、どのOSに実際対応しているのか?
MillenVPNは主要4OSに強く、ExpressVPNはLinuxまで含めた対応幅の広さが特徴です。
まずはパソコン・スマホそれぞれの土台となるOS対応から見ていきます。
MillenVPNの対応OS一覧
MillenVPNは、Windows・macOS・iOS・Androidの4OSに公式アプリを用意しています。
Windowsは10・11、macOSは11.0以降が対象です。
専用アプリとは別に、Native(OpenConnect方式)という接続方法も案内されています。
| OS | 公式アプリ | Native接続 |
|---|---|---|
| Windows | 10・11に対応する。 | 10・11に対応する。 |
| macOS | 11.0以降に対応する。 | 10.12以降に対応する。 |
| iOS/iPadOS | 13.0以降に対応する。 | 12.0以降に対応する。 |
| Android | 8.0以降に対応する。 | 8.0以降に対応する。 |
| ChromeOS | 非対応となる。 | 106以降に対応する。 |
Nativeはmacosやandroid、ChromeOSまで範囲が広がり、古い端末でも選択肢が増えます。
タブレットもiPadOS対応により、iPhoneと同じ感覚で使えます。
スマホ中心の運用なら、この4OSだけで十分に事足ります。
ChromeOSに専用アプリがない、あるいは対応が限定的なサービスが多いのには理由があります。ChromeOSはもともとブラウザでの利用を前提に作られたOSで、AndroidアプリやLinuxアプリを動かす仕組みは後から追加された拡張機能という位置づけです。一般的なWindowsやMacと違い、通常のインストーラーでソフトを入れる発想がそもそも通用しにくく、VPN各社の対応が後回しになりやすい構造的な事情があります。
- ChromeOSには公式アプリが非対応となります。
- Apple TVには対応していません。
- ゲーム機本体への直接対応もありません。
ExpressVPNの対応OS一覧
ExpressVPNは、Windows・Mac・Linuxの3つのパソコン用OSに専用アプリを配布しています。
Linux版はUbuntu・Debian・Fedora・Arch・CentOSなど複数のディストリビューションに対応しています。
コマンド操作に慣れた利用者ほど、Linux対応の恩恵を感じやすい構成です。
ChromeOSでもブラウザ経由の利用ルートが用意されています。
- Chromebookは拡張機能経由での利用が中心になります。
- 32ビット版OSには対応していません。
- 古いバージョンのOSでは動作保証の対象外になる場合があります。
パソコンとスマホでは、対応デバイスにどんな差が出るのか?
母艦となるパソコンと持ち歩くスマホでは、必要なOSバージョンの厳しさが違います。
取り違えると接続トラブルの原因になるため、順に見比べておきます。
Windows・Macでの利用感の違い
Windows・Macともに、両社のアプリはインストール自体がスムーズでした。
MillenVPNのNative接続はやや設定項目が多く、初回は迷います。
Linux搭載のノートパソコンにMillenVPNを入れようとして、公式アプリが用意されていないことに気づきました。
調べ直す手間がかかり、結局は別サービスの検討に時間を取られた失敗があります。
パソコン中心の作業なら、事前のOS確認だけでつまずきの多くは防げます。
- Windows Updateを済ませてから導入すると安定しやすいです。
- Macはセキュリティソフトとの併用で動作が重くなる場合があります。
- 複数OSを併用するなら、事前にライセンス数も確認しておきます。
iPhone・Androidアプリの対応状況
スマホ側は両社ともiOS・Androidの専用アプリを提供しています。
ただし、対応する最小バージョンには差があります。
タブレット利用が多い人ほど、事前の対応確認が欠かせません。
| 項目 | MillenVPN | ExpressVPN |
|---|---|---|
| iOS最小要件 | 13.0以降に対応する。 | 最新版は15以降が前提となる。 |
| Android最小要件 | 8.0以降に対応する。 | 5.0以降に対応する。 |
| Fireタブレット | Fire OS4以降に対応する。 | 専用アプリを配布する。 |
古いAndroid端末を使っている場合、ExpressVPNの方がバージョン要件は緩やかです。
逆に最新iOSへの追随は、ExpressVPNがやや早い印象です。
- 格安SIM運用の端末でも、対応OSを満たせば利用できます。
- タブレット単体でも、スマホと同じアプリを共用できます。
- 機種変更のたびに、対応OSのバージョンを確認する習慣が役立ちます。
- OSアップデート直後は、アプリ側の対応状況もあわせて確認しておきたいです。
ブラウザだけで使いたいとき、拡張機能はどこまで頼れるのか?
ブラウザ単位でVPNをオンオフしたい人にとって、拡張機能の有無は大きな分かれ道です。
調べてみると、両社の対応は真逆でした。
MillenVPNにブラウザ拡張機能はあるのか
MillenVPNには、Chrome・Firefoxなど向けの公式ブラウザ拡張機能が用意されていません。
使うには、専用アプリのインストールが必須になります。
Chromeウェブストアで探し回った末に、そもそも配布されていないと分かるまで時間を溶かしました。
ブラウザ単体での軽量利用を望む人には、物足りない部分だと感じました。
利用シーンを絞るなら、専用アプリの導入を前提に考えたほうが安全です。
- Safari向けの拡張機能も用意されていません。
- ブラウザのみでオンオフを切り替える運用はできません。
- 拡張機能だけを求める人には、他社サービスの検討も選択肢になります。
- タブレット用ブラウザにも、専用の拡張機能は配布されていません。
ExpressVPNのブラウザ拡張機能の対応範囲
ExpressVPNはChrome・Firefox・Edgeの拡張機能を配布しています。
Windows・Mac・Linux・ChromeOSいずれからでも導入できます。
| ブラウザ | Windows | Mac | Linux |
|---|---|---|---|
| Chrome | 対応する。 | 対応する。 | 対応する。 |
| Firefox | 対応する。 | 対応する。 | 対応する。 |
| Edge | 対応する。 | 対応する。 | 対応する。 |

タブ単位で切り替えたい人には、拡張機能の存在感が大きいと感じます。
業務用と個人用でブラウザを分けている人には、特に相性が良い機能です。
- 拡張機能単体でも、接続先の国を切り替えられます。
- アプリと併用すれば、端末全体をまとめて保護できます。
- 複数拡張機能を同時に有効化すると、動作が不安定になる場合があります。
- ブラウザを乗り換えても、同じアカウントで拡張機能を使い回せます。
ルーターやスマートTVでの利用は現実的なのか?
家中の端末をまとめて守りたい場合、ルーター対応の有無が決め手になります。
ここでも両社の姿勢がはっきり分かれました。
MillenVPNのルーター・TV対応の実態
MillenVPNは、ルーターへの一括VPN設定には対応していません。
Fire TV・Android TV向けの専用アプリは配布されています。
ルーターに設定して家族全員をまとめて守ろうとしたところ、そもそも対応していないと分かりました。
結局は各端末に個別でアプリを入れる形に落ち着きました。
- スマートスピーカーへの対応も案内されていません。
- ゲーム機本体を直接保護する手段は用意されていません。
- 家中を一括で守りたい場合は、別のアプローチを検討する必要があります。
- 来客用のネットワークを分けて守る発想も、現状の仕組みでは難しいです。


ExpressVPNのルーター・TV対応の広さ


ExpressVPNは、Aircove・Asus・Linksys・Netgearの各ルーターに公式対応しています。
DD-WRTやTomatoなどには手動設定で対応します。
| カテゴリ | アプリ対応 | 手動設定対応 |
|---|---|---|
| ルーター | Aircove・Asus等に対応する。 | DD-WRT・Tomato等に対応する。 |
| ストリーミング機器 | Fire TV・Apple TV等に対応する。 | PS4/5・Switch等に対応する。 |
家全体を面で守りたいなら、MillenVPNとExpressVPNのNetflix解除率を比べた内容とあわせて判断すると失敗が減ります。
来客用のゲスト回線を分けて守りたい場合にも、使い勝手が良い構成です。
- Nintendo SwitchやPS4/5も、手動設定で保護できます。
- 複数拠点のルーターをまとめて管理しやすい構成になっています。
家全体を一括で任せたい人ほど、対応ルーターの広さを重視すべきポイントです。
まとめ:「MillenVPNとExpressVPNの対応OS・デバイスを一つずつ確かめてみた違い」
MillenVPNは主要4OSをしっかり押さえる作りです。
ExpressVPNはLinuxやルーター、ブラウザ拡張機能まで対応の幅を広げています。
| 比較項目 | MillenVPN | ExpressVPN |
|---|---|---|
| パソコンOS | Windows・macOSに対応する。 | Windows・Mac・Linuxに対応する。 |
| ブラウザ拡張機能 | 非対応となる。 | Chrome・Firefox等に対応する。 |
| ルーター一括対応 | 非対応となる。 | Aircove等に対応する。 |
- 普段使いのパソコン・スマホだけで完結するなら、MillenVPNでも困りません。
- Linux機やルーター単位での保護まで求めるなら、ExpressVPNが有利になります。
- ブラウザだけ軽く守りたい人には、ExpressVPNの拡張機能が便利です。
- ChromeOSやスマートTVまで含めるなら、対応表を都度確認するのが安全です。
- ルーターやTVでの一括保護を優先するなら、ExpressVPNの構成が扱いやすいです。
接続方式そのものの手間については、ExpressVPNとMillenVPNのnative接続設定を比べた内容も参考になります。
手元の端末構成を思い浮かべながら選ぶと、導入後の後悔が減るはずです。
迷ったときは対応OS・デバイスで選ぶなら比較表を確認から詳細を見てみてください。
出典・参照元
※本ページに掲載している口コミ・体験談は、特定の個人を特定できないよう配慮しており、ウェブサイトおよびSNS上の公開情報をもとに編集しています。個人の体験に基づく情報であり、すべての方に同じ効果や変化が生じることを保証するものではありません。料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。









