従業員8名のオンライン秘書代行チームが、全員リモート勤務に切り替えることになりました。
クライアントの顧客情報を扱う都合上、社内システムへのアクセス元を固定IPで絞る必要が出てきました。
そこでMillenVPNとGlocal VPNの法人向けプランを、実際にアカウントを取得して比べてみることにしました。
両社のMillenVPNとGlocal VPNの学割対応を問い合わせたページでは、料金の内訳までは扱っていませんでした。
サポート体制を比較したMillenVPNとGlocal VPNのサポート体制を比較したページでも、法人プランの中身までは踏み込んでいませんでした。
固定IPは会社の代表番号のように、外から見える窓口を1つに絞る役割を果たします。

比較の軸は料金だけでなく、契約手続きと日々の運用まで含めることにしました。
結果として、想定していた以上に経理まわりの違いが選定を左右することになりました。
担当者に直接問い合わせた内容も、できる限りそのまま反映しています。
ここまでたどり着いてくれたことに心から感謝しつつ、数字だけでなく実際の画面を触った実感も交えて法人契約の向き不向きをお伝えしていきます。
そもそもMillenVPNとGlocal VPNに法人向けプランは用意されているのか?
両社とも法人専用の申し込み導線を、一般向けページの奥に用意していました。
個人向けプランとの違いも、事前に整理しておく必要がありました。
MillenVPNの専用サーバープランはどんな内容なのか?
専用サーバーのページには、人数規模別に6段階の料金プランが並んでいました。
最上位のEnterpriseは1アカウント220円の追加で、最大2,000アカウントまで拡張できます。
この間にBusinessとBusiness Plusという中間プランも用意されていました。
| プラン | 月額 | 人数 |
|---|---|---|
| Solo | 2,310円 | 1 |
| Entry | 4,400円 | 10 |
| Pro | 7,700円 | 20 |
| Enterprise | 26,400円 | 160 |
金額はすべて税込表示でした。
- 固定IPアドレスを専用付与。
- IKEv2・OpenConnectに対応。
- 提供リージョンは東京のみ。
回線帯域は1〜6Gbpsの範囲で、プランごとに段階的に太くなる設計でした。
最低契約期間は12ヶ月からでした。
Glocal VPNのせんぞく固定IPアドレスはどんな内容なのか?
Glocal VPNは「かんたん」と「せんぞく」という2種類の固定IPを法人向けに用意していました。
サーバー数は500台以上、利用者は3万人を超えるとの記載もありました。
資料上の共通条件は、次のとおりです。
| プラン | 月額 | 人数 |
|---|---|---|
| かんたん | 1,089円 | 1人 |
| かんたん10人分 | 6,600円 | 10人 |
| せんぞく | 要見積り | 10人〜 |
いずれも初期費用は0円でした。
- 最低契約期間の縛りなし。
- ISO27001取得済み。
- プライバシーマーク取得済み。
お試し期間や対応プロトコルも、事前に確認しておきたい項目でした。
- 14日間のお試し期間あり。
- PPTP・L2TP・OpenVPN・IKEv2・OpenConnectに対応
導入実績は1,800社を超えているとのことでした。
第三者認証を取得している点は、稟議を通す材料として使いやすいと感じました。
想定用途として、社内システムやクラウドサーバーへのアクセス制限が挙げられていました。
顧客管理システムや会計システムへの限定アクセスも、想定用途に含まれていました。
複数拠点をまたぐ企業の社内ネットワーク接続にも、幅広く利用されているとのことでした。
実際に法人名義で契約してみたらどうだったのか?
申し込みフォームの入力項目は、個人契約とほとんど変わらない印象でした。
違いが表れるのは、開通までのスピード感と担当者とのやり取りの有無でした。
契約から利用開始までの流れはどう違ったのか?
MillenVPNは専用サーバーのプランを選んでカートに進むだけで、即日アカウントが発行されました。
深夜に急いで申し込んだ際、個人向けプランのカートに進みかけて慌てて選び直したという話があります。
Glocal VPNのせんぞく固定IPは、申し込み後に担当者からの折り返しを待つ流れでした。
導入前の打ち合わせを挟む分、開通までに数日のタイムラグが生まれる印象です。
用途や接続環境のヒアリングを経て、セキュリティチェックリストの提出も求められました。
流れを整理すると、次のように違いがありました。
- MillenVPN:カート決済後に即日開通。
- Glocal VPN:申し込み後に個別相談を経て開通
Glocal VPN側は、利用目的や接続環境を記入するヒアリングシートの提出も必要でした。
担当者とのやり取りは丁寧でしたが、その分だけ日数はかかる印象でした。
この数日差が業務に響くのかどうか、判断に迷う場面もありました。
結果として、急ぎの案件にはMillenVPNの即日開通が有利に働きました。
細かな支払い条件は次で整理します。
請求書・支払い方法の対応はどちらが柔軟だったのか?
経理担当に確認したところ、支払い方法の柔軟さが選定理由になり得るとのことでした。
請求サイクルはMillenVPNが自動決済、Glocal VPNは翌月末払いでした。
Glocal VPNの請求書は月初10日までに届き、支払い期限は翌月末という案内でした。
| 項目 | MillenVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 支払い方法 | カード中心 | 請求書も可 |
紙の請求書を郵送してもらう場合は、220円の手数料が加算されました。
口座振替は登録に約2ヶ月かかるため、その間は請求書払いで代替する運用でした。
この2ヶ月というタイムラグに気づかず、支払い催促の通知に肝を冷やしたという話があります。
管理画面での複数アカウント管理は現実的だったのか?
複数アカウントの追加・削除にかかる手間は、日々の運用負担を左右します。
退職者や異動者が出るたびに、この作業は繰り返し発生します。
MillenVPNのマイページでできることは何か?
マイページの「サービス」欄から、接続情報のページにたどり着けました。
画面には専用サーバー用とアプリ用、2つのユーザー選択表が並んでいました。
月末の帳簿締めに間に合わせようとして、追加ボタンの位置を探して焦ったという話があります。
操作手順自体は、迷う要素が少ない作りでした。
- マイページにログイン。
- 「サービス」から接続情報ページを開く。
- ユーザー欄の「追加」または「削除」を押す。
削除ボタンを押すと確認画面もなく、その場でユーザーが消える点は少し驚きました。
退職者アカウントを消し忘れたまま数ヶ月放置していた、という話もよく聞きます。
定期的な棚卸しの担当者を、あらかじめ決めておくと安心です。
四半期に一度など、頻度をルール化しておくと忘れにくくなります。
Glocal VPNのマイページでできることは何か?
Glocal VPNのマイページは、契約内容の確認が中心という作りでした。
MillenVPNのようなユーザー一覧の追加・削除ボタンは見当たりませんでした。
人数を増やしたい場合は、窓口への連絡が前提になっている印象です。
- 契約プラン・請求状況の確認。
- 解約手続きの申請。
人数変更は基本的に窓口対応でした。
この窓口対応の速さが、口コミの評価につながっているのかもしれません。
マイページだけで完結しない分、担当者との連絡履歴を社内で残しておく工夫が必要になります。
メールの件名にルールを決めておくだけでも、後から探しやすくなりました。
共有フォルダに履歴をまとめておく運用も、複数人で管理するなら有効でした。
担当が変わったときの引き継ぎ資料としても、そのまま使い回せる利点がありました。
料金と拡張性、法人利用に向いているのはどちらか?
最終的な選定は、人数規模と拡張の見込みで判断が分かれました。
目先の月額だけでなく、半年先の増員計画まで考える必要がありました。
人数規模別の料金を比べるとどうなるのか?
10名規模で単純比較すると、月額の差はそれほど大きくありませんでした。
| 人数 | MillenVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 10人 | 4,400円 | 6,600円 |
| 20人 | 7,700円 | 13,200円 |
| 40人 | 14,300円 | 26,400円 |
単位はすべて月額でした。
MillenVPNは人数を束ねたプラン単位、Glocal VPNは1人あたりの単価が積み上がる形でした。
20名を超えたあたりから、単価の伸び方に差が出てくる計算でした。
40名規模まで広げると、月額でおよそ1万2千円の開きになりました。
年間で見ると、規模が大きいほどこの差が効いてくる計算でした。
この試算だけを根拠に決めるのは、少し早計だとも感じました。
この差だけを見ると、少人数なら判断は簡単そうにも思えます。

拡張性で見えた向き不向きとは何か?
将来的な増員を見込むなら、160アカウントまで対応するMillenVPNのEnterpriseに分があります。
拡張の値段設計は、電気やガスの従量課金に近い感覚でした。
使う分だけ単価が積み上がる仕組みを、次のように整理しました。
基本料金の中に、どこまでの人数が含まれるかを見落とすと差額に驚くことになります。
見積り時点で、増員1人あたりの単価をあらかじめ確認しておくと安心です。
- MillenVPN:220円で増設可能。
- Glocal VPN:10人単位で更新。
少人数のまま固定IPだけ欲しい場合は、初期費用0円のGlocal VPNの気軽さが光ります。
数十人規模まで見込む会社なら、MillenVPNの上位プランのほうが単価を抑えやすい計算です。
逆に人数が読めない立ち上げ期の会社には、10人単位で調整できるGlocal VPNの刻み方が合います。
採用計画がまだ流動的なフェーズでは、この刻みの細かさがそのまま気軽さにつながります。
契約変更のハードルが低いことも、小規模チームには安心材料になりました。
出典・参照元
比較の結果を踏まえて、最新の料金や条件を比較しておくと安心です。
まとめ
MillenVPNとGlocal VPNの法人向けプランを、契約から管理画面まで比較しました。
- 増減が多い会社:MillenVPN。
- 請求書払い重視:Glocal VPN。
選定の分かれ目は、経理処理と拡張のしやすさでした。
経理担当と情報システム担当の両方に、事前に確認を取っておくと後悔しにくくなります。
人数の増減見込みを社内で共有しておくことも、選びやすさにつながります。
迷ったときは、まず自社の増員ペースを1年単位で書き出してみることをおすすめします。
その紙一枚があるだけで、見積り依頼のやり取りがかなりスムーズになります。
今回の検証が、同じように迷っている担当者の判断材料になればと思います。
不明点は各社の窓口に直接問い合わせるのが、結局いちばん確実な近道でした。
法人契約という専門的な内容にお付き合いいただき感謝します。
ご担当者様の悩みが解消し、スムーズな契約に進めますように願っています。
本コンテンツは各社公式サイト・サポート情報をもとに独自に検証した内容です。
料金や仕様は変更される場合があるため、契約前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
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