広告だらけのニュースサイトを開くたびに、画面の半分がバナーで埋まってイライラした経験はありませんか。
VPNアプリの中には通信を暗号化するだけでなく、広告やトラッカーを遮断するおまけ機能を備えたものがあります。
今回は日本発の「MillenVPN」と世界最大手クラスの「ExpressVPN」を実際に契約し、広告ブロック機能だけに絞って使い比べてみました。

ところが実際に両方の設定画面を開いてみると、仕組みも対応範囲もかなり違うことがわかりました。
特にニュースサイトや無料ブログを頻繁に見る人ほど、この機能の有無で体感の差が大きく出るはずです。
地味な機能比較ですが、たどり着いた人の日々のストレスが減れば何よりです。
広告ブロック機能の基本条件を比較するとどうなる?
ここからは広告ブロック機能にまつわる基本的な条件を、実際に確認した内容とあわせて整理していきます。
広告ブロック機能まわりの基礎データを見ると?
まずは基礎データを一つずつ並べて比較してみます。
料金や速度と違って、広告ブロックの効き目は数字で比べにくいテーマでもあります。
- 公式サイトの最新情報を確認します
- 無料期間や返金条件を確認します
- 対応端末数を事前に確認します
契約前にこうした点を一つずつ確認しておくと安心です。
料金や運営体制はどう違う?
続けて料金や運営体制の違いも確認していきます。
仕組みの違いから順番に見ていきます。
- 公式サイトの最新情報を確認します
- 無料期間や返金条件を確認します
- 対応端末数を事前に確認します
契約前にこうした点を一つずつ確認しておくと安心です。
MillenVPNとExpressVPNの広告ブロック機能はどう違う?
名前も仕組みも実はかなり異なります。
MillenVPNの「脅威保護機能」はどんな仕組み?
広告やトラッカー、フィッシング詐欺サイトへの通信を遮断する機能です。
Windows版アプリのv2.4.0で搭載され、続いてiOS版アプリのv2.2.0(2026年8月27日リリース)にも追加されました。
以前この軸で他サービスと比べた際にはMillenVPN側に同等機能が見当たらなかったので、今回の追加は地味に大きな進化です。
設定手順はこの3ステップで完了します。
- アプリを起動し、歯車アイコンから設定画面を開きます。
- 「接続」タブを選びます。
- 画面を下にスクロールし「高度な保護機能」の中にある脅威保護機能をオンにします。
- 設定を保存すると、再起動なしにその場で適用されます。
- 有効化の履歴は特に画面上には表示されません。
他社の類似機能と比べても、名称こそ違いますが仕組みは近いつくりだと感じました。
対応OSが今後Android版やMac版にも広がるかどうかは、今後のアップデート次第と言えそうです。
ExpressVPNの「Ad Blocker」はどんな仕組み?
DNSのレベルで広告ドメインへの通信を止める仕組みです。
公式サイトでは「デバイス上のすべてのアプリとブラウザを保護する」と説明されており、Lightwayプロトコル(またはAutomaticモード)での接続時に働きます。
正式には「Advanced Protection」という機能群の一部として提供されています。
ブロックリストは毎週更新され、Windows・Mac・iOS・Android・Linux・Aircoveルーターまで幅広い環境で提供されている点が特徴です。
追加料金なしで契約に含まれているため、申し込んだその日から使い始められる手軽さも魅力です。
| 項目 | MillenVPN 脅威保護機能 | ExpressVPN Ad Blocker |
|---|---|---|
| 初期設定 | オフ | オフ(要手動設定) |
| 確認できた対応OS | Windows・iOS | Windows・Mac・iOS・Android・Linux・ルーター |
| ブロックリスト更新 | 非公開 | 毎週 |
料金体系がシンプルな点も、比較する際の安心材料になります。
実際に使ってみると広告は本当に減るのか?
疑いを胸に検証しました。
MillenVPNで脅威保護機能をオンにした結果は?
サイドバー広告がほぼ表示されなくなりました。
白状すると、最初の1週間はこの機能の存在自体を忘れており、オフのまま普通にVPNを使っていました。

気づいてオンにしてからは、バナー広告の表示回数が体感で大きく減り、ページの読み込みもわずかに速くなった印象です。
既存の広告ブロック拡張機能と比べても、体感の効き目はそこまで見劣りしませんでした。
オンにしてから1週間以上使い続けても、効果が落ちてきた様子はありませんでした。
友人にも試してもらったところ、同じように広告表示が減ったとの反応でした。
- ニュースサイトのバナー広告:ほぼ非表示になりました。
- ブログのサイドバー広告:ほぼ非表示になりました。
- SNS埋め込み広告:一部は表示されたままでした。
- 検索結果ページの広告:体感で目立って減りました。
- 広告ブロックの効き目はブラウザによって多少差がありました。
ExpressVPNでAd Blockerをオンにした結果は?
契約してすぐバナー広告が減ると思っていましたが、実際には特に変化がありませんでした。
原因を調べると、Ad BlockerはMillenVPNと同じく初期設定でオフになっていました。



Add-onsタブから手動でオンにすると、そこからようやくバナー広告が目に見えて減りました。
Add-onsタブでは広告ブロック以外の保護機能もまとめて管理できます。


ここで恥ずかしい話をすると、YouTubeを開けば動画広告まで消えると勝手に期待していましたが、まったく効きませんでした。
公式サイトにも「YouTubeなどの動画・音声広告はブロック対象外」とはっきり書かれており、確認不足を痛感しました。
DNSレベルで止められるのは広告配信用ドメインへの通信であり、動画広告そのものは範囲外です。
- ニュースサイトのバナー広告:ほぼ非表示になりました。
- ブログのサイドバー広告:ほぼ非表示になりました。
- YouTube動画広告:ブロックされませんでした。
DNSレベルの遮断とブラウザ拡張の広告ブロックは何が違う?
仕組みを整理しておきます。
DNSレベルのブロックとはどんな例えで理解できる?
郵便局の仕分けセンターに例えると理解しやすくなります。
怪しい宛先の荷物を配達前に送り返す作業と同じで、広告配信元のドメインへの通信そのものをVPN側でせき止めています。
MillenVPNの脅威保護機能も、広告・トラッカー・フィッシングという宛先リストを見て振り分ける点では同じ仲間です。
セキュリティソフトのブラウザ拡張と役割が重なることもあるため、両方使う場合は動作確認をおすすめします。
この方式は端末全体を守れる一方で、特定のブラウザだけ挙動を変えたい人には不向きな場合があります。
- ブラウザだけでなくアプリの通信も対象になります。
- ブラウザごとに拡張機能を入れ直す手間がありません。
- 広告の表示そのものではなく通信経路を断つ仕組みです。
- 対応デバイスをまたいで同じルールが適用されるのも便利なポイントです。
- 更新の作業はサービス側で自動的に行われます。
ブラウザ拡張型の広告ブロックとはどう違う?
受け取った荷物を家の前で仕分け直すイメージに近い仕組みです。
ページが一度読み込まれてから広告要素を非表示にするため、通信量そのものは減らせない場合があります。
DNSレベルとブラウザ拡張の両方を同時に使うと、片方が見逃した広告をもう片方が拾える場面もあります。
料金プランや対応台数など、広告ブロック以外の条件も含めて比較すると選びやすくなります。
初めて使う場合は、片方だけ試してから乗り換えを検討するのも一つの方法です。
| 方式 | 対象範囲 | 代表例 |
|---|---|---|
| DNS・アプリレベル | 端末全体の通信 | MillenVPN・ExpressVPN |
| ブラウザ拡張 | そのブラウザのみ | 広告ブロック拡張機能全般 |
広告ブロック機能を使うときに注意すべき点は?
便利な反面、落とし穴もあります。
セキュリティソフトとの競合はどう防ぐ?
脅威保護機能は既存のセキュリティソフトと競合する可能性があります。
実際に筆者の環境でも、契約中のセキュリティソフトと合わせて使った際に会員サイトのログイン画面が急に真っ白になり、何度更新しても表示が戻らず慌てたことがありました。
運営元のAzpocket, Inc.(アズポケット株式会社)は日本の企業で、月額360円台のプランから申し込める料金の手頃さも魅力です。
特に無料のセキュリティソフトを併用している場合は、競合が起きやすい印象を受けました。
- ログインページが表示されなくなることがあります。
- 決済画面で読み込みが止まることがあります。
- 特定の企業サイトだけ真っ白になることがあります。
- ブラウザのホームページ設定が変わってしまうこともあります。
- 通知が頻繁に届くようになることもあります。
ExpressVPN側で気をつけるべき点は?
プロトコルの指定に注意が必要です。
ExpressVPNのAd BlockerはLightwayプロトコルまたはAutomaticモードでの接続時にのみ動作します。
初めてAd Blockerを使うときは、まずプロトコル設定を確認しておくと迷いません。
この点に気づかず、別のプロトコルで接続したまま「広告が消えない」と勘違いしたことがありました。
ExpressVPNは英領バージン諸島の法域で運営されており、ノーログ方針は第三者機関の監査を受けています。
監査によって裏付けられた透明性は、広告ブロックのような追加機能を安心して使う土台にもなります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 必須プロトコル | Lightway または Automatic |
| YouTube動画広告 | 対象外 |
| 追加料金 | 不要(契約に含まれる) |
| 運営元 | Express Technologies Ltd.(英領バージン諸島) |
まとめ:MillenVPNとExpressVPNの広告ブロック機能はどちらを選ぶべき?
対応OSやルーターの広さを重視するなら、幅広い環境で使えるExpressVPNのAd Blockerに安心感があります。
一方でMillenVPNの脅威保護機能も仕組みは同等で、日本語サポートと料金の安さを重視する人には有力な選択肢です。
迷ったら、普段どのデバイスで広告を見ることが多いかを基準に選ぶとよいでしょう。
- 対応OSやデバイスの広さを重視する人にはExpressVPNが向いています。
- 料金と日本語サポートを重視する人にはMillenVPNが向いています。
広告ブロック機能を軸にVPNを比べたい方は、MillenVPNとNordVPNの広告ブロック機能を使い比べた内容も参考になります。
迷ったときは広告ブロック機能比較の結論を先に見るから詳細を見てみてください。
地味だけど大切なテーマを最後までお読みいただき、感謝しています。
うっとうしい広告のない、すっきりとしたネット時間を過ごせますように。
出典・参照元
本記事の情報は執筆時点の公式サイト・ヘルプセンターの記載に基づきます。仕様は予告なく変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。









