自宅のスマホ、タブレット、ノートPCに加えて家族の端末までVPNでまとめて守りたいとき、最初に気になるのが同時接続台数です。
こんな細かなテーマにまで関心を持ってくださる方がいるのは心強い限りです。

MillenVPNとExpressVPNはどちらも人気の高いサービスですが、接続台数の考え方はまったく異なります。
今回は両社の公式情報を確認したうえで、実際に複数端末を同時にログインさせて挙動を検証しました。
MillenVPNとExpressVPNの対応OS・デバイスの比較もあわせてご確認いただくと、台数以外の違いも把握しやすくなります。
あのときMillenVPNだから助かったものの、もしExpressVPNだったら台数上限に引っかかっていたはずです。
結果を先にお伝えすると、想像していた以上に両社の差はくっきり分かれました。
MillenVPNの同時接続台数は無制限なのか?
結論から言うと、現在のMillenVPNには台数の上限が設けられておらず、家族利用でも扱いやすい仕様です。
無制限仕様に変わった経緯
MillenVPNは2024年11月の仕様変更より前は、1アカウントあたり10台までという制限がありました。
現在は公式サイトで「デバイス数無制限」と明記されており、台数を気にせず利用できる設計に変わっています。
- 2024年11月25日より前は同時接続10台までの制限がありました。
- 現在はデバイス数無制限に変更されています。
- ただし公正利用ポリシーの範囲内という条件が付きます。
- 不特定多数へのアカウント共有は制限の対象になり得ます。
台数の天井を気にせず使える点は、家族での利用を検討するうえで大きな安心材料になります。
撤廃された経緯についても、公式のお知らせページで時期がはっきり示されています。
10台までだった時代を知っている身としては、正直かなり思い切った方針転換だと感じました。
| 時期 | 同時接続台数の扱い。 |
|---|---|
| 2024年11月25日より前 | 1アカウントにつき10台まで。 |
| 2024年11月25日以降 | デバイス数無制限 |
この表を見ると、方針転換のタイミングがいかに明確だったかがよく分かります。
実際に6台つないで試した結果
筆者はスマホ2台、タブレット1台、ノートPC2台、古いスマホ1台の合計6台を同時にログインさせてみました。
結果として警告は一切表示されず、すべての端末で問題なく接続が続きました。

- スマホ2台を同時にログインさせても弾かれませんでした。
- タブレットとノートPCを追加しても挙動は変わりませんでした。
- ログインしたままの古い端末を残しても警告は出ませんでした。
- マイページの接続端末一覧にも6台すべてが問題なく表示されました。
本当に台数無制限という表現どおりなのか半信半疑でしたが、実機で確かめる限り誇張ではありませんでした。
ここまで気楽に使えると、逆に何か落とし穴があるのではと勘ぐりたくなる気持ちも正直ありました。
結局のところ落とし穴らしきものは見つからず、6台という構成自体が特別多いわけでもなかったのかもしれません。



ExpressVPNの同時接続台数はどこまで許容されるのか?
ExpressVPNは無制限ではなく、契約プランごとに同時接続できる台数が決まっています。
契約プランごとの上限
2026年9月時点の公式情報によると、1つの契約で最大14台まで同時接続が可能です。
この上限はプラン内容によって変わるため、申し込み前に契約詳細を確認しておくと安心です。
| サービス | 同時接続台数の目安 | 上限超過時の扱い。 |
|---|---|---|
| MillenVPN | 無制限(公正利用ポリシー内) | 接続数だけでは弾かれにくい。 |
| ExpressVPN | 最大14台(契約内容により変動) | 新規接続時に既存端末の切断を求められる。 |
数年前は5台までという印象が強かったため、14台まで広がったと知ったときは少し驚きました。
- プランのグレードによって同時接続台数が変わる仕組みになっています。
- 契約時のキャンペーン内容次第で台数条件が変わることもあります。
- 公式サイトの最新プラン一覧で台数条件を確認するのが確実です。
単身での利用であれば、どのプランを選んでも台数不足を感じる場面はまず訪れないはずです。
逆に二世帯同居のような大所帯では、契約前にプラン内容をよく確認しておく必要があります。
ルーター接続は1台とカウントされるのか
ここは家の合鍵に例えるとわかりやすくなります。
ルーターへのVPN設定は、家全体に1本の合鍵を配るようなイメージです。
その鍵を使えば家の中にいる全員が自由に出入りできますが、外からは1つの鍵としてしか見えません。
- ルーター単位でVPNを設定すると配下の端末は個別カウントされにくくなります。
- 対応ルーターの有無や設定方法はサービスによって差があります。
- ルーター接続とアプリ接続を併用すると管理が複雑になりやすくなります。
- 対応機種の情報は各サービスの公式サポートページで随時更新されます。
つまりルーター経由でつながる家庭内の複数端末は、接続1本分として扱われる場合が多いということです。
スマホやPCに加えてスマートスピーカーやゲーム機まで接続対応させると、意外と早く上限へ近づきます。
この仕組みを知らずに台数を数えていると、実際の余裕を過小評価してしまうかもしれません。
本当にこの理解で合っているのか不安になり、サポート窓口に問い合わせて確認したこともあります。
同時接続の上限に達すると実際どうなるのか?
台数そのものよりも、上限に達したときの挙動こそが日々の使い勝手を大きく左右します。
MillenVPNで上限に達した場合の挙動
MillenVPNはデバイス数無制限のため、日常的な使い方で上限に達する事態がほぼ発生しません。
- 新しい端末を追加しても台数超過の通知が出ません。
- 来客用や予備端末の一時接続も気にせず行えます。
- 家族の端末が増減しても契約プランを見直す必要がありません。
- 複数のOSを併用していても登録の手間はほぼ変わりません。
台数超過による接続拒否そのものを体験する機会がほぼ訪れないという点は、地味ながら大きな利点だと感じました。
強いて挙げるなら、公正利用ポリシーの詳細な数値基準が公開されていない点は少し気になりました。
それでも一般的な家庭利用の範囲であれば、実用上のデメリットはほとんど感じられませんでした。


ExpressVPNで上限に達した場合の挙動
ExpressVPNでは14台目に近づいたあたりで、新規端末接続時に既存端末の切断を促す通知が表示されました。
実際に古いノートPCをログアウトさせてから、新しいスマホを接続し直す必要がありました。
- 上限付近で新規端末を接続すると切断候補が一覧表示されます。
- 手動で1台を選んで切断すれば新しい端末を追加できます。
- 切断対象を誤ると必要な端末が一時的に使えなくなります。
急に外出先でつながらなくなって焦らないよう、家族の端末数を事前に把握しておくことをおすすめします。
ルーターと個別端末の接続を併用している場合は、切断候補の一覧を見ても分かりにくいことがあります。
実際に切断すべき端末を見誤り、必要なノートPCを一時的に使えなくした経験もありました。
台数管理さえ徹底すれば、通信品質そのものに不満を感じる場面はほとんどありませんでした。
ただし旅行や出張が多い家庭では、想定より早く上限へ到達する可能性がある点は覚えておきたいところです。
料金と信頼性まで含めて選ぶならどちらが向いているのか?
台数だけでなく料金や運営体制とのバランスで選ぶ視点も欠かせません。
料金プランの違い
MillenVPNは国内サービスのため円建て表示で分かりやすく、2年プランなら月額500円前後から利用できます。
ExpressVPNは2年契約なら月額換算で1,000円台に収まりますが、ドル建てのため為替の影響を受けます。
| 比較項目 | MillenVPN | ExpressVPN |
|---|---|---|
| 料金体系 | 円建て表示 | ドル建て(為替変動あり) |
| 2年プラン目安 | 月額500円前後〜 | 月額1,000円台〜 |
| 同時接続台数 | 無制限 | 最大14台 |
初回契約時の割引価格と更新後の通常価格が異なる点は、どちらのサービスにも共通しています。
- 初回割引が適用される期間は契約時にしっかり確認しておきたいポイントです。
- 更新タイミングで料金プランを見直すと無駄な出費を避けられます。
- キャンペーン内容は時期によって変動するため公式サイトでの確認が確実です。
台数の違いも踏まえると、単純な月額料金だけでコストパフォーマンスを判断するのは早計だと感じました。
運営拠点とノーログ監査の違い
ExpressVPNは英領バージン諸島に拠点を置き、ノーログ方針はPwCの監査を、アプリのセキュリティはCure53の監査を受けています。
MillenVPNは国内運営のため問い合わせのしやすさに強みがありますが、第三者監査の公表は確認できませんでした。



- ExpressVPNは第三者監査による裏付けがあります。
- MillenVPNは日本語サポートの手厚さが強みです。
- 拠点の違いはプライバシー志向の判断材料になります。
- 監査レポートの有無は契約前に確認しておきたい点です。
台数の融通と信頼性の高さ、どちらを優先するかで見え方は大きく変わってきます。
MillenVPNとExpressVPNのNetflix解除率の検証やサインイン方式の比較も、選ぶ際の参考になります。


まとめ:自宅の端末構成に合わせて選ぶのが近道
MillenVPNは台数を気にせず使いたい家庭向きで、ExpressVPNは性能と信頼性を重視する人向きです。
- 4台以上の端末を頻繁に切り替えるならMillenVPNの無制限仕様が安心材料になります。
- ルーター対応を活用すればExpressVPNでも実質的な台数不足は起きにくくなります。
- 台数だけでなく監査実績や運営拠点も含めて総合的に比較するのがおすすめです。
- 家族の人数やIoT機器の多さによって最適な選択は変わってきます。
- 迷ったら公式サイトの最新の同時接続台数条件を必ず確認してください。
当初は同時接続台数など誤差の範囲だろうと軽く考えていましたが、家族の端末を総動員して試すと無視できない差だと実感しました。
ルーター対応の可否や設定の手間まで含めて比較すると、見えてくる結論はさらにはっきりします。
- 今回のように実機で6台以上をつないで試すと、公式情報だけでは分からない使用感の差まで見えてきました。
- 次にVPNを選ぶ際は、料金や速度だけでなく同時接続台数の仕組みまで一度確認してみることをおすすめします。
同時接続台数の上限まで細かく確認してくださって、感謝しています。
家族みんなが不自由なく使える環境が整うことを願っています。
出典・参照元
本記事の情報は2026年9月時点の各社公式サイトの記載に基づきます。最新の条件は公式サイトでご確認ください。









