ブラウザの拡張機能一覧を開いたとき「サイトのデータの読み取りと変更」という表示にドキッとしたことはありませんか。
今回はMillenVPNとNordVPNの両方を実際に契約し、ブラウザ拡張機能の権限まわりだけに絞って確かめてみました。
結果からいうと、そもそも土俵に立てているサービスが片方しかないという、やや拍子抜けする展開になりました。権限まわりという専門的な話題を選んで読みにきてくれたこと自体、実はうれしいものです。

目次
そもそもブラウザ拡張機能の「権限」とは何を指すのか?
権限とは、拡張機能がブラウザ内でどこまでの操作を許されるかを示す一覧のことです。
なぜ「サイトのデータの読み取りと変更」と表示されるのか?
この一文だけを見ると、パスワードや閲覧履歴を丸ごと抜かれるような響きに感じます。
ただ実際には、広告やトラッカーをブロックしたり危険なサイトを検知したりするために必要な権限であることが多いです。
たとえるなら、マンションの管理人が全戸の合鍵を持っているようなものです。
合鍵そのものは物騒に見えますが、共用部の点検や緊急時対応のために欠かせない道具でもあります。
権限の強さと危険性はイコールではなく、提供元が信頼できるかどうかが判断の分かれ目になります。
逆に無名の開発者が同じ権限を求めてきた場合は、警戒したほうが安全です。
権限が何のために使われるのか、代表的な用途を整理すると次のようになります。
- 閲覧中のページに広告ブロックや文字装飾を反映させるための権限です。
- フィッシングサイトや詐欺サイトを検知してブロックするための権限です。
- ページ内のリンク先を書き換えて安全な通信に誘導するための権限です。
- フォーム入力を補助する目的で使われることもある権限です。
権限の内容を確認せずに追加するとどうなるのか?
以前、検索結果の上のほうに出てきた拡張機能をろくに確認せず追加したことがあります。
あとから公式ストアのレビュー欄を見ると、開発者不明で評価も1点台という代物でした。
幸い実害はなかったものの、確認を怠るとどんな問題が起こるのか身をもって知りました。
| 見落とし |
起こりやすい問題 |
| 提供元確認 |
なりすまし拡張 |
| 権限確認 |
不要なデータ収集 |
| 評価確認 |
広告の誤表示 |
それ以来、権限一覧の表示だけは飛ばさずに読むようにしています。
提供元を確認するときは、開発者名がVPNサービスの正式名称と一致しているかをストアの詳細ページで見ています。
レビュー件数が極端に少ない、もしくは高評価だけが不自然に並んでいる場合も注意のサインです。
MillenVPNにブラウザ拡張機能は用意されているのか?
結論からいうと、MillenVPNには公式のブラウザ拡張機能そのものが存在しません。
公式サイトとChromeウェブストアを実際に確認した結果は?
MillenVPNの公式サイトを隅々まで確認しましたが、拡張機能の案内ページ自体がありませんでした。
念のためChromeウェブストアで検索すると、運営元とは無関係に見える名前だけ似たアドオンが表示されました。
開発者情報が空欄に近く、追加ボタンから指を離し、対応状況を整理すると次のとおりです。
| 項目 |
対応状況 |
| 対応デバイス |
スマホ・PC中心 |
| 公式拡張機能 |
なし |
| 権限リスト |
該当なし |
対応デバイスの詳細は次のとおりです。
MillenVPNの公式アプリはWindows・macOS・iOS・Android・Amazonデバイスに対応しています。
拡張機能がない場合、ブラウザだけを保護するにはどうすればいいのか?
拡張機能がない以上、MillenVPNではアプリ全体を起動する以外の選択肢が基本的にありません。
裏を返せば、ブラウザ拡張機能特有の権限リスクそのものを気にする必要がない、とも言えます。
ブラウザだけを手早く守りたい場面での対処法を挙げます。
- 外出先ではまずMillenVPNアプリを起動してから作業を始める習慣にします。
- ワンタッチ接続機能を使えば起動から数秒で保護状態に入れます。
- 頻繁に接続し忘れる場合はOS標準の自動起動設定を併用します。
拡張機能がないと聞いたときは不便に感じましたが、権限を気にする手間が減ったのは正直ありがたいです。
NordVPNの拡張機能はどんな権限を求めてくるのか?
NordVPNにはChrome・Firefox・Edge向けの公式拡張機能が用意されています。
インストール時に表示された権限一覧を確認するとどうなるのか?
実際にChromeへ追加しようとしたところ、案の定「サイトのデータの読み取りと変更」の表示が出てきました。
普段からネットバンキングを使うタブを開いたままだったので、指が一瞬止まりました。
結局、権限説明とプライバシーポリシーを読み込んでから追加ボタンを押し、内容を整理しました。
読み込むだけで数分かかりましたが、あとから不安になるよりは事前に確認しておくほうが気持ちは楽でした。
| 権限 |
主な用途 |
| サイトデータの読み取り |
広告・トラッカー検知 |
| プロキシ設定変更 |
通信の中継 |
| 閲覧履歴アクセス |
危険サイト警告 |
権限一覧はここまでです。
これだけの項目を並べられると、正直なところ身構えてしまう気持ちも分かります。
本当にこの権限だけで安心していいのか、正直なところ今でも少し引っかかっています。
権限と機能はどう対応しているのか?
権限は単独ではなく、拡張機能が提供する機能とセットで意味を持ちます。
NordVPNの拡張機能で使える主な機能を挙げます。
- プロキシ経由でIPアドレスを切り替えるブラウザ限定の通信保護です。
- Threat Protection Liteによる悪質サイトや広告のブロック機能です。
- WebRTCを無効化してIPアドレスの漏えいを防ぐ機能です。
- 特定サイトだけをプロキシ対象から外せる簡易的な分割設定です。
拡張機能はブラウザの通信だけを対象にしたプロキシであり、端末全体を暗号化するものではありません。
他のアプリやOSレベルの通信まで保護したい場合は、専用アプリでの接続が欠かせません。
Threat Protection Liteのように広告や悪質サイトを事前にブロックする機能は、閲覧データへのアクセス権限があってこそ成立します。
便利な機能ほど大きな権限を求められる、というトレードオフを実感した部分でした。
実際にインストールして権限まわりを比べてみるとどうなるのか?
ここまでの内容を踏まえて、両社を同じものさしで並べてみます。
権限リクエストの数と内容にはどんな差があるのか?
片方は拡張機能自体が存在しないため、比較というより前提条件の差が際立ちました。
権限まわりの状況を一覧にすると次のようになります。
| 比較項目 |
MillenVPN |
NordVPN |
| 拡張機能 |
なし |
Chrome等に対応 |
| 主要権限 |
該当なし |
データ読み取り等 |
| 保護範囲 |
端末全体 |
ブラウザのみ |
比較表は以上です。
権限の数だけを見るとNordVPNが不利に映りますが、それは機能が多いことの裏返しでもあります。
もう一つ意外だったのは、拡張機能がアップデートされると権限が追加され、再承認を求められる場合がある点です。
普段は気にしていなくても、アップデート通知に権限変更の案内が含まれていないか目を通す価値はあります。
NordVPNの拡張機能もストア側のポリシー変更に合わせて権限表示が更新されることがあり、定期的な確認が欠かせません。
正直なところ、毎回の更新通知をきちんと読めているかと言われると、自信を持って頷けない部分もあります。
結局どちらを選ぶべきなのか?
先日、カフェで作業していたときに拡張機能のアイコンがグレーのまま接続し忘れていたことがありました。
ブラウザだけは守られていると思い込み、そのまま会員サイトにログインしてしまったのです。
幸い実害はありませんでしたが、あとで気づいたときは背筋が冷たくなりました。
拡張機能のアイコンが灰色や無効表示のときは、保護が効いていないサインです。
ログイン前にアイコンの状態を確認する習慣をつけましょう。
この経験から、拡張機能に頼るときほどアイコンの状態確認を欠かさないようにしています。
用途別の向き不向きを整理すると次のとおりです。
- PC作業全体をまとめて守りたいなら専用アプリが前提のMillenVPNが向いています。
- ブラウザだけを手軽に、かつ広告ブロックも兼ねたいならNordVPNの拡張機能が便利です。
- 権限リストの管理そのものを増やしたくない場合はMillenVPNのほうが気楽です。
料金や機能もあわせて比較したいなら拡張機能まわりも含めた最新プラン比較を確認しておくと安心です。

権限の一覧を毎回きちんと読むようになったのは、この検証がきっかけだったかもしれません。
権限は後からでも見直せるのか?
権限は追加した瞬間で確定するわけではなく、あとから見直す余地が残されています。
Chromeの権限モデルはどう変わってきたのか?
調べていて意外だったのは、Chrome拡張機能の権限モデルがここ数年で大きく変わっている点でした。
従来の仕組み(Manifest V2)では、拡張機能をインストールした時点で全サイトへのアクセス権限が一括で許可される形が主流でした。
現行の仕組み(Manifest V3)に対応した拡張機能なら、サイトごとに個別で許可を出せるようになっています。
Chromeの拡張機能一覧画面から「このサイトでは常に許可」ではなく「クリックしたときのみ許可」を選べば、権限を必要なタイミングだけに絞れます。
権限の種類を大まかに分けると、次のようになります。
| 権限の分類 |
具体例 |
| ホスト権限 |
特定サイトの読み取り・書き換え |
| API権限 |
タブ操作・ブックマーク操作など |
ブラウザによって権限の表示文言が微妙に違う点も、試してみるまで気づきませんでした。
FirefoxではChromeとほぼ同じ内容でも「すべてのウェブサイトであなたのデータにアクセスする」という表現になっていました。
Edgeの場合はChrome系のエンジンを使っているため、表示文言はChrome版とほとんど同じでした。
許可した権限を取り消すにはどうすればいいのか?
同じ拡張機能でもブラウザによって言い回しが変わるのは、地味に紛らわしいと感じました。
ここで気になったのが、一度許可した権限をあとから見直せるのかという点でした。
調べてみると、拡張機能の権限は追加後でも手順を踏めば見直しや取り消しができました。
- ブラウザの拡張機能管理画面を開きます。
- 対象の拡張機能の「サイトへのアクセス」欄を開きます。
- 「クリックしたときのみ」に切り替えます。
- 不要になれば拡張機能自体を削除します。
この手順を知っているだけで、契約後に不安を感じたときの対処が格段に楽になります。
もう一つ意外だったのは、拡張機能がアップデートされると権限が追加され、再承認を求められる場合がある点です。
アップデート通知に権限変更の案内が含まれていないか、目を通しておく価値はあります。
正直なところ、毎回の更新通知をきちんと読めているかと言われると、自信を持って頷けない部分もあります。
まとめ
MillenVPNは公式のブラウザ拡張機能を持たず、権限管理そのものが発生しません。
NordVPNはChrome・Firefox・Edgeに拡張機能を提供し、広告ブロックなど便利な機能と引き換えに相応の権限を求めてきます。
権限の数よりも信頼性や用途を基準に、ブラウザ保護か端末全体の保護かで選ぶサービスを決めるのが安全です。
提供元の信頼性、権限の内容、そして普段の使い方の3点を照らし合わせれば、契約後の後悔はかなり減らせます。
迷ったときは、まずブラウザだけを守りたいのか端末全体を守りたいのかを整理するのが次の一歩になります。
権限一覧は難しく見えても、ホスト権限とAPI権限の違いさえ押さえておけば読み解けるようになります。
拡張機能の権限まわりという細かい話題にお付き合いいただき感謝いたします。
疑問がすっきり解消し、安心してネットを楽しめますように。
本記事は2026年9月時点の公式サイト・Chromeウェブストア等の情報をもとに作成しています。仕様は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。
2026年9月の優良おすすめサービス
| サービス |
MillenVPN |
ExpressVPN |
NordVPN |
セカイVPN |
Glocal VPN |
Surfshark |
スイカVPN |
マイIP/マイIP ソフトイーサ版 |
| 特徴 |
MillenVPNは、日本及び海外のウェブサービスや動画配信サービスに安全かつプライベートにアクセスできるVPNサービスです。ノーログポリシーを採用し、利用者の通信内容や使用状況を追跡しません。アプリを使った簡単接続で、日本法に基づくクリーンな運営が特徴です。同時に10台のデバイスで利用可能で、全世界の1,300台以上のVPNサーバーを通じて高速接続が提供されます。 |
世界105ヶ国に展開する超高速VPNサービス。ユーザーのIPアドレスを隠し、ネットワークデータを暗号化することでプライバシーとセキュリティを強化。無制限の帯域幅と超高速VPNサーバーにより、ストリーミングやオンラインゲームにも最適。全デバイス対応(Windows, Mac, iOS, Android, ルーターなど)。 |
NordVPNは、個人情報を保護し、プライベートなインターネット体験を提供するVPNサービスです。世界中に6300台以上のVPNサーバーを持ち、高速な接続速度を提供します。特徴として、マルウェア保護、トラッカーと広告ブロッカー、ノーログポリシーがあり、1つのアカウントで最大10台のデバイスに対応します。また、日本語を含む多言語に対応しています。 |
セカイVPNは、日本を含む複数国に設置されたVPNサーバーを利用して、各国のIPアドレスでインターネットに接続できるIP共有型のVPNサービスです。PPTP、L2TP、OpenVPN、IKEv2、OpenConnectに対応しており、各種OSやデバイスで利用可能です。また、最大3セッションまで同時接続が可能です。 |
Glocal VPNは、日本のIPアドレスを付与することで海外からでも日本の動画サイトが視聴可能になるVPNサービスです。様々なデバイスに対応し、動画視聴に特化しており、安全で快適な通信速度を提供します。7日間のお試し期間があります。 |
Surfsharkは、1つの契約で同時接続台数が無制限という点が最大の特徴のVPNサービスです。世界100ヶ国前後・4,500台以上のサーバーを展開し、ノーログポリシー、広告・マルウェアブロック機能(CleanWeb)、複数IPに同時接続できるMultiHopなどを備えています。業界でも最安クラスの料金設定で、家族やデバイスの多いユーザーに向いています。 |
スイカVPNは、中国など通信規制の厳しい国からの利用実績が多い日本発のVPNサービスです。IKEv2、OpenConnect、L2TP、PPTPなど複数の接続方式に対応し、世界45都市・約50サーバーを展開。日本語サポート(平日10:00〜18:00)があり、固定IPが標準で付与されるため海外赴任者やビジネス利用にも向いています。 |
マイIPは、回線を問わずどこからでも日本の固定IPアドレスが使えるインターリンクのVPNサービスです。テレワークでの社内システムへのIP制限アクセスや、海外からの日本向けサービス利用に活用できます。ソフトイーサ版は複数の固定IPに対応し、セキュリティが厳しい環境でも通しやすい方式を採用しています。 |
| 概要 |
月額プランは、2年契約で月額360円(税込396円)、1年契約で月額540円(税込594円)。ワンタイムプランもあり、7日間は580円(税込638円)、15日間は980円(税込1,078円)、30日間は1,580円(税込1,738円)です。全てのプランで30日間の返金保証があります。 |
月額プラン、6ヶ月プラン、12ヶ月プランあり。すべて30日間返金保証付き。 |
2年プランで月額460円(通常1,240円から74%割引)、加えて3ヶ月のサービス延長が含まれています。30日間の返金保証も提供されています。 |
初期費用は無料で、月額は1,100円(税込)です。サービスの無料体験期間は最大2ヶ月間あり、この期間内に退会すれば料金は発生しません。 |
1か月コース: 990円/月
6か月コース: 総額4,950円(月額約825円)
12か月コース: 総額9,350円(月額約779円) |
Starter/One/One+の3プラン構成で、契約期間が長いほど割安。Starterは24ヶ月プランで月額288円、12ヶ月プランで月額468円、1ヶ月プランは月額1,428円。上位のOneは24ヶ月プランで月額318円。全プラン30日間返金保証付きで、iOS・Android・macOSでは7日間の無料トライアルも利用できます。 |
月払いは月額1,097円。長期プランほど割安で、3ヶ月1,048円/月、6ヶ月988円/月、1年938円/月、2年878円/月。公式サイト経由の初回契約には30日間返金保証が付きます(App Store経由は対象外)。 |
マイIPは月額1,100円(税込)、マイIP ソフトイーサ版は固定IP1つあたり月額1,320円(税込)。初期費用は無料で、最大2ヶ月の無料体験期間があり、期間内の解約なら料金は発生しません。 |
| 運営会社 |
AzPocket, Inc. |
ExpressVPN |
Nord Security |
Interlink |
株式会社グローカルネット |
Surfshark B.V.(オランダ) |
株式会社MAJ Tech |
株式会社インターリンク |
| 地域 |
全世界 |
全世界 |
全世界 |
日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナム |
主に日本、ただしサーバーは日本を含む複数国に設置されています。 |
全世界(約100ヶ国) |
世界45都市(日本・アメリカ・イギリス・韓国・台湾など) |
日本(日本の固定IPアドレスを付与) |
| ポイント |
同時接続台数10台で、家の中のすべてのスマホ、タブレット、パソコンをカバーでき、しかも安い。 |
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