大画面でNetflixや海外ドラマを見たい人は多いはずです。
PS5やNintendo Switchでもオンラインの安全性を確保したいという声もよく聞きます。
ただしVPNがスマートTVやゲーム機にどこまで対応しているかは、契約前に見落とされがちなポイントです。
今回はExpressVPNとMillenVPNを実際に手元の端末へ設定してみました。
公式サポート情報とあわせ、専用アプリの有無とルーター経由設定の必要性という切り口で比較します。
結果として両者の対応範囲には、想像以上にはっきりとした差がありました。
ExpressVPNとMillenVPNはスマートTV・ゲーム機にどこまで対応しているのか?
ExpressVPNは専用アプリとMediaStreamerで幅広く対応します。
MillenVPNはFire TVとAndroid TVのアプリのみで、ゲーム機は対象外です。
ExpressVPNの対応デバイスとMediaStreamerの仕組み
Fire TV Stick(Fire OS 6以上)には専用アプリが配布されています。
インストール先はAmazonアプリストアです。
Apple TVについてもtvOS 17以上向けの専用アプリを用意しており、通信の暗号化まで一貫して行えます。
PS5やNintendo Switch、Xboxのようにアプリを直接インストールできない機器には、別の手段が案内されています。
公式サポートページで紹介されているのがMediaStreamerというDNS切り替え型の仕組みです。
地域制限の回避には役立つものの、通信全体を暗号化するVPN機能とは別物である点には注意が必要です。
ルーター自体にVPNを設定する方法は、Wi-Fiにつながる家中の端末をまとめて暗号化できる代わりに、VPNを通したくない機器まで一律で同じ経路を通ってしまいます。地域限定の国内サービスを使う家電が混在していると、ルーターごとVPN化した瞬間にそちらが動かなくなる想定外の副作用が起こり得ます。
MillenVPNの対応デバイスと非対応の範囲
MillenVPNの公式ヘルプセンターを確認したところ、対応が明記されているのはFire TV StickとAndroid TVだけでした。
Apple TVや非Android系のスマートTVについては、公式に非対応と案内されています。
PS5・PS4・Nintendo Switch・Xboxといったゲーム機も同様に対象外です。
| デバイス | ExpressVPN | MillenVPN |
|---|---|---|
| Fire TV Stick | 専用アプリに対応する。 | 専用アプリに対応する。 |
| Apple TV | 専用アプリに対応する。 | 対応していない。 |
| PS5・PS4 | MediaStreamerで一部対応する。 | 対応していない。 |
| Nintendo Switch | MediaStreamerで一部対応する。 | 対応していない。 |
| Android TV | 専用アプリに対応する。 | 専用アプリに対応する。 |
| Xbox | MediaStreamerで一部対応する。 | 対応していない。 |
Fire TV StickとApple TVでは実際どちらが使いやすいのか?
Fire TV Stickは両者とも専用アプリで完結します。
ただしApple TVはExpressVPN一択になります。
Fire TV Stickで両サービスを試した結果
Fire TV StickにExpressVPNとMillenVPNをそれぞれインストールしてみました。
どちらもAmazonアプリストアから直接検索でき、この点では差を感じませんでした。
ログインしてサーバーを選ぶだけで、数分以内に接続が完了しました。
- 両サービスともFire TV Stick 4Kでの動作は安定している。
- アプリストア検索でヒットしない旧型端末が一部存在する。
- 初回ログイン時はメール認証が必要になる場合がある。
- 設定前に公式の対応機種一覧を見ておくと出費を防げる。
- リモコンの音声検索でもアプリ名がそのままヒットする。
ただしMillenVPNのアプリは、対応するFire TVの世代がやや限定的だという声もあります。
この点はMillenVPNとGlocal VPNのスマートTV対応の違いを検証した記事でも触れた通りです。
旧型の端末ではアプリストアで検索してもヒットしないケースがあるため、購入前の確認が欠かせません。
Apple TVでの対応差(専用アプリの有無)
Apple TVにMillenVPNを入れようとしましたが、App Storeに該当アプリが見当たりませんでした。
公式ヘルプでも非対応と明記されており、正規の手段は用意されていません。
一方ExpressVPNはtvOS 17以上のApple TVであれば、App Storeから専用アプリを検索できました。
- ExpressVPNはApp Storeから直接インストールし即接続できる。
- MillenVPN向けのApple TVアプリは配布されていない。
- 旧世代Apple TVはExpressVPNでもMediaStreamer経由になる。
- Apple TVユーザーはこの一点だけでも比較の価値がある。
- tvOSのアップデート後は再ログインを求められることがある。
そのままインストールし、数タップで接続が完了しました。
この対応差はExpressVPNとNordVPNのスマートTV対応を比較した記事でも取り上げた通りです。
ストリーミング目的の利用者にとって、Apple TV対応は大きな差別化要素になりそうです。
PS5・Nintendo Switchなどのゲーム機ではどう繋げばいいのか?
ExpressVPNはMediaStreamerで一部機能を使えます。
MillenVPNは接続手段自体が用意されていません。
ExpressVPNのMediaStreamerとルーター経由設定
PS5では公式サポートがMediaStreamerかルーター設定を案内しています。
MediaStreamerはDNSを書き換えるだけの仕組みで、通信の暗号化までは行いません。
暗号化を求めるなら、後述するルーター経由の方法が現実的です。
- MediaStreamerは通信を暗号化しない代替手段です。
- 本格的に守りたいならルーター経由の接続が必要になる。
- 設定はPS5本体のネットワーク詳細設定から行う。
- Nintendo SwitchでもDNS設定画面から同様に登録できる。
- Xboxも同様にネットワーク設定からDNSを変更できる。
実際にPS5のネットワーク設定でDNSをMediaStreamer用アドレスに変更してみました。
地域限定コンテンツへのアクセスは改善しましたが、VPNそのものではない点は誤解しないよう注意が必要です。
暗号化まで求めるなら、Aircoveのようなルーター側の対策を検討する方が安心です。
MillenVPNではゲーム機に直接繋げない事情
MillenVPNの公式ヘルプには、ゲーム機向けの設定手順そのものが掲載されていませんでした。
サポートに問い合わせても、ゲーム機は対象外という回答だったという話があります。

- PS5・PS4・Switch・Xbox向けの設定案内が公式に存在しない。
- ゲーム機のみを守りたい場合は他サービスの検討が必要になる。
- Fire TV上のゲーム配信アプリ利用には支障がない。
- この制約は契約前に必ず把握しておきたい。
- 問い合わせ窓口でも代替の設定手順は案内されなかった。
Fire TV Stickでゲーム配信アプリを使う分には支障がありません。
ただしコンソール本体を直接守りたい人には、MillenVPNは不向きです。
OS対応の広さはMillenVPNとExpressVPNの対応OS・デバイスを一つずつ確かめてみた違いで扱いましたが、ゲーム機周りは対照的に弱点だと感じました。
ルーターを使った家全体でのVPN化はどちらが向いているのか?
家全体を守るなら、ExpressVPNのルーター対応が有利です。
MillenVPNはルーター設定自体ができません。
ExpressVPNの対応ルーターとAircove


ExpressVPNはAsus・Linksys・Netgearなど主要メーカーのルーターに専用アプリを提供しています。
DD-WRTやTomatoといったファームウェアでの手動設定にも対応しています。
さらに自社製のVPNルーター「Aircove」も販売しており、選択肢が豊富です。
- Asus・Linksys・Netgearには専用アプリが用意されている。
- DD-WRTやpfSenseなど手動設定にも幅広く対応する。
- 自社製ルーターAircoveなら設定作業がほぼ不要になる。
- 対応外の型番も手動設定で救える場合がある。
- ルーター1台の設定で全端末のVPN化が完了する。
実際に手元のルーターでExpressVPNの設定を試みたところ、対応ファームウェアの確認だけでもやや手間取りました。
設定に慣れていない場合は、Aircoveのような専用機器を選ぶ方が失敗が少ないと感じます。
家族全員のスマホやタブレットも同時に守れるのは、ルーター対応ならではの利点です。
MillenVPNはルーター設定非対応という制約
MillenVPNの公式ヘルプには、ルーター自体へのVPN設定はできないと明記されています。
配下の全端末をまとめて通信させる使い方は、公式には想定されていません。
つまりルーター経由でPS5やスマートTVをまとめて保護する方法は選べないことになります。
この制約に気づかず契約し、あとからルーター設定を探して見つからず戸惑ったという声も見かけました。
使いたいデバイスが対応表に載っているか、契約前に確認しておくべきポイントです。
複数のデバイスを一括で守りたい家庭ほど、この差は無視できません。
まとめ:「ExpressVPNとMillenVPNのスマートTV・ゲーム機対応を比較検証」
ExpressVPNはFire TV・Apple TVの専用アプリに加えます。
さらにMediaStreamerとルーター対応まで揃っています。
スマートTVやゲーム機を含めた家全体の保護を考える人に向いているサービスです。
- Fire TV Stick中心の利用ならどちらも専用アプリで完結する。
- Apple TVを使う予定があるならExpressVPNの専用アプリが必須級になる。
- ゲーム機やルーターまで守りたいならExpressVPNの対応範囲が広い。
- MillenVPNはFire TV StickとAndroid TVの専用アプリに絞られる。
用途がスマホやパソコン中心で、シンプルな操作性を重視するならMillenVPNでも十分です。
Apple TVやゲーム機、ルーターまで含めて幅広く守りたいなら、ExpressVPNの対応の広さが安心材料になります。
迷ったときはスマートTV・ゲーム機対応の比較結果を今すぐ確認から詳細を見てみてください。
出典・参照元
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