在宅勤務中にVPNをつなぎっぱなしにしていたら、社内システムだけ画面が固まって動かなくなったことがあります。
調べてみると、社内の認証サーバーがVPN経由のIPアドレスをはじいていたのが原因でした。
こういう時に役立つのが分割トンネリングという仕組みで、特定の通信だけVPNの外に逃がせます。
機能の有無を仕様表だけで判断せず、実際にアプリを開いて確かめる癖をつけると失敗が減ります。
ExpressVPNとセカイVPNで実際に設定を試したところ、対応の幅にはっきりした差が出ました。
この体験をもとに、両サービスの分割トンネリング機能を仕様と使い勝手の両面から見ていきます。
普段どんな回線でどのアプリを使っているか、思い浮かべながら読み進めてもらえるとわかりやすいはずです。
分割トンネリングなんて検索する人はそう多くないはずなので、たどり着いてくれたこと自体が少し意外でもあり、うれしくもあります。
目次
ExpressVPNとセカイVPNは分割トンネリングにどこまで対応しているのか?
アプリごとの対応可否をあらかじめ確認しておくと、後の設定作業でつまずく回数がぐっと減っていきます。
ExpressVPNの分割トンネリング機能はどんな仕組みなのか?
ExpressVPNはWindows・Mac・Androidのアプリ内に専用の設定画面を持っています。
VPN経由にしたいアプリと、直接通信させたいアプリを個別に切り替えられる仕組みだからです。
実際にアプリ一覧を開いてみると、チェックを外すだけで対象から除外できて操作は単純でした。
- アプリ単位でVPN経由・直接通信を切り替えられます。
- Windows・Mac・Androidで設定画面の位置がほぼ共通しています。
- ルーター経由の接続では対応範囲が変わる場合があります。
- 設定は保存後すぐに反映されます。
- 除外したアプリの通信量は別枠で確認しづらいです。
- 設定はアプリ単位のみで、通信先ドメイン単位までは選べません。
- 除外リストはアカウントに紐づかず端末ごとの保存になります。
- アップデート直後は設定画面の項目名が変わることがあります。
項目名も日本語表示に対応しており、英語表記に戸惑う場面はほとんどありませんでした。
項目がシンプルなぶん、初めて触る人でも迷わずに済むという印象を受けました。
設定画面のスクリーンショットを見返しながら操作すれば、迷う場面はほぼないはずです。
セカイVPNは分割トンネリングにどこまで対応しているのか?
セカイVPNのアプリには分割トンネリングを選ぶ専用メニューが用意されていません。
接続を安定させることに軸足を置いた、シンプル構成の消費者向けサービスだからです。
設定項目を端から順に開いて確認したが、対象アプリを個別に選ぶ画面は見当たりませんでした。
プロトコルの切り替えや自動接続の設定はあるものの、アプリ別の制御項目自体が存在しません。
問い合わせ窓口にも聞いてみたが、今後の実装予定についても案内はありませんでした。
接続を安定させる方向に機能を絞り込んでいるサービスだと捉えると納得しやすいです。
実際に設定して使ってみると使い勝手にどんな違いが出るのか?
設定画面を開いてから完了するまでの流れを、両サービスで同じ条件を細かく決めたうえで試しました。
ExpressVPNで対象アプリを選んで設定してみた
実際にアプリを開き、分割トンネリングの画面から銀行アプリだけ除外を試みました。
一覧からアプリ名を探してチェックを外すだけで、体感としては1分もかかりませんでした。
除外した直後に画面右下の接続状態を見ると、経路が切り替わったことがすぐわかりました。
- アプリ名の表記ゆれ(略称・正式名称)に注意します。
- 設定変更後は必ず接続テストで反映を確認します。
- 複数端末では端末ごとに設定し直す必要があります。
- OSアップデート後は設定を確認しておくと安心できます。
- 設定変更の前に一度接続を切ってから作業すると事故が減ります。
- 片方の端末だけ設定を忘れると挙動の違いに戸惑いやすいです。
- 設定変更を家族や同僚と共有しておくと混乱を避けやすいです。
- 設定内容は月に一度は見直すと安心につながります。
ここで一つ失敗があり、対象アプリの選択を誤って全通信がVPN経由のままになったことがあります。
アプリ一覧の並び順を勘違いし、目当てのアプリのすぐ上の項目を操作していたのが原因でした。
接続確認をせずに作業へ戻っていたら、しばらく気づかなかったかもしれません。
設定を変えたら必ず接続テストまで確認する、この一手間が失敗を防いでくれます。
セカイVPNで同じ設定を試みたら何が起きたか
同じ流れをセカイVPNでも再現しようとしたが、そもそも該当する設定項目に行き着きませんでした。
サポートページや設定一覧を一通り確認しても、アプリ単位で除外する機能への案内は見つかりませんでした。
マニュアルのPDFまで開いて探したが、分割トンネリングという言葉自体が出てきませんでした。
- アプリ単位の除外メニューが見当たりません。
- 代替策は接続を一時的に切ることになります。
- 切り忘れると他の作業も無防備になる恐れがあります。
- サポートに聞いても代替の設定方法は案内されませんでした。
- 今後のアップデートで機能が追加される可能性があります。
- 類似の他社サービスと比べても構成が近い印象でした。
- シンプルさを求める人にはむしろ好都合とも言えます。
結局、特定アプリだけ直接通信させたい場合は接続を切るという選択肢しか残りませんでした。
接続を切っている間は他のアプリも無防備になるため、長時間は避けたいと感じました。
安定重視という設計思想の裏返しなのだと、試してみて初めて実感できました。
接続は安定していますが、アプリごとの細かい調整はできないんですよね。
銀行アプリだけ避けたい時は、結局VPNを切るしかありませんでした。
分割トンネリングの使い勝手はどんな場面で差が表れるのか?
普段の使い方がはっきりしている人ほど、この機能の有無が選択の分かれ目になりやすいと感じました。
複数アプリを使い分けたい人にはどちらが向くのか
テレワークで社内システムと動画配信を同時に使うようなケースを想定して比較しました。
切り替えの手間が積み重なる場面ほど、アプリ単位の制御があるかどうかが響いてきます。
反対に、アプリを一つしか使わない人にとってはあまり関係のない話にもなります。
- 社内システムだけ直接通信させたい人にはExpressVPNが向いています。
- 常時フル接続でシンプルに使いたい人にはセカイVPNでも困りません。
- アプリごとの細かい制御を重視するならExpressVPNを選ぶ方が無難です。
- 設定の手間を極力減らしたい人にはセカイVPNの単純さが合います。
- 海外の動画配信だけVPN経由にしたい人にもExpressVPNは扱いやすいです。
- 業務用と娯楽用でアプリを分けたい人にもExpressVPNの制御は役立ちます。
- ゲームだけ直接通信させて回線遅延を抑えたい人にも向いています。
逆に用途を一つに絞れている人なら、機能の差そのものが気にならないことも多いです。
普段の使い方をどちらのタイプに近いか整理しておくと、選ぶ基準がぐっとはっきりします。
対象アプリの選定でつまずきやすいポイントは
設定を進める中で、似た名前のアプリを取り違えるという失敗を経験した人の声もあります。
ブラウザ拡張とアプリ本体が別項目として並んでいると、片方だけ除外して安心しがちです。
アイコンだけ見て判断すると、意図しないアプリを選んでしまう場合もあります。
- アプリ名の後ろにある補足表記まで確認します。
- ブラウザ版と拡張機能は別項目として扱われることがあります。
- 設定後は必ずIPアドレス確認サイトで反映をチェックします。
- 会社支給端末では管理者権限の制限に注意します。
- 同名のアプリが複数端末に入っている場合は端末名も確認します。
- 迷ったら一度すべて外し、一つずつ戻して確認します。
- 変更内容はスクリーンショットで残しておくと見直しやすいです。
- 初回設定時は必ず一つずつ試して結果を確かめます。
思い込みで一気に設定を進めるより、一つずつ確認しながら進める方が結局早いです。
焦って複数アプリを一度に触ると、どこで間違えたか後から追いにくくなります。
分割トンネリングを使う際に気をつけるべきことは何か?
設定した後の確認をつい怠ると、意図と逆の結果になってしまう場合があるので注意したいです。
うまく機能しない時の確認手順は
分割トンネリングが反映されないと感じたら、まずアプリの再起動から試すのが手早いです。
設定変更が通信経路に反映されるまで、端末側にわずかな時間差が生じる場合があるためです。
慌てて何度も設定をやり直すより、順番に確認する方が原因を見つけやすいです。
- VPNアプリを一度終了し、再起動します。
- 対象アプリの一覧に変更が保存されているか確認します。
- IPアドレス確認サイトで実際の経路を照合します。
- 改善しなければ端末そのものの再起動も試します。
- それでも直らなければ一度アプリを再インストールします。
- 設定ファイルが壊れている場合はログアウトしてやり直します。
- ファイアウォールの設定が経路をふさいでいないか見直します。
- 解決しない場合は一度端末を変えて再現するか確かめます。
それでも直らない場合は、公式サポートへの問い合わせも二次的な選択肢として考えられます。
問い合わせる際は、OSのバージョンとアプリのバージョンを伝えると回答が早いことが多いです。
再現手順をメモしておくと、やり取りの往復が減って早く解決しやすいです。
セキュリティ面で意識しておきたいことは
直接通信させるアプリが増えるほど、暗号化されない経路も増えるという点は意識したいです。
見落としがちなのが、除外したアプリのDNS問い合わせです。
通信内容そのものはアプリ側の暗号化で守られていても、どのサイトにアクセスしたかを示すドメイン名の問い合わせは、除外設定によって契約回線のDNSサーバーへそのまま送られてしまいます。
結果として、通信内容は見えなくても閲覧履歴だけはプロバイダ側から把握できる状態になりやすい点は、意外と見落とされがちです。
フリーWi-Fiなど不特定多数が使う回線では、除外対象を最小限にとどめる方が安心につながります。
利便性を優先しすぎると、守りたかったはずの情報がかえって危うくなる場合もあります。
- 個人情報を扱うアプリは基本的にVPN経由のままにします。
- 除外するのは経路の相性で不具合が出るアプリだけに絞ります。
- 公共のWi-Fi利用時は除外対象を一時的に減らします。
- 定期的に除外リストを見直し、不要になったものは戻します。
- 共有端末では設定を戻し忘れないよう終了時に確認します。
- 旅行や出張の前には除外リストを見直しておくと安心です。
- 家族と端末を共有する場合は設定内容を伝えておきます。
- 心配な場合は定期的にVPN経由かどうかを見直します。
便利さと安全性のバランスは、除外対象を絞り込むほど保ちやすくなります。
手間を惜しまずひと手間かけることが、結果的に一番の近道になります。
まとめ:ExpressVPNとセカイVPNの分割トンネリングを実際に試して比べたらこうでした
ExpressVPNはアプリ単位の分割トンネリングに正式対応していることがわかりました。
一方のセカイVPNは接続の安定性を重視した構成で、同等の機能は持ちません。
実際に触って比べたからこそ見えてきた、仕様表だけではわからない差でした。
実際に手を動かして比べたことで、公式の仕様表だけでは見えてこない使い勝手の差までよくわかりました。
通信速度の違いが気になる人は、ExpressVPNとセカイVPNの通信速度の実測比較を確認するのも合わせておすすめです。
迷ったときは分割トンネリングの一覧をここで確認から詳細を見てみてください。
出典・参照元
分割トンネリングの使い方に迷っていた方が、自身に合った設定を見つけて快適に過ごせることを願いつつ、長文にお付き合いいただいたことに感謝いたします。
※本ページに掲載している口コミ・体験談は、特定の個人を特定できないよう配慮しており、ウェブサイトおよびSNS上の公開情報をもとに編集しています。個人の体験に基づく情報であり、すべての方に同じ効果や変化が生じることを保証するものではありません。料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。
2026年9月の優良おすすめサービス
| サービス |
MillenVPN |
ExpressVPN |
NordVPN |
セカイVPN |
Glocal VPN |
Surfshark |
スイカVPN |
マイIP/マイIP ソフトイーサ版 |
| 特徴 |
MillenVPNは、日本及び海外のウェブサービスや動画配信サービスに安全かつプライベートにアクセスできるVPNサービスです。ノーログポリシーを採用し、利用者の通信内容や使用状況を追跡しません。アプリを使った簡単接続で、日本法に基づくクリーンな運営が特徴です。同時に10台のデバイスで利用可能で、全世界の1,300台以上のVPNサーバーを通じて高速接続が提供されます。 |
世界105ヶ国に展開する超高速VPNサービス。ユーザーのIPアドレスを隠し、ネットワークデータを暗号化することでプライバシーとセキュリティを強化。無制限の帯域幅と超高速VPNサーバーにより、ストリーミングやオンラインゲームにも最適。全デバイス対応(Windows, Mac, iOS, Android, ルーターなど)。 |
NordVPNは、個人情報を保護し、プライベートなインターネット体験を提供するVPNサービスです。世界中に6300台以上のVPNサーバーを持ち、高速な接続速度を提供します。特徴として、マルウェア保護、トラッカーと広告ブロッカー、ノーログポリシーがあり、1つのアカウントで最大10台のデバイスに対応します。また、日本語を含む多言語に対応しています。 |
セカイVPNは、日本を含む複数国に設置されたVPNサーバーを利用して、各国のIPアドレスでインターネットに接続できるIP共有型のVPNサービスです。PPTP、L2TP、OpenVPN、IKEv2、OpenConnectに対応しており、各種OSやデバイスで利用可能です。また、最大3セッションまで同時接続が可能です。 |
Glocal VPNは、日本のIPアドレスを付与することで海外からでも日本の動画サイトが視聴可能になるVPNサービスです。様々なデバイスに対応し、動画視聴に特化しており、安全で快適な通信速度を提供します。7日間のお試し期間があります。 |
Surfsharkは、1つの契約で同時接続台数が無制限という点が最大の特徴のVPNサービスです。世界100ヶ国前後・4,500台以上のサーバーを展開し、ノーログポリシー、広告・マルウェアブロック機能(CleanWeb)、複数IPに同時接続できるMultiHopなどを備えています。業界でも最安クラスの料金設定で、家族やデバイスの多いユーザーに向いています。 |
スイカVPNは、中国など通信規制の厳しい国からの利用実績が多い日本発のVPNサービスです。IKEv2、OpenConnect、L2TP、PPTPなど複数の接続方式に対応し、世界45都市・約50サーバーを展開。日本語サポート(平日10:00〜18:00)があり、固定IPが標準で付与されるため海外赴任者やビジネス利用にも向いています。 |
マイIPは、回線を問わずどこからでも日本の固定IPアドレスが使えるインターリンクのVPNサービスです。テレワークでの社内システムへのIP制限アクセスや、海外からの日本向けサービス利用に活用できます。ソフトイーサ版は複数の固定IPに対応し、セキュリティが厳しい環境でも通しやすい方式を採用しています。 |
| 概要 |
月額プランは、2年契約で月額360円(税込396円)、1年契約で月額540円(税込594円)。ワンタイムプランもあり、7日間は580円(税込638円)、15日間は980円(税込1,078円)、30日間は1,580円(税込1,738円)です。全てのプランで30日間の返金保証があります。 |
月額プラン、6ヶ月プラン、12ヶ月プランあり。すべて30日間返金保証付き。 |
2年プランで月額460円(通常1,240円から74%割引)、加えて3ヶ月のサービス延長が含まれています。30日間の返金保証も提供されています。 |
初期費用は無料で、月額は1,100円(税込)です。サービスの無料体験期間は最大2ヶ月間あり、この期間内に退会すれば料金は発生しません。 |
1か月コース: 990円/月
6か月コース: 総額4,950円(月額約825円)
12か月コース: 総額9,350円(月額約779円) |
Starter/One/One+の3プラン構成で、契約期間が長いほど割安。Starterは24ヶ月プランで月額288円、12ヶ月プランで月額468円、1ヶ月プランは月額1,428円。上位のOneは24ヶ月プランで月額318円。全プラン30日間返金保証付きで、iOS・Android・macOSでは7日間の無料トライアルも利用できます。 |
月払いは月額1,097円。長期プランほど割安で、3ヶ月1,048円/月、6ヶ月988円/月、1年938円/月、2年878円/月。公式サイト経由の初回契約には30日間返金保証が付きます(App Store経由は対象外)。 |
マイIPは月額1,100円(税込)、マイIP ソフトイーサ版は固定IP1つあたり月額1,320円(税込)。初期費用は無料で、最大2ヶ月の無料体験期間があり、期間内の解約なら料金は発生しません。 |
| 運営会社 |
AzPocket, Inc. |
ExpressVPN |
Nord Security |
Interlink |
株式会社グローカルネット |
Surfshark B.V.(オランダ) |
株式会社MAJ Tech |
株式会社インターリンク |
| 地域 |
全世界 |
全世界 |
全世界 |
日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナム |
主に日本、ただしサーバーは日本を含む複数国に設置されています。 |
全世界(約100ヶ国) |
世界45都市(日本・アメリカ・イギリス・韓国・台湾など) |
日本(日本の固定IPアドレスを付与) |
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