「サーバー数が多いVPNほど快適」というイメージを長らく疑わずに信じていました。
ExpressVPNとNordVPNはどちらもVPN業界の代表格ですが、拠点網の作り方には明確な違いがあります。
今回は両社の公式情報を直接確認し、サーバー数・拠点数という切り口で実像を掘り下げてみました。

調べ始めた当初は、桁の大きい方を選べば失敗しないだろうという単純な発想でした。
同じ発想で選びかけている人の参考になればと思います。
サーバー数・拠点数の基本条件を比較するとどうなる?
ここからはサーバー数・拠点数にまつわる基本的な条件を、実際に確認した内容とあわせて整理していきます。
サーバー数・拠点数まわりの基礎データを見ると?
まずは基礎データを一つずつ並べて比較してみます。
ところが公式サイトを読み込むほど、数字だけでは語れない仕組みが見えてきました。
- 公式サイトの最新情報を確認します
- 無料期間や返金条件を確認します
- 対応端末数を事前に確認します
契約前にこうした点を一つずつ確認しておくと安心です。
料金や運営体制はどう違う?
続けて料金や運営体制の違いも確認していきます。
今回の比較で分かったことを、順を追って紹介していきます。
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- 無料期間や返金条件を確認します
- 対応端末数を事前に確認します
契約前にこうした点を一つずつ確認しておくと安心です。
ExpressVPNとNordVPN、拠点網の規模はどれくらい違うのか?
両社ともVPN業界を代表する存在ですが、数字の見せ方には個性があります。
まずは両社が公式サイトで発表している最新の拠点数を確認します。
見比べる前に、公表の仕方そのものにも注目してみます。
公式発表の数字で比べるとどうなるか
ExpressVPNは2026年7月の拡張で対応国数を大きく伸ばしました。
新たに追加された都市にはグリーンランドのヌークやアフリカのラゴスなども含まれています。
| 項目 | ExpressVPN | NordVPN |
|---|---|---|
| 対応国数 | 113カ国 | 149カ国 |
| 拠点数 | 214拠点 | 224拠点 |
拠点数はNordVPNがわずかに上回りますが、差は小さいと感じました。
数字だけを見て「NordVPNの圧勝」と早合点しそうになったのが、正直なところです。
桁が違うほどの差ではないと分かり、少し拍子抜けした感覚も残りました。
- 対応国数はNordVPNが149カ国、ExpressVPNが113カ国です。
- 拠点数はNordVPNが224拠点、ExpressVPNが214拠点です。
- どちらの数字も2026年時点の公式発表に基づいています。
なぜExpressVPNは総台数を公表しなくなったのか
ExpressVPNのサポートページには、物理サーバーと仮想サーバーが混在する運用方針が明記されています。
単純な台数比較が実態を正しく表さないという判断がある様子です。
数字の見せ方ひとつで会社の姿勢まで伝わるのだと、この件で気づかされました。
- 物理サーバーは接続先国内に実機を設置しています。
- 仮想サーバーはIPアドレスの国籍と実機の設置場所が異なります。
- ExpressVPNは仮想サーバーの割合を最小限に抑えていると説明しています。
総台数を比べにくくした背景には、別の指標で評価してほしいという意図を感じます。
台数という分かりやすい看板を下ろす判断は、正直なところ勇気がいる選択だと思います。
数字勝負から降りてでも品質を語りたいという姿勢に、ある種の余裕すら感じました。
- 拠点数の表記は「214ロケーション」のように場所単位で統一されています。
- 総サーバー台数は公式ページのどこにも明記されていません。
サーバー数が多いと通信は本当に速くなるのか?
台数と速度の関係は直感どおりではありませんでした。
ここでは実際に体感した誤算を交えながら整理していきます。
数字を鵜呑みにする前に知っておきたい落とし穴です。
台数の多さが速度に与える影響
サーバー数の多い会社を選べば自動的に速いはずだと思い込み、契約直後に痛い目を見た経験があります。
そのVPNは拠点数こそ豊富でしたが、選んだ地域のサーバーが混雑していて速度が落ちました。
人気の観光地が休日に混み合うのと同じで、拠点の看板だけでは空き具合は分かりません。
本当に多い方が有利なのか半信半疑でしたが、両社のアプリを見比べて納得しました。
数字の裏にある混雑状況まで見て初めて、意味のある比較になると気づきました。
負荷率という一見地味な数字が、体感速度を左右する主役だったわけです。
- 接続前に負荷率を確認する習慣で、混雑したサーバーを避けやすくなりました。
- 同じ国内でも都市によって負荷にばらつきがあると分かりました。
近いサーバーを選べば速いという思い込み
物理的に近い国のサーバーを選べば速いという思い込みで、毎回隣国サーバーへ接続していた時期があります。
ある日あえて遠い国のサーバーに繋いでみたところ、近隣国より快適に通信できたことがありました。
海底ケーブルの経路やその瞬間の混雑状況が影響していたようです。
- 回線経路の混み具合が速度に影響することを実感しました。
- 同じ国でも都市によって負荷状況が変わることを知りました。
- 接続する時間帯を変えるだけで体感速度が変わることもありました。
距離は目安にはなりますが、絶対的な指標ではないという学びになりました。
近さだけを過信していた頃を振り返ると、混雑状況こそ見るべきだったと思います。
今では接続前に一度、自動最適化の候補も確認する習慣がついています。
- 距離よりも回線経路と混雑状況を優先して確認するようになりました。
- 迷ったときはアプリの推奨サーバーに従う方が失敗が少ないと感じます。
拠点の分布はどちらの用途に向いているのか?
両社の拠点分布を地域別に見ると、得意分野の違いが見えてきました。
台数だけでなく分布の形も含めて比べる必要があると感じています。
地図で見比べるとその違いがより分かりやすくなります。
地域ごとの強みを比べてみると
地域別の傾向を簡単に整理しました。
数字の裏には、それぞれの企業が力を入れている市場の違いが透けて見えます。
表を作りながら、両社の投資の方向性がくっきりと分かれていることに気づきました。
| 地域 | ExpressVPN | NordVPN |
|---|---|---|
| 北米 | 50州 | 多数拠点 |
| 欧州 | 主要都市 | 30カ国超 |
| アジア太平洋 | 主要国対応 | 複数拠点 |
国数の広さで押し切るのがNordVPNの特徴です。
主要都市への集中投資が目立つのがExpressVPNの特徴です。
両社の戦略の違いは、拠点の作り方そのものに表れています。
- アフリカ・中東地域はExpressVPNが2026年の拡張で新規拠点を追加しています。
- 同地域はNordVPNも以前から幅広く拠点を展開しています。
- 地域ごとの得意分野を知っておくと、旅行や出張先での選択に役立ちます。
マイナー国への対応が必要な人はどちらを選ぶべきか
海外出張や特定地域限定のコンテンツ視聴が目的なら、対応国数の多さが直接的な利点になります。
逆に接続先が数カ国に固定されているなら、対応国数の多さはあまり効いてきません。
- 南米やアフリカの小国まで幅広くカバーしたい人はNordVPNが有利です。
- 主要国での安定性と速度を最優先したい人はExpressVPNが有利です。
- 日本国内での利用が中心なら両社とも実用上の差は小さいと感じました。

逆にExpressVPN利用者からは、拠点は絞られていても速度が安定しているという評価が目立ちました。
対応国の広さと安定性、どちらを優先するかで選ぶサービスが分かれる構図です。
結局はよく訪れる国や地域のリストと照らし合わせて決めるのが確実な方法です。
サーバー数以外に見るべき指標は何か?
台数だけで判断するのは危ういと感じたきっかけは、両社の監査体制を調べたことでした。
拠点の数字と同じくらい、運営の透明性も重要な判断材料になります。
数字の裏側にある信頼性の部分にも目を向けてみます。
ノーログ監査と運営体制の実態
運営元と監査実績を簡単にまとめました。
法域と監査履歴は、サーバー数以上に運営姿勢を映す鏡だと考えています。
拠点数の議論に夢中になるあまり、この視点を見落としかけていました。
| 項目 | ExpressVPN | NordVPN |
|---|---|---|
| 運営元 | 英領VG諸島 | パナマ |
| 監査実績 | 20回以上 | 6回目 |
| 親会社 | Kape | Nord Security |
どちらも第三者機関による監査を継続的に受けています。
単純な優劣はつけがたい状況だと感じました。
監査の継続性そのものが、信頼性を測るひとつの物差しになると考えています。
- 英領ヴァージン諸島にはユーザーの通信ログ保持を強制する法律がありません。
- パナマも同様にデータ保持法が存在しない国として知られています。
- 法域の中立性は、拠点数以上に見落とされがちな判断材料です。
同時接続台数や特殊サーバーの有無も確認したい理由
拠点数の裏側で見落とされがちなのが、特殊用途サーバーの充実度です。
どちらが優れているというより、目指す方向性が違うだけだと理解しました。
拠点表の派手さに気を取られて、こうした機能をつい見落としがちになります。
拠点数の比較だけで終わらせず、こうした付加機能まで含めて選ぶほうが失敗は少なくなります。
数字の裏側にある機能差まで見て、ようやく比較が成立すると実感しました。
付加機能まで含めて見比べる作業は手間ですが、後悔しない選び方には欠かせません。
- 拠点数だけを比べて満足していた頃は、こうした機能差に気づけませんでした。
- 特殊サーバーの有無は公式サイトの機能一覧ページで確認できます。
実際に使い比べて見えてきた違いは何か?
数字の比較だけでは分からない部分を、実際の利用感から探ってみます。
拠点表を眺めているだけでは気づけない発見がいくつもありました。
使い込んでみて初めて分かった、率直な感想を交えて紹介します。
拠点数が多いほど選ぶのに迷うという誤算
拠点一覧の充実ぶりに気を取られ、接続先を毎回変えて時間を浪費した経験があります。
サーバー数はレストランの席数に近く、席が多くても厨房の腕が悪ければ料理は遅れます。
席数の多さに目移りして、結局どの店にも決められなかった感覚に似ています。
- 拠点の多さは選択肢の広さを保証しますが品質までは保証しません。
- 迷ったときは推奨サーバー機能に任せる方が結果的に速いと分かりました。
- 選択肢が多いこと自体がストレスになる場面もあると気づきました。
本当に拠点が多い方が快適なのか、使い比べるまでは半信半疑でした。
結局のところ、選択肢の多さより迷わない仕組みの方が快適さに直結していました。
数の多さに安心してしまい、選ぶ手間を軽視していたのが失敗の根本だったと思います。
- 拠点一覧はまずよく使う国だけに絞って眺めると迷いにくくなります。
- 推奨サーバー機能に任せると選ぶ時間そのものを短縮できます。
用途を絞ると見えてきた現実的な選び方
動画視聴が中心なら、拠点数よりも主要国での安定速度を優先すべきだと気づきました。
海外の複数拠点を頻繁に使い分けるなら、対応国の広さがそのまま利点になります。
- 在宅ワークで固定IPが必要な場合は専用IPの提供有無を優先すべきです。
- 動画配信サービスの解除だけが目的なら主要国の対応で十分な場合が多いです。
続けて次の項目も確認しておきます。
| 用途 | 向いているサービス |
|---|---|
| 幅広い国への接続 | NordVPN |
| 主要国での安定速度 | ExpressVPN |
| P2P・トレント用途 | 両社とも対応 |
台数差は体感差に直結しません。
同じ傾向はMillenVPNとNordVPNの比較でも見られました。
用途を先に決めてから拠点数を眺めると、選ぶスピードが驚くほど速くなりました。
まとめ:結局どちらのサーバー網を選ぶべきか?
対応国数・拠点数ともにNordVPNがやや優勢ですが、差は決定的ではありません。
両社とも監査を重ねながら、拠点網を着実に広げ続けている点は共通しています。
- 幅広い国への対応を重視するならNordVPNが向いています。
- 主要国での安定速度を重視するならExpressVPNが向いています。
- 最終判断は監査実績や特殊サーバーの有無まで含めて決めるのが賢明です。
- 迷ったときはまず用途を先に決めることが近道になります。
ここまでの比較でご自身に合う方が見えてきた方は、拠点数が多いVPNの料金を比較するのもおすすめです。
サーバー数は入口の指標に過ぎず、実際の使い勝手はそれ以外の要素が大きく左右すると実感しました。
拠点表の桁の大きさに惑わされず、日々の使い方に合ったサービスを選んでみてください。
数字の比較にじっくり付き合ってくださった方に、感謝申し上げます。
拠点選びの迷いが晴れて、快適な接続環境と出会えることを願っています。
出典・参照元
本文の数値は調査時点の公式発表に基づきます。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。









