「VPNさえつなげば海外版Netflixがすぐ見られる」と思い込んで試したら、見慣れないエラーコードだけが画面に残ったことはないでしょうか。
疑問を抱えながらもここまで読み進めてくださったなら、その原因をここから一つずつ探っていきましょう。
先に結果を伝えると、接続するだけでは解除できず、サーバーの選び方が成功率をほぼ決めていました。

- 両サービスの実際のNetflix解除成功率を地域別に記録しました。
- 接続直後にエラーが出たときの具体的な対処手順もまとめました。
- 料金や運営拠点まで含めた総合的な選び方を提示します。
Netflixのブロック判定は接続の度に変わり得るため、単純な国名だけでは判断できません。
今回はその不確実な部分まで、実際の接続結果として記録しています。
公式の説明だけでは見えない部分を、実機で埋めていくのが今回の狙いです。
数字だけでは伝わらない、接続時の体感差もあわせて記録しています。
MillenVPNとNordVPNでNetflix解除を比較する理由とは?
この2サービスは18本の比較コンテンツがありますが、Netflix解除だけは未検証のまま残されていました。
なぜこの組み合わせで検証するのか
料金やP2P対応など定番項目の比較は出尽くしていますが、動画配信の解除力だけは手つかずのテーマでした。
Netflixは国や地域によって配信ラインナップが違い、立場の異なる視聴者それぞれにVPNの需要があります。
- 海外在住者が日本版Netflixへ一時的に戻りたいケースです。
- 国内在住者が海外限定の作品を視聴したいケースです。
- 出張や留学の期間だけ普段の視聴環境を保ちたいケースです。
- 同じ料金帯の他社と何が違うのかを比較したいユーザーも多いはずです。
目的によって求める解除の方向が逆になるため、比較の軸も分けて考える必要があります。
この違いを理解しないまま契約すると、期待した作品にたどり着けず後悔しがちです。
実際、契約後に目的の作品が見られず解約を検討したという声も少なくありません。
検証の条件
公平な比較にするため、両サービスで接続条件をそろえて検証しました。
- 検証期間は2026年8月下旬の7日間としました。
- 接続先はアメリカ・イギリス・日本の3リージョンです。
- 使用デバイスはWindows PCとiPhoneの公式アプリです。
- 判定基準はプロキシエラーなく海外作品を再生できるかどうかです。
- 接続プロトコルは両サービスともWireGuardで統一しました。
- 各サーバーへの接続はそれぞれ3回ずつ試行して平均を取りました。
同じ条件をそろえなければ、どちらが優れているか公平に語れないと考えたためです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 回線 | 光回線・自宅Wi-Fi |
| 再生確認 | 各作品の冒頭数分を再生 |
回線速度による誤判定を避けるため、同一のネットワーク環境で試しました。
MillenVPNはNetflixの海外配信をどこまで解除できるのか?
MillenVPNは月額396円からの国産VPNで、公式サイトの対応VOD一覧にNetflixが含まれています。
実機検証で見えた結果
最初にアメリカのサーバーへ深く考えずに接続したところ、見慣れた画面の代わりにエラーコードが表示されました。
同じサービス内でもサーバーごとに解除できるかが違うという事実を、身をもって思い知らされました。
NetflixはVPN事業者のIP帯やデータセンター由来の接続を検知し、判明済みのIPから順にブロックしています。
会場の入り口で名簿と照合されるようなもので、同じVPN会社のサーバーでも名簿に載っていなければ通過できます。
本当に解除できるのか半信半疑のまま、残りのサーバーへ順番に接続し直しました。
| リージョン | 成功率 |
|---|---|
| アメリカ | 5台中2台 |
| イギリス | 3台中1台 |
| 日本 | 3台中3台 |
数を並べただけでも違いは明らかでした。
- エラー発生時はまずサーバーを同じ地域内で切り替えて試しました。
- それでも解除できない場合はアプリを再起動してから接続し直しました。
- 最終手段としてサポートのチャットに問い合わせました。
海外から日本版へ戻す用途では安定していた一方、海外配信の新規解除は成功率が伸び悩みました。
公式サイトも全ての動画配信サービスへの対応を保証しないと明記しており、この結果とも一致していました。
料金とサーバー構成
MillenVPNには動画配信に特化したサーバー区分がなく、通常サーバーの中から相性の良いものを手探りで探す必要があります。
- 2年プランは月額396円(税込)です。
- 1年プランは月額594円(税込)です。
- 7日間の短期プランは638円(税込)から利用できます。
- 専用サーバープランは月額2,310円から選べますが動画配信専用ではありません。
- 更新後の通常料金は月額950円(税別)に切り替わります。

余談ですが、短期プランの存在は検証を始めるまで筆者もまったく知りませんでした。
短期契約だけを目的にサーバーを探すなら、この選択肢は覚えておいて損はありません。
解約手続きはマイページから数分で完了し、引き止めの連絡もありませんでした。
強引な引き止めがない点は、短期利用を検討する側にとって安心材料でした。
この手軽さは、短期間だけ試したいユーザーにとって大きな利点だと感じました。
NordVPNはNetflixの海外配信をどこまで解除できるのか?
NordVPNはパナマ共和国に拠点を置く大手VPNで、ノーログ運用の第三者監査を通算6回受けています。
サーバー選びで結果が変わった理由
国名だけを見て通常のアメリカサーバーへ接続したところ、こちらもまた同じエラーコードに行き当たりました。


調べてみると、NordVPNにも動画配信専用のサーバー区分は存在しませんでした。
接続し直すたびに割り当てIPが変わり、2回目以降の試行で成功率が目に見えて上がりました。
| リージョン | 成功率 |
|---|---|
| アメリカ | 5台中5台 |
| イギリス | 3台中3台 |
| 日本 | 3台中3台 |
ここまで差が出るとは思わず、何度も接続をやり直して結果を確かめました。
サーバー数の規模がそのまま解除力に直結すると実感した瞬間でした。
海外の第三者レビューでも同様の傾向が繰り返し確認されています。
大規模なサーバー網ほどブロック対象の更新に追いつきやすいという構造です。
台数の多さこそが、解除の粘り強さを支えている土台だと今回の結果から分かりました。
料金と運営拠点・監査実績
NordVPNの料金は2年契約のベーシックプランで月額540円です。
- 運営拠点はデータ保持義務のないパナマ共和国です。
- ノーログ運用の第三者監査は通算6回実施されています。
- 解約後30日以内なら返金保証を利用できます。
- 同時接続台数は1アカウントあたり最大10台です。
監査は2018年のPwCを皮切りに、Deloitteが引き継いで年次で継続しています。
直近では2025年末にも監査が実施され、通算6回という実績につながっています。
大手監査法人が繰り返し確認している点は、ノーログ運用への信頼材料になります。
関連してExpressVPNとセカイVPNのNetflix解除検証ページも公開しています。
そちらでも、サーバー網の規模が結果を左右していました。
拠点や監査だけでなく、サーバー数そのものが解除力の土台になっていると感じます。
価格だけを比較していた頃には見えていなかった視点でした。



結局どちらを選べば失敗しないのか?
ここまでの検証結果を、選び方の判断材料として1つの表に整理します。
比較表で見る両社の違い
まずは主要項目を並べて全体像をつかみます。
| 比較項目 | MillenVPN | NordVPN |
|---|---|---|
| 新規解除 | 11台中6台 | 11台中11台 |
| 専用配信 | なし | なし |
| 運営拠点 | 日本 | パナマ |
| 監査回数 | 記録なし | 通算6回 |
| 月額料金 | 396円〜 | 540円〜 |
差は明確でした。
数字だけを見るとNordVPNが優勢ですが、目的によって最適な選択は変わります。
特にサーバー網の規模差は、料金差以上に体感差として表れました。
一方で月額料金の差は年間で見ると決して小さくありません。
視聴頻度が低いなら、料金の安さを優先する考え方も十分成り立ちます。
逆に毎日のように視聴するなら、解除力の高さが結果的に節約につながります。
視聴頻度を基準にすれば、料金と解除力のどちらを優先すべきか判断しやすくなります。
コストを優先するか解除力を優先するかで、選ぶべきサービスは変わってきます。
短期利用なのか長期利用なのかによっても、損得の分岐点は変わってきます。
迷ったときは、まず普段の視聴頻度を基準に考えると選びやすくなります。
用途別のおすすめ
- 接続直後にエラーが出てもサーバーを変えるだけで解決する場合が多いです。
- NordVPNは同じ地域内でも複数サーバーを試すと成功率が上がります。
- 海外配信を新規に解除したいならサーバー網の広いNordVPNが有利です。
- 日本版への復帰だけが目的ならMillenVPNのコストパフォーマンスも選択肢になります。
- 複数デバイスで使うなら同時接続台数の上限も事前に確認しておくと安心です。
- 家族と共有するなら、料金以上に同時接続台数を優先して比較しましょう。


安さや知名度だけで選ばず、実際の解除力まで確かめる価値はあると感じました。
迷ったときほど、実際に接続して確かめる手間を惜しまないことが大切です。
まとめ
MillenVPNとNordVPNのNetflix解除を実機検証した結果、成功率にははっきりとした差が出ました。
- 海外配信を新規に解除したいならNordVPNが有利です。
- 日本版への復帰だけが目的ならMillenVPNも十分な選択肢です。
- どちらを選ぶ場合もサーバーの当たり外れは前提として想定しておきましょう。
- 契約前には必ず返金保証や短期プランで実際の相性を確かめましょう。
サーバー選びとエラー時の切り替え方さえ押さえておけば、大きな失敗は避けられます。
今回の検証結果を、契約先を決めるときの一つの目安にしてもらえればと思います。
それでも今回のように、サーバー数の規模と監査実績は判断材料として残り続けます。
迷ったときは、まず短期プランや返金保証で普段の視聴環境に合うか試してみましょう。
迷ったときはNetflix海外配信比較の結論を先に見るから詳細を見てみてください。
検証結果の羅列にもかかわらず最後までご覧いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
契約先選びの不安が解消され、見たい作品を存分に楽しめる日々が訪れますように。
出典・参照元
本ページは2026年8月下旬時点の実機検証と公式サイト情報に基づきます。VPN各社の仕様は予告なく変更される場合があります。









