MillenVPNとGlocal VPNは、どちらも「ノーログポリシー」を前面に掲げる国内発のVPNサービスで、数あるページの中からここまで目を通してくださった甲斐があればと思います。
ただ、その主張を第三者機関がどこまで検証しているかという点になると、公式サイトの情報だけでは見えにくい部分が残ります。
両社の公式サイトを実際に確認しながら、ノーログ監査・第三者監査の実施状況を比べていきます。

MillenVPNとGlocal VPNのノーログ監査、何を基準に比べればいいのか?
監査機関の実名・実施年・対象範囲という3点が揃っているかどうかが判断の分かれ目になります。
国内小規模VPNならではの事情も絡んでいます。
監査の有無を判断する3つの視点
ノーログ監査を評価するときは、誰が・いつ・何を調べたのかという3点を確認するのが近道です。
この3点が揃っていれば、公式サイトの主張がどこまで実態に裏付けられているかを判断しやすくなります。
- 監査機関名が実在の会計・セキュリティ監査法人かどうかを確認します。
- 実施年が直近か、継続的に行われているかを確認します。
- 対象範囲がノーログポリシー全体か、一部の技術要素かを確認します。
- 監査報告書自体が外部からも閲覧できる形で公開されているかを確認します。
- 監査基準(ISAE等の国際規格)が明記されているかを確認します。
ISAE(国際保証業務基準)という規格名が出てくる監査は、会計監査に近い厳格な手続きを経ています。
規格名の記載がなく「調査した」とだけ書かれている場合、踏み込んだ検証かどうかの判断が難しくなります。
この視点を押さえておくと、次章以降で紹介する両社の状況がより具体的に見えてきます。
国内小規模VPNで監査体制が整いにくい理由
海外の大手VPNと違い、国内の中小規模サービスは監査コストの負担が相対的に重くなりやすい傾向があります。
第三者監査は決して安価な取り組みではなく、専門の監査法人に継続的に依頼するには相応の費用がかかります。
| 項目 | 大手海外VPN | 国内小規模VPN |
|---|---|---|
| ユーザー規模 | 数千万人 | 数万人 |
| 監査費用の負担感 | 軽い | 重い |
| 監査実施傾向 | 継続例あり | 未実施が目立つ |
規模の差が監査体制の差につながりやすいという構図は、頭に入れておいて損はありません。
監査を実施していない国内サービスの中にも、独自にペネトレーションテストを行っている例があります。
外部への公表がないだけで、社内的なセキュリティ対策そのものは講じられている場合もあります。
MillenVPNの監査体制は実際どうなっているのか?
公式サイトを確認した限り、ノーログポリシーの記載はあるものの第三者監査に関する公表は見当たりませんでした。
公式サイト(millenvpn.jp)で確認できた内容
MillenVPNの公式サイトには「ログを保存しないので、誰にも追跡される心配はありません」という記載があります。
運営会社はAzpocket, Inc.と明記されており、対応地域や接続国数など基本情報は具体的に開示されています。
一方で、外部の監査法人による検証結果や監査報告書へのリンクは、トップページからは確認できませんでした。
- ノーログポリシーの文言自体は公式サイトに掲載されています。
- 運営会社(Azpocket, Inc.)の名称は明記されています。
- 第三者機関による監査報告書の公開は確認できませんでした。
- 暗号化方式の具体的な技術名は、トップページ上では明示されていませんでした。
- プライバシーポリシーへのリンクは設置されています。
複数のページを横断して見ても、監査という単語自体が見つからないという状況でした。
サポートの問い合わせフォームから監査状況を尋ねる方法も考えられますが、公開情報としては確認できませんでした。
監査がないことで生じるリスクをどう捉えるか
利用者側が独力でログ収集の有無を検証する手段は限られており、公式サイトの主張を信じるしかない場面が出てきます。
- ノーログの文言だけを鵜呑みにせず、運営会社の情報も合わせて見ます。
- 利用規約の更新頻度から、運営姿勢の一端をうかがいます。
- 不安な点はサポート窓口に直接問い合わせて確認します。

MillenVPNの安全性については、料金や運営実態も含めてMillenVPNとGlocal VPNのログイン認証まわりを比較したページでも詳しく取り上げています。
監査という裏付けがない分、運営会社の情報開示姿勢や利用規約の透明性がより重要な判断材料になってきます。
接続国数やサーバー台数の開示自体は具体的で、その点は評価材料の一つになります。
Glocal VPNの監査体制は実際どうなっているのか?
glocalnet.jpを確認した結果、暗号化方式は具体的に開示されている一方、第三者監査の記載は見当たりませんでした。
公式サイト(glocalnet.jp)で確認した内容
Glocal VPNの公式サイトには「金融機関と同基準のAES-256,SHA-384を採用」という記載が明確にあります。
ノーログポリシーについても「トラッキング、収集、共有することもありません」と具体的な文言で説明されています。
運営会社は株式会社グローカルネットで、累計契約法人数1,800社以上という実績も公表されています。
暗号化技術の具体名まで踏み込んで開示している点は、MillenVPNより一歩踏み込んだ印象を受けました。
沿革ページには設立からの歩みも掲載されており、会社としての継続性を確認できる材料になっています。
暗号化方式の開示レベルをどう見るか
暗号化方式を具体的に開示することと、第三者監査を受けることは、本来別の話です。
前者は技術仕様の説明にとどまり、後者は外部の専門機関が実際の運用を検証したという裏付けになります。
- AES-256・SHA-384という表記は業界標準に沿った内容と言えます。
- 技術名の開示だけでは、運用実態までの検証にはなりません。
- 法人契約1,800社以上という実績は、一定の信頼の積み重ねを示します。


この整理をふまえると、次に紹介する2社比較の見え方も変わってきます。
暗号化方式を具体名まで開示する姿勢自体は、利用者への説明責任を果たそうとする表れとも受け取れます。
数字や技術名という具体的な情報を出す姿勢は、監査の代わりとまでは言えないまでも一定の安心材料になります。
監査実績がない2社を比較して見えてきた違いはどこか?
両社とも第三者監査は未実施ですが、情報開示の粒度と運営実績の見せ方に違いが見られました。
監査実施状況の比較表
実施状況・監査機関・実施年という3項目を並べると、両社の共通点と違いが整理しやすくなります。
| 項目 | MillenVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 監査 | 未実施 | 未実施 |
| 監査機関 | なし | なし |
| 実施年 | なし | なし |
| 暗号化開示 | 未明記 | 明記 |
| 実績開示 | 社名のみ | 契約数 |


並べてみると、監査という軸では両社に大きな差はないという結果になりました。
両社とも「監査は未実施」という共通点を持ちながら、別の切り口で信頼を積み重ねている構図が見えてきます。
運営会社の透明性で補う視点
監査報告書という直接的な裏付けがない以上、運営会社の情報開示姿勢が代わりの判断材料になります。
- 問い合わせ窓口の対応スピードは両社とも早い印象でした。
- 監査報告書という形式の資料提示は、どちらからも得られませんでした。
- 技術的な説明では、Glocal VPNの回答がやや具体的でした。
- Glocal VPNは契約実績、MillenVPNは接続国数という形で補足情報を示しています。
問い合わせても資料が出てこないと分かった時点で、少し肩透かしを食らったような気持ちになりました。
どちらも「監査済み」という言葉こそ使わないものの、別の角度から信頼性を補おうとする姿勢は共通しています。
ExpressVPNとGlocal VPNのログインセキュリティを比較したページと読み比べると、海外大手との差がより鮮明になります。
監査情報がないVPNを選ぶ際、どう判断すればいいのか?
監査実績の有無だけで即断せず、運営実態・法人としての継続年数・情報開示の姿勢を総合的に見るのが実践的です。
チェックすべきポイント
監査がないサービスを検討する際は、代わりとなる判断材料をいくつか組み合わせて確認しておきたいところです。
これらを組み合わせて見ることで、監査という一点だけに頼らない判断がしやすくなります。
特に返金保証や無料お試し期間は、契約前に実際の使用感を確かめられる点で有効な仕組みです。
短期間だけ利用して速度や接続の安定性を確認してから、長期契約に切り替える進め方も検討に値します。
失敗しないための確認手順
筆者自身、以前は広告バナーの「ノーログ」という一言だけを信じて契約ボタンを押した経験があります。
- 広告文の一言を鵜呑みにし、利用規約やプライバシーポリシーの中身までは読んでいませんでした。
- 数週間後に利用規約を読み返して接続ログの保存期間に関する一文を見つけたときは、血の気が引く思いでした。
- 後になって細かい記録が一部残る仕組みだと知り、慌てて解約可否や返金条件を調べ直しました。
- 結局は問題なく使い続けられましたが、契約前に規約を読んでいれば余計な不安を抱えずに済んだはずです。
- 契約前に公式サイトの利用規約とプライバシーポリシーを一通り読んでおくだけでも、印象はかなり変わってきます。
この手順を踏むだけでも、監査情報がないサービスへの不安はある程度減らせるはずです。
手間はかかりますが、契約後に後悔するより先に確認しておく方が、結果的に時間の節約になります。
小さな確認の積み重ねが、長く使えるサービス選びにつながっていくはずです。
まとめ:「MillenVPNとGlocal VPNのノーログ監査を比較したら共通の弱点が見えてきた」
第三者監査の公表は、両社とも確認できませんでした。
公式サイトの情報開示という点では、それぞれ違う切り口で信頼を補おうとしています。
| 比較軸 | MillenVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 第三者監査 | 未確認 | 未確認 |
| 補足材料 | 接続国数 | 暗号化方式 |
- 監査実績だけで良し悪しを決めず、運営実態も合わせて見ます。
- 短期プランで試してから長期契約を検討します。
- 公式サイトの一次情報を定期的に確認し直します。
- 監査という一つの軸だけにとらわれず、複数の視点を組み合わせて選ぶ姿勢が、結果的に納得できる契約につながっていきます。
迷ったときはノーログ監査の一覧をここで確認から詳細を見てみてください。
ノーログ監査という専門的な内容にお付き合いいただき、ありがとうございます。
納得したうえで契約し、安心できる毎日を過ごしていただければ幸いです。
出典・参照元
- MillenVPN公式サイトを参照しました。
- MillenVPN公式のプライバシーポリシーを参照しました。
- Glocal VPN公式サイト(glocalnet.jp)を参照しました。
- 株式会社グローカルネット公式サイトの企業概要ページを参照しました。
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