ExpressVPNとMillenVPNは、公式アプリを使わない「native接続」にどちらも対応しています。
実際に両方のnative接続を試したところ、設定画面の作り方も必要な作業量もかなり違いました。
ここでは手動接続の設定しやすさという切り口で、ExpressVPNとMillenVPNを比較します。native接続の設定なんて面倒な話に付き合ってもらう以上、できるだけ具体的にまとめたつもりです。
ExpressVPNとMillenVPNのnative接続とは何なのか?
native接続とは、公式アプリを使わずOSやルーターから直接つなぐ接続方式です。
native接続の仕組みと公式アプリとの違い
公式アプリは自動でサーバー選択や暗号化をしてくれる一方、native接続はすべて利用者が入力します。
ExpressVPNとMillenVPNのどちらも、会員ページから接続情報を取得してから作業を始める点は共通しています。
入力する情報の種類も量も両社で違うため、同じ「手動設定」という言葉でも作業のイメージはかなり異なります。
この違いを知らずに手を出すと、思ったより時間を取られる場面が出てきますし、想定外の手戻りも起こりがちです。
なぜnative接続を使う場面があるのか
native接続が必要になる場面は、日常のなかに意外と多く潜んでいます。
- ルーターに直接設定して家中の機器をまとめて保護したい場合
- 公式アプリが提供されていないNASやゲーム機を守りたい場合
- 会社支給のLinux端末で公式アプリが使えない場合
- 特定のプロトコルだけを指定して速度や安定性を検証したい場合
- 出張先の共有ネットワークでルーターごと保護したい場合
- 家族の端末をまとめて一括で管理したい場合
こうした目的がある人ほど、次章以降の設定難易度の差が重要になってきます。
料金プランによる違いも気になるところですが、調べたところ同時接続台数の上限内であれば追加費用は不要でした。
- native接続の1台も通常の同時接続台数としてカウントされます。
- 追加料金を払わないと使えないプランは両社とも見当たりませんでした。
- ルーター1台に集約すると台数消費を抑えられる場合があります。
- 契約プランのグレードによる機能差はほぼ見られませんでした。
台数の数え方さえ理解しておけば、料金面でnative接続を理由に迷う必要はなさそうです。
ExpressVPNのnative接続設定はどれくらい迷うのか?
ExpressVPNは設定ファイルを手元で読み込む形式が中心になっています。
ExpressVPNの手動設定手順
会員ページから設定ファイルを取得し、任意のクライアントに読み込ませる流れです。
- ExpressVPNの会員ページにログインします。
- 「マニュアル設定」からOpenVPN用の設定ファイルを選びます。
- ルーターやOpenVPNクライアントに設定ファイルをインポートします。
- 会員ページ表示の専用ユーザー名とパスワードを入力します。
- 接続テストを行い、割り当てられたIPアドレスを確認します。
- 問題がなければルーターを再起動して接続を安定させます。
- 念のため速度測定を行い普段の数値と比較します。
手順自体は丁寧に案内されていますが、入力を一つ間違えると接続が通りません。
手元の型落ちルーターで試したところ、ファームウェアの手動アップデートを求められて作業が止まりました。
設定でつまずきやすいポイント
実際に設定ファイルをルーターにインポートしたところ、証明書エラーが繰り返し出ました。
調べてみると、設定ファイルの地域指定とルーターのタイムゾーン設定がずれていたことが原因でした。
ファイルを選び直すだけで直る話ではなく、ルーター側の時刻設定まで見直す必要があり戸惑いました。
原因が分かるまでは、ファイルそのものを疑ってしまい遠回りしてしまいました。
公式アプリでのサインインとは勝手が違うため、サインイン方式を比較したページも参考になります。
native接続を選ぶ際に見落とされがちなのが、公式アプリが持つ「通信を偽装する仕組み」を使えなくなる点です。ExpressVPNの公式アプリは、VPN通信であることを検知されにくくする独自の工夫を組み込んでいますが、汎用クライアントで手動接続する場合はこの仕組みが働きません。そのため、厳しい通信制限がかかった回線では、公式アプリなら通る接続がnative接続だと弾かれてしまう場合がある点は覚えておきたいところです。
MillenVPNのnative接続設定は本当に簡単なのか?
MillenVPNはOpenConnectクライアントを使う方式で、入力項目が少なめです。
MillenVPNのOpenConnectでの手動設定手順
会員ページのサーバー一覧からホスト名を確認し、OpenConnectで接続する流れです。
- 会員ページでOpenConnect用のサーバーホスト名を確認します。
- OpenConnectクライアントをインストールします。
- ホスト名・ユーザー名・パスワードの3項目のみを入力します。
- 接続後にDNSリークがないかブラウザで確認します。
- 安定して使えるかどうか、しばらく時間を置いて再確認します。
ファイルのインポート作業が不要な分、初回設定にかかった時間はかなり短めでした。
MillenVPNは動作確認済み端末の情報も公式サイトにまとまっています。
- Windows・Mac・Linuxの主要OSは動作確認済みとして案内されています。
- 一部のルーター機種もOpenConnect対応として掲載されています。
- スマートフォン向けのOpenConnectアプリも案内されています。
- 対応状況は公式サイトのFAQページで随時更新されています。
- チャットサポートで対応状況を直接尋ねることもできます。
- 設定例のスクリーンショット付き解説も一部用意されています。
つまずきポイントと対処法
試しにコマンドラインからOpenConnectを実行したところ、証明書の警告表示で止まりました。
公式のホスト名をそのまま貼り付けたつもりが、末尾に余分な空白が入っていたことが原因でした。
入力項目が少ない分だけ、逆に一文字のミスに気づきにくいという発見もありました。
設定に迷った場合はサポート窓口へ問い合わせる導線が用意されており、返信までの待ち時間も比較的短めでした。
入力項目が少ないぶん、つまずいたときの原因は絞り込みやすいという印象も残りました。
MillenVPNの日本語UIを検証したページと違い、手動設定では日本語の補助がほぼありません。
ExpressVPNとMillenVPNのnative接続、設定難易度を比較するとどうなるのか?
両者を並べると、対応プロトコルの幅と設定ステップ数に明確な差が見えます。
対応プロトコルと設定難易度の比較表
実際に試した手順の数とつまずいた回数をもとに整理すると次のようになりました。
体感時間は環境で前後しますが、入力項目の多さが難易度に直結していました。
| 比較項目 | ExpressVPNの特徴 | MillenVPNの特徴 |
|---|---|---|
| native接続方式 | OpenVPN設定ファイルを読み込みます。 | OpenConnectクライアントを使います。 |
| 必要な入力項目 | 設定ファイルと専用認証情報 | ホスト名・ID・パスワードの3点 |
| 設定完了までの体感時間 | 15分前後かかりました。 | 5分前後で終わりました。 |
| つまずきやすさ | 証明書と地域指定でのミスが目立ちました。 | ホスト名の入力ミスが目立ちました。 |
| ルーター対応の広さ | 対応ルーター機種が多め | 対応機種はやや限定的 |
| 初心者向けの分かりやすさ | 手順は多いが説明は丁寧 | 手順が少なく迷いにくいです。 |
| 必要な追加ソフト | OpenVPN対応クライアント | OpenConnect対応クライアント |




どちらが向いているのか
対応機器の幅を重視するなら、ExpressVPNのnative接続が候補になります。
- 初めて手動設定に挑戦するならMillenVPNの入力項目の少なさが安心材料になります。
- 複数のルーター機種を試す予定があるならExpressVPNの対応幅が有利になります。
- 速度面まで含めて比べたいなら通信速度を比較したページも参考になります。
- とにかく短時間で済ませたいならMillenVPNの手順の少なさが向いています。
- 設定の記録を残して見返したい人にはExpressVPNの手順書が役立ちます。
native接続に慣れていない段階では、入力項目が少ないMillenVPNから試す選び方も現実的です。
公式アプリ以外に別途クライアントソフトが必要になりますが、どちらも無料ソフトで対応でき費用差はほぼありません。




実際に両方を並行して試したことで、公式アプリ任せでは気づけない細かな違いが見えてきました。
まとめ:「ExpressVPNとMillenVPNのnative接続設定を実際に比べたら手間に差があった」
native接続でも、両社とも機器はしっかり守れます。
実際に試した体感では、ExpressVPNは対応機器の広さ、MillenVPNは項目の少なさに強みがありました。
native接続に不慣れなうちは失敗もありましたが、原因を一つずつ潰していけば十分に扱える範囲でした。
公式アプリでは見えなかった仕組みが分かった分、トラブル時の対応力も上がった実感があります。
- 手間がかかる分だけ、うまくつながったときの安心感も普段より少し大きく感じられました。
- 手動接続に挑戦する前に、それぞれの特徴を踏まえて使い方に合う方を選んでみてください。
迷ったときはnative接続設定比較の結論を先に見るから詳細を見てみてください。
出典・参照元
最後までお付き合いいただき感謝申し上げます。native接続の設定に戸惑っていた方が、少ない手間で使えるようになることを願っています。
※本ページに掲載している口コミ・体験談は、特定の個人を特定できないよう配慮しており、ウェブサイトおよびSNS上の公開情報をもとに編集しています。個人の体験に基づく情報であり、すべての方に同じ効果や変化が生じることを保証するものではありません。料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。










