VPNを選ぶとき、料金やサーバー数ばかりに目が行きがちです。
しかし実際に毎日触るのはアプリの画面そのものです。
今回はNordVPNとGlocal VPNを実機で操作して、使いやすさを比較しました。
スマートフォンのアプリを片手で操作しながら、画面の遷移をひとつずつ確認しました。
- インストールからログインまでの手順。
- 接続画面とサーバー選択の操作感。
- 設定メニューの複雑さと機能差。
率直に言うと、最初にNordVPNの画面を開いたとき「これ全部使うのか」と身構えました。単純な操作比較だけで結論が出るのか正直半信半疑でしたが、結局のところ使わない機能は無視して構わない設計でした。
両者の使い勝手の方向性はまったく違いました。
NordVPNは機能が多い分だけ画面情報も多く、Glocal VPNは機能を削ぎ落とした分だけ迷う要素が少ない設計です。
どちらが使いやすいかは、利用者が何を求めているかで変わります。主観の混じりやすいテーマですが、最後まで飽きずに読んでもらえたら何よりです。

目次
NordVPNとGlocal VPNのアプリ、初回セットアップで戸惑うのはどっちか?
アプリの第一印象は、その後の継続利用を大きく左右します。
インストール直後の数分でつまずくと、そのまま解約に向かう利用者も少なくありません。
だからこそ、この最初の数分を丁寧に検証してみました。
インストールからログインまでの手順を比べると?
NordVPNはアプリを起動すると、まずアカウント作成またはログインの画面が表示されます。
- NordVPN:アカウント作成後にメール認証を済ませ、アプリ内でログインする流れです。
- NordVPN:ログイン後に初期設定の確認画面が続きます。
- Glocal VPN:会員登録後に発行されたIDとパスワードを入力するだけです。
- Glocal VPN:認証方法の選択肢がなく、迷う余地そのものがありません。
筆者がハマった失敗を告白すると、NordVPNの初回ログインでメール認証のリンクをうっかり見逃しました。
- 登録後しばらく待っても画面がまったく先に進まず、アプリの不具合を疑って何度もアプリを再起動していました。
- 原因は単に受信トレイの奥にメールが埋もれていただけで、探し当てたときは思わず脱力しました。
- 迷惑メールフォルダまで隅々探して認証リンクを見つけ、クリックしてようやく先へ進めました。
| 比較項目 |
NordVPN |
Glocal VPN |
| 登録手順 |
4ステップ |
2ステップ |
| 認証方法 |
メール認証 |
ID直接入力 |
手順の数だけでも差は明白です。
この短さのおかげで、Glocal VPNは操作に不慣れな家族にも勧めやすいと感じました。
初期設定でつまずきやすいポイントは?
Glocal VPNは初期設定の項目自体がほぼ存在しません。
ログイン後すぐに接続ボタンが表示されるため、迷う暇がない構造です。
この段階でつまずく利用者は、Glocal VPNではほぼ想定されていません。
- NordVPNは初回起動時にThreat Protectionの有効化を尋ねられます。
- 意味がわからないまま許可すると、あとで広告ブロックが強すぎて表示崩れに気づくことがあります。
- Glocal VPNには選ぶような初期設定項目がそもそも用意されていません。
- 設定を理解してから使いたい利用者はNordVPNの説明文を読む時間が必要です。
余計な一言を挟むと、初期設定の質問攻めは至れり尽くせりなのかお節介なのか、正直微妙なラインです。
使い込むほど便利さがわかる設計ですが、初日の印象だけならGlocal VPNの潔さに軍配が上がります。
初心者ほど、この割り切った潔さをありがたく感じるはずです。
接続画面の使い勝手、日常的に使うならどちらが快適か?
セットアップが終わったあとに毎日向き合うのは、接続画面そのものです。
ここでの操作感の差は、長期的な満足度に直結します。
実際に1週間、両方のアプリを日常的に使い倒してみました。
サーバー選択のしやすさを比べると?
NordVPNの接続画面は世界地図がベースになっており、地図上の光る点をタップして国を選ぶ仕組みです。
視覚的でわかりやすい反面、目的の国が地図の端にあると探すのに手間取ります。
検索窓に国名を入力すれば一発で絞り込めますが、その存在に気づくまで時間がかかりました。
| 比較項目 |
NordVPN |
Glocal VPN |
| 選択方式 |
地図タップ |
選択不要 |
| 対応国数 |
137カ国 |
日本のみ |
| 同時接続 |
10台 |
1台 |
この数字だけでも、両者の性格の違いは明らかです。
筆者の失敗談をもうひとつ挙げると、NordVPNで地図をピンチ操作した際に隣の国のサーバーを誤タップしてしまいました。
画面いっぱいに並んだ小さなピンの中から目当てを探すうち、指の太さがそのまま操作ミスにつながりました。
- Glocal VPNはサーバー選択という概念自体が存在しません。
- 国内サーバーへの固定接続のみで、選択に伴う迷いが生まれません。
- 海外から日本の動画配信を見たい利用者には理にかなった設計です。
NordVPNに慣れた直後にGlocal VPNへ切り替えたときは、選択画面を探して思わず数秒立ち止まりました。
ワンタップ接続と機能の多さ、両立できているか?
ワンタップで接続できるという謳い文句は両社とも共通しています。
ただし実際に触ると、そのワンタップにたどり着くまでの経路が異なります。
- NordVPNはトップ画面の「クイック接続」ボタンを押せば最速サーバーに自動接続します。
- 特定の国を指定したい場合は、地図または検索窓から選ぶひと手間が加わります。
- Glocal VPNはアプリを開いた瞬間に接続ボタンしか目に入らない構成です。
- 接続先を選ぶ操作自体が存在しないため、迷わずボタンを押すだけで完結します。
NordVPNは機能が多すぎて最初は戸惑いましたが、結局いつもクイック接続しか使っていません。
この声は筆者の実感とも一致します。
実は「クイック接続」ボタンの裏側では、候補となる複数拠点へ同時に短い応答速度チェックを走らせ、混雑が少なく応答の速いサーバーを自動で選び出す処理が動いています。
- NordVPNにはお気に入りサーバーを登録できる機能があります。
- 存在に気づくまでは、毎回同じ国を検索し直していました。
- 登録さえ済ませれば、次回からは数タップで同じ接続を再現できます。
設定メニューの複雑さ、機能が多いことは本当に長所なのか?
ここで一度、素朴な疑問を投げかけます。
設定項目が多いことは、本当に使いやすさの証明になるのでしょうか。
実際に両方のメニューを開いて答え合わせをしてみました。
NordVPNの高機能メニューを実際に触ってみると?
触ってみると想像以上に項目が多いと気づきました。
設定メニューにはキルスイッチや分割トンネリング、Threat Protectionなどが並びます。
- キルスイッチ:VPN接続が切れた瞬間に通信を遮断する機能です。
- 分割トンネリング:特定のアプリだけVPNを経由させない機能です。
- Meshnet:離れた場所にあるデバイス同士を直接つなぐ機能です。
- 専用IP:固定のIPアドレスを追加料金で割り当てる機能です。
- いくつものカテゴリを開いては閉じを繰り返すうち、だんだん苛立ちが募っていきました。
- 目的の機能がどのカテゴリに属するのか予測できず、検索窓の存在に気づいたのはかなり後になってからでした。
- 検索窓に「Meshnet」と打ち込んだ瞬間あっさり見つかり、それまでの数分は何だったのかと拍子抜けしました。
- ExpressVPNとNordVPNの使いやすさを比較した内容でも、同様に設定項目の多さが指摘されています。
本当に使いやすいUIなのか、それとも単に慣れただけなのか、触るまで区別がつきませんでした。毎日通う道を迷わず歩けるのと同じで、慣れは学習の結果にすぎず設計の良さとは別物です。
Glocal VPNのシンプルさは物足りないのか?
Glocal VPNの設定メニューは驚くほど短く構成されています。
接続状態の確認と契約情報の確認、サポートへの問い合わせ導線がある程度です。
画面をひとしきり探しても、それ以上隠れた設定項目は見つかりませんでした。
- キルスイッチや分割トンネリングのような高度な機能は搭載されていません。
- 固定IPオプションを契約している場合のみ、IPアドレスの確認画面が追加されます。
- マイページやFAQへのリンクがアプリ内から直接開けます。
- 設定に費やす時間はほとんどかかりません。
本当にこれで使いやすいと言えるのか、最初は半信半疑でした。
しかし用途を海外から日本の動画を見ることに絞れば、削ぎ落とされた設計はむしろ合理的です。
機能不足ではなく、目的特化の結果だと捉え直しました。
もう一つ余計な一言を挟むと、高機能なアプリに安心感を覚える人もいれば、使わない機能ばかりで邪魔だと感じる人もいます。機能の多さと使いやすさは別軸だと今回はっきり実感しました。目的が定まっているならGlocal VPNの潔さは強みになります。
ダークモードのような見た目の調整項目も用意されていません。
通知や画面表示のわかりやすさ、実際の使用感はどう違うのか?
接続状態がひと目でわかるかどうかも、使いやすさを左右する要素です。
接続状態の表示方法を比べると?
NordVPNは接続中にアイコンの色が変わり、経過時間も画面に表示されます。
情報量が多い分、最初はどこを見ればいいのか少し迷いました。
- NordVPN:接続中は緑色のアイコンと経過時間が常時表示されます。
- NordVPN:通信量や現在のIPアドレスも同じ画面で確認できます。
- Glocal VPN:接続中は「接続済み」の一文とシンプルなアイコンのみです。
- Glocal VPN:通信量など細かい情報は表示されません。
Glocal VPNの画面は情報が少ない分、離れた場所からでも状態がひと目で判断できます。
通信量を細かく把握したい利用者には、やや物足りなく感じられます。
画面の見やすさだけで比べると、Glocal VPNに軍配が上がる場面もあります。
エラーメッセージや通知のわかりやすさは?
接続が途中で切れたときの通知方法にも明確な差がありました。
NordVPNは通知バナーで理由まで詳しく表示してくれます。
再接続を促すガイドまで表示されるため、迷う暇を与えない親切設計です。
- NordVPN:サーバー混雑時は代替サーバーの候補まで提示されます。
- NordVPN:エラーコードが表示されるため原因の特定がしやすい設計です。
- Glocal VPN:エラー時は「接続できません」という簡潔な表示のみです。
- Glocal VPN:詳細な原因はサポートへの問い合わせで確認する流れです。
筆者はGlocal VPNのエラー画面を見て、次に何をすべきか分からず一瞬手が止まりました。
- 表示されたのは「接続できません」という素っ気ない一文だけで、公式サイトのFAQを探しても該当する説明は見つかりませんでした。
- 焦りながらも結局はサポートチャットに聞くのが最短ルートだと気づきました。
- 症状を伝えるとすぐに原因を特定してもらえ、拍子抜けするほど数分で接続が復旧しました。
- 不親切に感じる場面でしたが、日本語サポートの対応は迅速でした。
まとめ:NordVPNとGlocal VPNの使いやすさ、結局どちらを選ぶべきか
両者の使いやすさは、目的が定まっているかどうかで評価が逆転します。
最後に、今回わかったことを整理します。
用途別のおすすめは?
複数のデバイスを使い分けたい利用者や、キルスイッチなど高度な機能を求める人にはNordVPNが向いています。
海外から日本のサービスを見る目的に絞るなら、Glocal VPNの単純さが有利です。
- 複数端末を同時に守りたいならNordVPNを選ぶべきです。
- 設定に時間をかけたくないならGlocal VPNを選ぶべきです。
- 利用目的が海外からの日本動画視聴に限られるならGlocal VPNで十分です。
- 初めてVPNに触れる利用者にはGlocal VPNのシンプルさが安心材料になります。
迷わず短時間で接続したいだけなら、Glocal VPNの潔さが刺さります。
数字よりも、日々の使い方こそが最大の判断材料です。
比較表で振り返ると?
改めて数字で並べてみます。
| 観点 |
NordVPN向き |
Glocal VPN向き |
| 操作性 |
細かく設定したい人 |
迷わず使いたい人 |
| 端末数 |
複数端末派 |
1台で十分 |
| 目的 |
海外全般 |
日本動画限定 |
表にすると向き不向きの違いがはっきりします。
出典・参照元
ここまでの比較で自身に合う方が見えてきた方は、使いやすいVPNの料金プランを比較するのもおすすめです。
- 使いやすさの本質は目的への適合度だと感じました。
- 今回の比較を通じて、両者の設計思想がまるで違うことを実感しました。
- 次に選ぶときは、機能表よりも先に日々の使い方を思い浮かべてみてください。
使いやすさという感覚的なテーマを追ってくださった皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
迷いがすっきりし、快適で楽しいネット環境と出会えますように。
本記事は筆者が実際にアプリを操作した体験に基づく個人の見解です。仕様は変更される場合があります。
2026年9月の優良おすすめサービス
| サービス |
MillenVPN |
ExpressVPN |
NordVPN |
セカイVPN |
Glocal VPN |
Surfshark |
スイカVPN |
マイIP/マイIP ソフトイーサ版 |
| 特徴 |
MillenVPNは、日本及び海外のウェブサービスや動画配信サービスに安全かつプライベートにアクセスできるVPNサービスです。ノーログポリシーを採用し、利用者の通信内容や使用状況を追跡しません。アプリを使った簡単接続で、日本法に基づくクリーンな運営が特徴です。同時に10台のデバイスで利用可能で、全世界の1,300台以上のVPNサーバーを通じて高速接続が提供されます。 |
世界105ヶ国に展開する超高速VPNサービス。ユーザーのIPアドレスを隠し、ネットワークデータを暗号化することでプライバシーとセキュリティを強化。無制限の帯域幅と超高速VPNサーバーにより、ストリーミングやオンラインゲームにも最適。全デバイス対応(Windows, Mac, iOS, Android, ルーターなど)。 |
NordVPNは、個人情報を保護し、プライベートなインターネット体験を提供するVPNサービスです。世界中に6300台以上のVPNサーバーを持ち、高速な接続速度を提供します。特徴として、マルウェア保護、トラッカーと広告ブロッカー、ノーログポリシーがあり、1つのアカウントで最大10台のデバイスに対応します。また、日本語を含む多言語に対応しています。 |
セカイVPNは、日本を含む複数国に設置されたVPNサーバーを利用して、各国のIPアドレスでインターネットに接続できるIP共有型のVPNサービスです。PPTP、L2TP、OpenVPN、IKEv2、OpenConnectに対応しており、各種OSやデバイスで利用可能です。また、最大3セッションまで同時接続が可能です。 |
Glocal VPNは、日本のIPアドレスを付与することで海外からでも日本の動画サイトが視聴可能になるVPNサービスです。様々なデバイスに対応し、動画視聴に特化しており、安全で快適な通信速度を提供します。7日間のお試し期間があります。 |
Surfsharkは、1つの契約で同時接続台数が無制限という点が最大の特徴のVPNサービスです。世界100ヶ国前後・4,500台以上のサーバーを展開し、ノーログポリシー、広告・マルウェアブロック機能(CleanWeb)、複数IPに同時接続できるMultiHopなどを備えています。業界でも最安クラスの料金設定で、家族やデバイスの多いユーザーに向いています。 |
スイカVPNは、中国など通信規制の厳しい国からの利用実績が多い日本発のVPNサービスです。IKEv2、OpenConnect、L2TP、PPTPなど複数の接続方式に対応し、世界45都市・約50サーバーを展開。日本語サポート(平日10:00〜18:00)があり、固定IPが標準で付与されるため海外赴任者やビジネス利用にも向いています。 |
マイIPは、回線を問わずどこからでも日本の固定IPアドレスが使えるインターリンクのVPNサービスです。テレワークでの社内システムへのIP制限アクセスや、海外からの日本向けサービス利用に活用できます。ソフトイーサ版は複数の固定IPに対応し、セキュリティが厳しい環境でも通しやすい方式を採用しています。 |
| 概要 |
月額プランは、2年契約で月額360円(税込396円)、1年契約で月額540円(税込594円)。ワンタイムプランもあり、7日間は580円(税込638円)、15日間は980円(税込1,078円)、30日間は1,580円(税込1,738円)です。全てのプランで30日間の返金保証があります。 |
月額プラン、6ヶ月プラン、12ヶ月プランあり。すべて30日間返金保証付き。 |
2年プランで月額460円(通常1,240円から74%割引)、加えて3ヶ月のサービス延長が含まれています。30日間の返金保証も提供されています。 |
初期費用は無料で、月額は1,100円(税込)です。サービスの無料体験期間は最大2ヶ月間あり、この期間内に退会すれば料金は発生しません。 |
1か月コース: 990円/月
6か月コース: 総額4,950円(月額約825円)
12か月コース: 総額9,350円(月額約779円) |
Starter/One/One+の3プラン構成で、契約期間が長いほど割安。Starterは24ヶ月プランで月額288円、12ヶ月プランで月額468円、1ヶ月プランは月額1,428円。上位のOneは24ヶ月プランで月額318円。全プラン30日間返金保証付きで、iOS・Android・macOSでは7日間の無料トライアルも利用できます。 |
月払いは月額1,097円。長期プランほど割安で、3ヶ月1,048円/月、6ヶ月988円/月、1年938円/月、2年878円/月。公式サイト経由の初回契約には30日間返金保証が付きます(App Store経由は対象外)。 |
マイIPは月額1,100円(税込)、マイIP ソフトイーサ版は固定IP1つあたり月額1,320円(税込)。初期費用は無料で、最大2ヶ月の無料体験期間があり、期間内の解約なら料金は発生しません。 |
| 運営会社 |
AzPocket, Inc. |
ExpressVPN |
Nord Security |
Interlink |
株式会社グローカルネット |
Surfshark B.V.(オランダ) |
株式会社MAJ Tech |
株式会社インターリンク |
| 地域 |
全世界 |
全世界 |
全世界 |
日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナム |
主に日本、ただしサーバーは日本を含む複数国に設置されています。 |
全世界(約100ヶ国) |
世界45都市(日本・アメリカ・イギリス・韓国・台湾など) |
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