セカイVPNとGlocal VPNは、どちらも日本企業が運営する純国産VPNとして名前が挙がりやすいサービスです。
| 法人向け商品 | 運営会社 |
|---|---|
| グループ専用VPN | インターリンク |
| 固定IPプラン等 | グローカルネット |
台数制限や請求書対応まで比較した情報は少なく、実際に契約して確かめることにしました。
法人契約というニッチな悩みに付き合わせてしまって恐縮ですが、ここから実態を掘り下げていきます。

セカイVPNとGlocal VPNは法人契約でどう違うのか?
両社とも個人向けとは別に、法人専用の商品ラインをきちんと用意していました。
セカイVPNの法人向け「グループ専用VPN」とは?
グループ専用VPNは、1契約に標準でアカウント10個と固定IPアドレス1個が付属する仕組みです。
10アカウント単位で追加でき、最大200アカウントまで拡張できるため部署単位の導入にも向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標準構成 | 10アカウント+固定IP1個 |
| 追加単位 | 10アカウントごと5,500円 |
| 上限 | 200アカウントで110,000円 |
基本料金は月額5,500円からのスタートです。
稟議書に添付する見積書もオンラインで即発行できます。
正直、ここまで管理画面が整っているとは契約前は想像していませんでした。
| 支払い方法 | 備考 |
|---|---|
| クレジットカード | 主要国際ブランド対応 |
| NTT支払い | 電話料金合算も選択可 |
| 口座振替 | 法人口座も登録可能 |
支払い手段の選択肢が広く、経理担当への説明もしやすい印象でした。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | オンラインで申し込み |
| 2 | 即日アカウント発行 |
申し込みから利用開始までの導線も、拍子抜けするほどシンプルでした。
複雑な工事や機器の設置が不要な分、情報システム担当が一人しかいない会社でも運用しやすいと感じました。
Glocal VPNの法人向け「固定IPプラン」と「だれリモVPN」とは?
Glocal VPNの固定IPプランは、個人向けが月額1,089円、法人向けはユーザー単位で月額660円です。
だれリモVPNは専用機器「FLINT plus」を社内LANに接続し、拠点そのものを作るタイプの商品です。
| 商品 | 月額目安 |
|---|---|
| 固定IPプラン(法人) | 660円/ユーザー |
| だれリモVPN | 基本13,200円+990円/ユーザー |
初期費用はどちらも0円でした。
800社以上への導入実績があり、法人向け商品としての厚みはGlocal VPN側にも十分ありました。
この実績数字を見た瞬間、想像より本格的な商材だと驚きました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 暗号化方式 | AES-256/SHA-384 |
| 認証 | ISO/IEC27001(ISMS) |
| お試し期間 | 14日間 |
金融機関相当という暗号化水準は、法人利用でも十分な安心材料になりました。
だれリモVPNは支店やサテライトオフィスをまるごとつなぐ用途に向いた商品だと感じました。
逆にフリーランスや小規模チームが数人分だけ欲しい場合は、固定IPプランのほうが身の丈に合っていました。
同時接続台数の壁は法人利用にどう影響するのか?
法人利用でまず突き当たるのが、同時接続台数の制限でした。
Glocal VPN動画視聴プランの1台制限で起きたつまずき
最初、Glocal VPNの通常プラン(動画視聴VPN)を1つ契約すれば社員3人で使い回せると考えていました。
ところがこのプランは1アカウントにつき同時接続1台のみで、複数端末の同時利用ができない仕様でした。
| プラン | 同時接続台数 |
|---|---|
| 動画視聴VPN(個人向け) | 1台のみ |
| 固定IPプラン(法人向け) | ユーザーごとに1台 |
台数の差は歴然でした。
この一言のとおりでした。
結局、社員ごとに固定IPプランのユーザーを割り当て直す羽目になり、初日の午後を丸ごと使ってしまいました。
| プラン | お試し期間 |
|---|---|
| 動画視聴VPN | 7日間無料 |
| 固定IPプラン | 14日間無料 |
お試し期間中に台数の仕様を確認しておけば、契約後の手戻りは防げたはずでした。
思い込みで契約フォームを進めてしまったのが、そもそもの失敗の原因でした。
仕様書を1行読んでいれば防げた失敗だと思うと、今でも少し恥ずかしくなります。
セカイVPNの1アカウント3セッションは何人分をカバーできるのか?
セカイVPNは通常プランでも1アカウントで3セッションまで同時接続できる仕様です。
| 商品 | 同時接続の目安 |
|---|---|
| 通常プラン | 1アカウントで3セッション |
| グループ専用VPN標準 | 10アカウントで最大30セッション |
この余裕が効いてきます。
この余力のおかげで、増員が急に決まっても慌てずに済みました。
とはいえ台数だけで決めるのは早計だと、後になって気づかされました。
| 手続き | セカイVPN側の対応 |
|---|---|
| アカウント数変更 | マイメニューから申請可能 |
| 削除 | アカウント管理画面で完結 |
増減の手続きが管理画面で完結する点も、運用の負担を減らしてくれました。
通常プランには最大2か月の無料体験も用意されており、契約前の検証にも十分な時間が取れました。
対応プロトコルもPPTPやL2TP、OpenVPNなど複数から選べ、社内ネットワークとの相性も確認しやすかったです。
料金とコストは法人予算にどう収まるのか?
台数の壁を越えたところで、次に気になったのが10人規模での実コストでした。
10人規模で比較した月額シミュレーション
| 商品 | 10人分の月額 |
|---|---|
| セカイVPN | 5,500円 |
| Glocal固定IP | 6,600円 |
| だれリモVPN | 23,100円 |
金額差は一目瞭然でした。
だれリモVPNは専用機器代がかかる分だけ割高ですが、拠点そのものを作る商品なので単純比較はできません。
10人規模で純粋にアカウントを配るだけなら、セカイVPNのグループ専用VPNがコスト面でやや優位でした。
| 商品 | 50人分の月額目安 |
|---|---|
| セカイVPN | 27,500円 |
| Glocal固定IP | 33,000円 |
人数が増えても、両社の価格差はほぼ同じ比率で開いていく計算でした。
100人規模まで広げると、セカイVPNは55,000円、Glocal固定IPは66,000円という試算になりました。
初期費用がどちらも0円なので、比較すべきはあくまで月額のランニングコストだけで済みました。
| 契約形態 | 特徴 |
|---|---|
| 月払い | 解約しやすい |
| 年払い | 総額が割安になりやすい |
年払いにするとさらに割安になるケースもあり、契約期間の選び方でも総額は変わってきます。
短期のプロジェクトなのか、常設の拠点なのかによって最適な支払いサイクルは変わってきました。
見積書・請求書・領収書の発行対応は?
経理処理でつまずきやすいのが、領収書や見積書の発行フローです。
| 項目 | セカイVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 領収書 | マイメニューで発行 | 問い合わせ対応 |
| 見積書 | オンライン即発行 | 個別見積り |
| 請求書払い | 対応 | 法人向け商品で対応 |
ここは両社とも及第点でした。
| 確認項目 | 目的 |
|---|---|
| 契約名義 | 法人名義かどうか |
| 発行書類 | 見積書・領収書の対応可否 |
個人契約と法人契約の境目は、見た目以上にきちんと線引きされていると実感しました。
この2点さえ契約前に確認しておけば、経費精算での手戻りはほぼ防げます。
稟議を通す立場からすると、支払い方法の選択肢が複数あること自体が地味にありがたい条件でした。
運営会社の所在地とログ方針は安心材料になるのか?
日本法人という共通点がもたらす管轄のメリット
セカイVPNは株式会社インターリンク、Glocal VPNは株式会社グローカルネットが運営しています。
これは家の合鍵をどこの国の業者に預けるかという話に近く、近いほどトラブル対応が速くなります。
| 観点 | セカイVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 所在地 | 日本 | 日本 |
| サポート言語 | 日本語 | 日本語 |
この点は共通の強みでした。
契約書のやり取りも国内基準で進むため、社内稟議での説明もしやすく感じました。
法人利用の適性はNordVPNとGlocal VPNを法人アカウントで比較した内容でも別の切り口で検証しています。
| 企業 | 設立の背景 |
|---|---|
| 株式会社インターリンク | 1995年創業 |
| 株式会社グローカルネット | 通信・VPN事業を展開 |
どちらも一時的なブームではなく、長く事業を続けてきた会社という点は安心材料でした。
老舗という肩書きだけで即決してよいものか、契約前は少し悩みました。
結局は運営年数よりも、サポート窓口の返信速度を実際に試すほうが確実だと考え直しました。
セカイVPNとの組み合わせで契約するなら、MillenVPNとセカイVPNを法人契約で比べたページも判断材料になります。
ノーログ監査の有無をどう捉えるべきか
海外大手VPNのような第三者機関によるノーログ監査の公開は、両社とも見当たりませんでした。
| 観点 | セカイVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 運営国 | 日本 | 日本 |
| 第三者監査 | 公開情報なし | 公開情報なし |
並べてみると条件は同じでした。
本当に法人利用で安心して良いのか、この点だけは筆者も即答はできません。
ただし日本の法令の下で運営されている点は、海外拠点特有の法域リスクを避けたい企業の判断材料になります。
| 比較軸 | 考え方 |
|---|---|
| 監査書類の有無 | 現時点では判断材料にしにくい |
| 運営国の管轄 | 実務上はこちらの方が確認しやすい |
監査書類の有無より、まず管轄がどこかを確認する方が実務的だと感じました。
今後どちらかが監査結果を公開すれば、選定の判断材料はさらに増えるはずです。
| チェック項目 | 推奨アクション |
|---|---|
| 取得データの範囲 | 利用規約で個別に確認 |
| データ保管場所 | 問い合わせ窓口で確認 |
結局のところ、規約と問い合わせ窓口の回答をセットで確認するのが一番確実でした。
手間を惜しんでここを飛ばすと、後で情シス担当に説明を求められて困る場面が出てきます。
まとめ:セカイVPNとGlocal VPNは法人利用にどちらが向いているのか
台数制限で足踏みした経験から、契約前に法人向け商品を確認する重要性を実感しました。
少人数のリモートワーク中心ならどちらが向くか
- 数人規模でアカウントだけ配りたいならセカイVPNのグループ専用VPNが手軽です。
- 特定拠点への安定したリモートアクセスを重視するならだれリモVPNが向いています。
- 個人プランのまま人数分を賄おうとすると、どちらも早晩壁にぶつかります。
少人数だからこそ、最初の商品選びで失敗すると手戻りの影響が大きく出ました。
| チーム規模 | おすすめ商品 |
|---|---|
| 1〜5人 | Glocal固定IPプラン |
| 6〜10人 | セカイVPNグループ専用VPN |
目安として、この規模感で選び分けると失敗が少なくなります。
拠点間接続や大人数展開ならどちらが向くか
- 200アカウントまで柔軟に拡張したいならセカイVPNに軍配が上がります。
- 固定IPをユーザー単位で細かく割り当てたいならGlocal VPNが選択肢になります。
- 拠点そのものを丸ごと作りたいならだれリモVPNが唯一の選択肢です。
出典・参照元
ここまでの比較で自身に合う方が見えてきた方は、法人向けVPNプランの料金を比較するのもおすすめです。
拙い検証ページにお付き合いくださり、うれしく思います。
本稿は2026年9月時点の公式サイト情報をもとに作成しています。最新の料金・仕様は公式サイトでご確認ください。
法人利用で抱えていた台数の悩みが解消し、社内全員が安心して働ける環境になりますように。

