サーバー数・拠点数の発表の仕方まで気にする人は少数派かもしれませんが、そこにこそ選び方のヒントが隠れています。

MillenVPNとExpressVPNのサーバー数はどれくらい違う?
まずは公式発表の数字だけを並べて確認してみます。
意外なところで前提の違いが見つかりました。
数字を鵜呑みにする前に、発表の仕方そのものを見ておく価値があります。
公式が発表している台数を比較
MillenVPNは公式サイトで2,000台以上のVPNサーバーを掲げています。
運営元はレンタルサーバー事業も手がける大阪のアズポケット株式会社です。
ExpressVPNは総台数を非公開にしており、3,000台以上とだけ説明しています。
| 項目 | MillenVPN | ExpressVPN |
|---|---|---|
| サーバー数 | 2,000台以上 | 3,000台以上 |
| 拠点数 | 140拠点以上 | 214拠点 |
台数だけならExpressVPNが優勢に見えます。
対応国数はMillenVPNが100カ国前後、ExpressVPNが113カ国です。
ただしMillenVPNは自社の上限値をそのまま公表しており、比べ方の前提が違います。
数字の出し方が違うと知るだけでも、比較の見え方はかなり変わってきます。
非公開の総数を推測で埋めたくなる気持ちも分かります。
ただ根拠のない数字を足すより、公表されている拠点数で比べるほうが誠実だと考えます。
拠点数で見るとさらに差が広がる
接続先の選択肢という意味では拠点数のほうが実感に近い数字です。
ExpressVPNは2026年に拠点を大きく拡張し、214拠点まで増やしました。
- イギリスは7都市に増え、マンチェスターなども選べるようになりました。
- オーストラリアは6都市に拡大し、パースなども加わりました。
- 日本も東京・大阪に加えて渋谷と横浜が選択肢に入りました。
この増加ペースは他社の拠点展開と比べても際立っています。
MillenVPNも140拠点以上を維持しており、決して見劣りする数字ではありません。
この説明は、数字を見比べるときの前提としてかなり参考になります。
拠点数の伸びが本当に利用者の体験を良くしているのか、少し気になるところです。
実際に触ってみると、選べる都市が増えるほど混雑を避ける選択肢も増えると分かりました。
拠点が多いほど快適に使えるものなのか?
ここは筆者自身の失敗も含めて振り返っていきます。
サーバー数と速度が比例しない理由
速度を左右するのは総数より、今つなぐサーバーへの負荷集中度です。
レーン数が多いボウリング場より、空いている店の方が快適に投げられるのと同じ理屈です。
拠点が分散していれば利用者も分散しやすく、負荷が下がりやすい傾向はあります。
- 混雑状況はアプリの負荷表示や実測レビューで確認するのが確実です。
- 同じ国でも都市が分かれていれば負荷分散の選択肢は広がります。
- 時間帯によって体感速度が変わることも珍しくありません。
拠点数の多さが決め手になるのか、筆者も当初は半信半疑でした。
調べていくうちに、拠点数はあくまで選択肢の広さを示す指標だと納得できました。
速い接続を求めるなら、台数よりも空き状況を優先したほうが確実です。
正直なところ、この事実を知るまでは台数の多さで安心しきっていました。
知ってしまうと、以後は接続前に負荷を確認する一手間を惜しまなくなりました。
面倒に思えるひと手間が、結果的には一番の近道になっています。
筆者が「近い方が正義」で失敗した話
以前、反射的に一番近そうな国のサーバーを選び、痛い目を見たことがあります。
接続してすぐに動画がカクつき始め、読み込みマークがぐるぐる回り続ける画面にいら立ちを募らせました。
後から負荷状況を調べ直すと、そこは利用者が集中する人気拠点で、混雑が原因だったと判明しました。
| 選び方 | 結果 |
|---|---|
| 距離が近い拠点を選択 | 混雑して速度低下 |
| 少し離れた拠点を選択 | 空いていて安定 |

この失敗以来、距離ではなく負荷状況を先に確認する癖がつきました。
「本当に近いサーバーがいつも正解とは限らない」という当たり前の事実を、身をもって学びました。
今では接続前に一呼吸置いて、混雑していなさそうな拠点を選ぶようにしています。
地図上の距離と、実際に体感する快適さは別物だと痛感した出来事でした。
この経験のおかげで、拠点選びに使う判断基準がひとつ増えました。
日本国内の拠点はどちらが充実している?
普段使いの快適さに直結する部分なので丁寧に見ていきます。
意外な発見もあったので、順番に紹介していきます。
MillenVPNの国内拠点
MillenVPNは国産VPNらしく、東京・大阪の2拠点を用意しています。
数は控えめですが、国内発ならではの安定感を売りにしています。
| 都市 | 特徴 |
|---|---|
| 東京 | 利用者の多い主要拠点 |
| 大阪 | 運営会社に近い拠点 |
国内サービスとの相性を重視するなら十分という声もあります。
拠点が少ない分、混雑状況の予測がしやすいという見方もできます。
2拠点だけと聞くと物足りなく感じるかもしれません。
ただ日本国内向けの利用に絞るなら、都市数の少なさはあまり問題になりません。
むしろ選択肢が少ない分、どこを選ぶか迷わずに済むという利点もあります。
国内動画配信サービスを見るだけなら、拠点数の多さは正直ほとんど関係ありません。
むしろ大切なのは、東京・大阪のどちらが空いているかを見極める視点です。
ExpressVPNの国内拠点
ExpressVPNは2026年の拡張で日本の拠点を4都市に増やしました。
従来の東京・大阪に加え、渋谷と横浜が新たに選べるようになっています。
- 東京と渋谷は都心利用者向けの負荷分散に役立っています。
- 大阪は関西圏からのアクセスに向いています。
- 横浜は新規追加で選択肢を広げています。
都市単位で選び分けられる分、細かい負荷分散を狙いやすい構成です。
MillenVPNとNordVPNのサーバー数比較でも、国内拠点数の差は地味に効いていました。
国内拠点の細かさで選ぶなら、ExpressVPNに分があると感じます。
渋谷や横浜が加わったと知ったとき、正直そこまで必要なのか半信半疑でした。
ただ在宅勤務中に東京拠点が混みやすい時間帯を試してみると、選べる安心感を実感しました。
都市が増えるたびに、切り替えの選択肢が増える安心感は着実に積み重なっていきます。
地域別の拠点展開にも違いはあるのか?
意外にも両社で得意な地域がはっきり分かれていました。
順番に見ていくと、狙いの違いが見えてきます。
アジア圏での拠点展開
MillenVPNは中国・台湾・韓国など近隣国のサーバーを明確に打ち出しています。
日本発のサービスらしく、近隣アジア圏の需要を意識した構成です。
- 中国向けのアクセス需要に応える拠点を用意しています。
- 台湾・韓国など日本から距離の近い国を重視しています。
- 東南アジア方面も順次拡充が進んでいます。
本当に近隣国重視で十分なのか、筆者は少し疑問にも思いました。
ただ実際の利用目的を考えると、近隣国需要は無視できない実用性だと感じます。
出張や旅行先が近隣アジアに偏る人には、地味に刺さる強みだと思います。
台湾出張の際にMillenVPNの近隣拠点を試したところ、接続の立ち上がりが早く感じました。
距離が近いだけでなく、需要を見込んで整備された拠点なのだと納得できました。
近隣国重視という方針は、日本発サービスならではの強みだと改めて感じます。
欧米圏での拠点展開
ExpressVPNはアメリカ全50州にサーバーを展開する規模感が特徴です。
イギリスやオーストラリアでも都市単位の細かい拠点を用意しています。
| 地域 | ExpressVPNの特徴 |
|---|---|
| アメリカ | 全50州に拠点 |
| イギリス | 7都市展開 |
| オーストラリア | 6都市展開 |
欧米方面での選択肢の細かさは、ExpressVPNの明確な強みです。
MillenVPNは欧米にも拠点を持ちますが、都市単位の細かさでは及びません。
全50州対応と聞くと大げさに思えますが、実際は州境をまたぐ移動が多い人に効きます。
アメリカ出張の多い知人に聞くと、州単位で選べる安心感は思った以上だそうです。
広さと細かさを両立させる展開力は、拠点数の数字以上に評価したいポイントです。
拡張のスピード感を見る限り、この差はしばらく縮まりそうにありません。
料金や運営体制まで含めて選ぶならどちらが向いている?
金額と信頼性の面からも丁寧に整理してみます。
拠点数の多さだけでは見えてこない部分もここで補っていきます。
料金プランを比べる
MillenVPNは2年プランなら月額396円という価格が最大の武器です。
短期利用向けに7日・15日・30日のプランも用意されています。
ExpressVPNは24カ月プランで月額6.67ドルという価格設定です。
| プラン | MillenVPN | ExpressVPN |
|---|---|---|
| 長期プラン | 月額396円 | 月額6.67ドル |
| 短期プラン | 7日〜30日 | 1ヶ月12.99ドル |
返金保証はどちらも30日間です。
為替レートによって円換算額が変わる点は、ExpressVPN側の注意点です。
安さだけでMillenVPNを選んで満足する人は多いはずです。
それでも海外出張が多い人は、拠点の細かさに払う対価だと考えると納得しやすくなります。
価格と拠点網、どちらを優先するかで見えてくる正解は変わってきます。
迷ったときは、普段よく使う地域を思い浮かべてから決めるのがおすすめです。


運営会社・監査体制・管轄地の違い
MillenVPNは日本の通信の秘密の規定を根拠にノーログを掲げています。
ただし第三者機関による監査は実施していません。
ExpressVPNは英領バージン諸島に法人を置き、データ保持義務のない管轄地を選んでいます。
監査の有無だけで安全性が決まるわけではありませんが、透明性を測る材料にはなります。
両社の立ち位置は対照的で、優先したい価値観によって評価が分かれます。
監査が絶対の安心材料になるとは限らないと、筆者は少し斜に構えて見ていました。
それでも第三者の目が入っている事実は、選ぶ側の判断材料として十分な重みがあります。
最後まで目を通していただき、心から感謝しています。
この内容が快適なネットライフの後押しになれば幸いです。
出典・参照元
本項目は2026年9月時点の公開情報をもとに作成しています。料金・仕様は変更される場合があるため契約前に公式サイトをご確認ください。
まとめ:サーバー数・拠点数で選ぶならどう考えるべきか
ただし体感速度は負荷分散や利用時間帯にも左右されるため、数字だけで即決するのは早計です。
- 拠点の広さと国内サーバーの細かさを重視するならExpressVPNが有力です。
- 価格の安さと国内運営の分かりやすさを重視するならMillenVPNが向いています。
- 第三者監査の実績まで重視するなら、ExpressVPNの体制が安心材料になります。
ここまでの比較でご自身に合う方が見えてきた方は、拠点数が多いVPNの料金を比較するのもおすすめです。
拠点数は入口の指標にすぎず、実際の負荷状況まで見て選ぶ姿勢が失敗を防いでくれます。
筆者としては、両方の数字を知ったうえで普段の使い方に合わせて選ぶのが一番だと感じます。
国内利用中心で安さを取るならMillenVPN、海外の拠点まで細かく選びたいならExpressVPNが目安になります。
どちらを選ぶにしても、契約前に接続先一覧を実際に眺めてみることをおすすめします。
数字の大きさに惑わされず、普段の利用シーンに合う拠点があるかどうかで判断してみてください。
見えている数字だけで語ることが、結果的に一番フェアな比較につながると考えています。
皆さんの悩みが少しでも軽くなりますように。
ここまで読んでくださり、心よりお礼申し上げます。









