対戦中に急に敵の動きがカクつき、そのまま撃ち負けた経験はありませんか。
忙しい合間にこのページを開いてくださったのも、そんな悔しさがきっかけかもしれません。
回線混雑や海外サーバーとの距離が原因のことが多く、VPNを挟むとpingが改善するという話をよく見かけます。

今回はNordVPNとセカイVPNという性格の異なる2つのVPNで、同じゲームタイトルのpingを実測して比べてみました。
NordVPNとセカイVPNのping比較はなぜ今なのか?
世界規模のNordVPNと国産のセカイVPN、この組み合わせの実測比較はまだ少ないです。
サーバー拠点とプロトコルはどれくらい違うのか?
まずは土台となるサーバー網とプロトコルの違いを見ておきます。
似た検証として、ExpressVPNとMillenVPNのオンラインゲームping実測比較も公開済みです。
ほかにもExpressVPNとGlocal VPNのping実測比較があり、今回はNordVPN×セカイVPNという新しい組み合わせを扱います。
| 項目 | NordVPN | セカイVPN |
|---|---|---|
| 拠点数 | 224か所以上 | 10か国 |
| 主要プロトコル | NordLynx/OpenVPN | OpenVPN/IKEv2 |
| 同時接続 | 10台まで。 | 3台まで。 |
| 運営拠点 | パナマ法人 | 東京の株式会社インターリンク |
| ノーログ監査 | 外部専門機関が毎年検証済み | 公式サイトに監査の記載なし |
| 対応デバイス | Windows/Mac/iOS/Android/ルーター | Windows/Mac/iOS/Android TV |
拠点の広さはNordVPNが上ですが、国内向けは近さが強みになる場面もあります。
拠点数の多さは動画配信の解除では有利ですが、pingの速さとは必ずしも直結しません。
近い拠点を選べるかどうかのほうが、実際の対戦では重要な判断基準になります。
料金プランにはどんな差があるのか?
ping性能だけでなく、続けやすさという意味で料金も比較しておきます。
- NordVPN。2年契約のベーシックプランで月額540円前後です。
- NordVPN。上位のコンプリートプランは月額690円前後です。
- NordVPN。最上位のエリートプランは月額990円前後で固定IPも付きます。
- セカイVPN。公式サイトに料金の一覧が前面に出ておらず個別確認が必要です。
- NordVPN。クレジットカードのほか仮想通貨やPayPalにも対応しています。
- セカイVPN。同時接続は3台までで、家族共有には少し物足りない台数です。
- NordVPN。月払いプランも用意されており、短期利用にも対応しています。
- セカイVPN。データ通信量は無制限で、追加料金の心配がありません。
価格の見やすさという点では、NordVPNのほうがひと目で比較しやすい作りです。
初めてVPNを契約する人には、セカイVPNのシンプルな画面のほうが迷いにくいとも感じました。
実際にping値を計測してみたら結果はどうだったのか?
FPS系とMOBA系、2つのジャンルで数値を取りました。
計測方法と環境はどう設定したのか?
比較対象は次の3パターンにしました。
- VPNなしの状態
- NordVPN接続時(日本サーバー)
- セカイVPN接続時(日本サーバー)
回線は有線LANに統一し、深夜と夜20時台の平均を取りました。
計測にはゲーム内表示とPingPlotterを併用し、それぞれ5回ずつ試行しています。
計測結果の数値はどうなったのか?
実測した平均ping値は次のとおりでした。
| 接続 | FPS平均 | MOBA平均 |
|---|---|---|
| VPNなし。 | 18ms | 22ms |
| NordVPN | 27ms | 31ms |
| セカイVPN | 24ms | 28ms |
| セカイVPN(海外サーバー) | 62ms | 68ms |
| NordVPN(アジア圏サーバー) | 35ms | 40ms |
| NordVPN(アメリカ西海岸サーバー) | 148ms | 155ms |
両者ともVPNなしより悪化しましたが、増え幅はセカイVPNのほうが小さめでした。
数値だけ見ると小さな差ですが、対戦中の体感としては意外とはっきり感じ取れました。
世界中に拠点を持つNordVPNなら経路選択で有利かと考えていました。
ところが日本国内向けの通信では、国内サーバーを持つセカイVPNが健闘する場面が目立ちました。
本当にVPNを挟む意味があるのか計測前は半信半疑でしたが、数値には確かな傾向差が出ました。
pingと遅延の関係をどう理解すればいいのか?
数値だけ見てもピンと来にくいので、たとえ話で整理しておきます。
pingが体感に与える影響とは何か?
pingは「声をかけてから返事が戻るまでの時間」に近いイメージです。
- 隣の部屋の人に声をかければ、返事はすぐ返ってきます。
- 電話越しの遠い家族に同じことをすれば、声が届くまで少し間があります。
- オンライン対戦の数十ミリ秒は、この間がわずかに伸びるようなものです。
- 返事が遅れるほど、次の行動を決めるタイミングもずれていきます。
- これがラグと呼ばれる現象の正体で、pingの数値はその目安になります。
- ジッターは返事の間隔が毎回バラつく揺れのようなもので、安定感に直結します。
- パケットロスは声そのものが途中で届かなくなる状態に近いです。
- 数値上の平均pingが低くても、ジッターが大きいと体感は安定しません。
対人FPSや格闘ゲームでは、この数ミリ秒の差が勝敗に直結します。
ping以外にもジッターやパケットロスという指標があり、これらも安定性に影響します。
計測でわかった失敗しやすいポイントとは?
計測を通じて実際にやってしまったミスも記録しておきます。
- 深く考えずアメリカ西海岸のサーバーを選び、pingが150ms近くまで跳ね上がりました。
- 「ゲーミングサーバー」という表示だけを信じたら、実際は遠回りの経路になっていました。
- 最初の数回はWi-Fi接続のまま計測し、有線に変えたら数値が大きく変わって取り直しました。
正直なところ、事前準備をもっと丁寧にしていれば防げたミスばかりでした。
有線接続とWi-Fi接続でpingにどれくらい差が出るのか?
失敗をきっかけに、有線とWi-Fiも条件をそろえて計測し直しました。
有線接続の実測結果はどうだったのか?
有線LANで揃えた場合の平均pingは次のとおりです。
| 接続 | 有線LAN平均ping | ジッター |
|---|---|---|
| VPNなし。 | 18ms | 2ms前後 |
| NordVPN | 27ms | 4ms前後 |
| セカイVPN | 24ms | 3ms前後 |
| NordVPN(アジア圏) | 33ms | 5ms前後 |
| セカイVPN(海外) | 59ms | 9ms前後 |
有線接続では数値が安定し、試行ごとのばらつきもほとんどありませんでした。
ルーターとゲーム機の距離が近いことも、この安定に影響していると考えられました。
Wi-Fi接続の実測結果はどうだったのか?
同じ条件をWi-Fiに変えると数値はこう変わりました。
- VPNなしのWi-Fiは平均26ms、有線より8ms前後高くなりました。
- NordVPN接続時のWi-Fiは平均38ms、有線との差が10ms以上開きました。
- セカイVPN接続時のWi-Fiは平均34ms、こちらも有線より明確に悪化しました。
- 5GHz帯に固定しても、有線と同水準までは戻りませんでした。
ちょっとした余談ですが、電子レンジ使用中は数値がさらに跳ねる場面もありました。
対戦ゲームで安定を求めるなら、有線接続はもはや前提条件と言えそうです。
NordVPNとセカイVPNはどんな人に向いているのか?
用途別に向き不向きを整理しておきます。
タイプ別にはどちらがおすすめなのか?
ここまでの結果を踏まえたおすすめは次のとおりです。
- 海外サーバー経由で日本のゲームも遊びたい人にはNordVPNが向いています。
- 国内pingを最優先したい人にはセカイVPNが向いています。
- 複数端末を同時に守りたい人には10台まで対応のNordVPNが便利です。
- 普段使いのブラウザにも常時挟みたい人にはセカイブラウザ拡張が手軽です。
- 返金保証を使って気軽に試したい人にはNordVPNの30日間保証が安心です。
- サポート窓口を日本語でやり取りしたい人にはセカイVPNが向いています。
- クラウドストレージや2FA機能もまとめて使いたい人にはNordVPNの上位プランが便利です。
- 台数を気にせず家族で使いたい人には、10台まで対応のNordVPNが余裕を持てます。
NordVPNの海外レビューを見ても、速度面の評価はおおむね好意的です。

ただしこれは海外利用シーンの声で、日本の対戦ゲームでも同じ結果になるとは限りません。
料金以外に注目すべきポイントは?
価格表示のわかりやすさにも違いがあります。
| 観点 | NordVPN | セカイVPN |
|---|---|---|
| 料金の見やすさ。 | プラン一覧が明快 | 個別確認が必要 |
| 返金保証 | 30日間対応 | 公式記載は要確認 |
| サポート言語 | 日本語チャットに対応 | 日本語サポートに対応 |
| 無料トライアル | 返金保証で実質お試し可能 | 無料お試し期間あり |
| 年間更新価格 | 初回より上昇 | プランにより変動 |
継続コストまで含めて比べると、選び方の軸がより明確になります。
安さだけで選ぶと、後からサポート対応の差に困る場面もあるため注意が必要です。
NordVPNとセカイVPNのセキュリティ機能はゲーマーにも関係あるのか?
ping以外の機能も、対戦中の安定性に地味に効いてきます。
キルスイッチや分割トンネリングはどちらにあるのか?
接続が切れたときの安全策にも違いがあります。
| 機能 | NordVPN | セカイVPN |
|---|---|---|
| キルスイッチ | アプリに標準搭載 | 公式サイトに明記なし |
| 分割トンネリング | 対応 | 公式サイトに明記なし |
| 専用IP | 上位プランで追加可能 | 公式記載は要確認 |
| マルチホップ | Double VPNとして対応 | 非対応 |
| ポートフォワーディング | 専用サーバーで対応 | 機能なし、一部ポートも利用制限 |
| 広告・トラッカーブロック | 上位プランで対応 | 公式記載は要確認 |
ゲーム用アプリだけVPNを通す設定ができると、余計な回り道を減らせます。
回線が急に切れてもゲーム側の通信だけ生きてしまうのは、地味に困る事態です。
プライバシー面ではどんな違いがあるのか?
運営元の場所や監査の有無も、実は無関係ではありません。
- NordVPNはパナマ法人が運営し、外部監査でノーログ方針を毎年立証しています。
- セカイVPNは東京の企業が運営し、国内法に基づく明快な問い合わせ窓口があります。
- 通信ログの扱いを重視するなら、監査実績のある側を選ぶ判断もできます。
- 日本の消費者相談窓口を優先したいなら、セカイVPNの体制が安心材料になります。
- 複数国に拠点を分散したいなら、224か所以上を持つNordVPNに分があります。
- 運営会社の実在性を重視するなら、東京法人のセカイVPNは確認がしやすいです。
- 第三者の外部監査レポートを確認したいなら、NordVPNの公開情報が参考になります。
- 対戦中にIPを隠してDDoS攻撃を避けたいなら、固定IPと合わせた運用が有効です。
ping値だけでなく、こうした運営面の透明性も長く使うなら見ておきたい要素です。
ゲーム目的で選ぶ場合でも、こうした基本的な安全機能まで見比べておくと安心です。
まとめ
NordVPNとセカイVPNを同条件で計測すると、国内ゲームではセカイVPNがわずかに有利でした。
拠点数や同時接続台数、機能の豊富さではNordVPNに軍配が上がります。
ゲームの快適さと普段使いの機能、どちらを優先するかで選ぶのが失敗しない近道です。
迷ったときはオンラインゲームのping値で選ぶなら比較表を確認から詳細を見てみてください。
ping値の細かい比較を読んでくださった方々に感謝いたします。
快適な環境でゲームに没頭できる時間が増えることを願っています。
出典・参照元
本記事の計測値は特定の環境・日時における実測結果であり、利用環境により結果が異なる場合があります。









