ニュースサイトを開くたびにバナー広告が画面を埋め尽くし、読みたい本文にたどり着くまで何度もスクロールした経験はないでしょうか。
動画サイトでも再生前や途中に広告が挟まり、テンポよく視聴できずに苛立ったこともあるはずです。
広告ブロックまでカバーしてくれるVPNがあれば、そうした手間から解放されると期待して調べ始めました。
Glocal VPNとNordVPNの広告ブロック機能を実際に使って比較したところ、両者の仕組みには明確な違いがありました。
結論から言うと、Glocal VPN本体には広告ブロック機能が組み込まれておらず、同じ会社が提供する別サービスへの追加加入が必要でした。
| サービス | 強み |
|---|---|
| Glocal VPN | 日本の動画視聴に特化した国産VPN。 |
| NordVPN | 世界規模でセキュリティ機能を磨いてきたVPN。 |
一方のNordVPNはアプリに標準搭載された機能で、追加費用なしに広告・トラッカー・マルウェアをまとめて防いでいます。
この差を知らずに契約すると、期待していた使い方ができずに戸惑う場面が出てきそうです。
両サービスとも「VPN」という同じ括りで語られがちですが、広告対策への力の入れ方はまるで別物でした。
今回はブラウザの表示や通信先を実際に確認しながら、両サービスの広告ブロック機能を掘り下げていきます。
成り立ちの違うVPN同士だからこそ、広告ブロックという同じ切り口で並べると差が際立ちます。
料金・解約のしやすさ・速度など他の観点は別に譲り、ここでは広告とトラッカーへの対応だけに絞って掘り下げます。
VPN選びというと速度や同時接続数に注目が集まりがちですが、広告の煩わしさも見過ごせない要素です。
特に海外の広告ネットワークを経由するサイトでは、表示速度の低下や不審なポップアップが目立ちます。
そうした煩わしさをVPN側で減らせるのか、それとも別料金の対策が要るのかで実用性は大きく変わります。
普段使いのブラウザにセキュリティ系の拡張機能を入れている人も多いはずです。
VPN側の機能と拡張機能が重複すると、逆に動作が不安定になる場合もあります。
だからこそ、契約前にVPN単体でどこまで広告対策を担えるのかを把握しておく価値があります。
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Glocal VPNには広告ブロック機能があるのか?
Glocal VPNの公式サイトやアプリ内の設定項目を確認したところ、広告ブロックというメニュー自体が見当たりませんでした。
運営会社が提供する別サービスとの関係も整理します。
Glocal VPN公式が案内する機能を確認したらどうだったか?
Glocal VPNは、日本のIPアドレスを付与する動画視聴特化型VPNです。
海外からでも日本の動画配信サービスを視聴できるよう設計されています。
公式サイトで案内されている機能は「安全な接続」「複数デバイスへの対応」「サーバーの定期メンテナンス」の3点にとどまります。
実際にアプリのメニューを一通り開いてみましたが、広告ブロックやトラッカーブロックに関する項目は存在しませんでした。
問い合わせ窓口に確認しても、広告対策はサービスの提供範囲外という回答でした。
広告を消したいだけなら、別の手段を組み合わせる必要があると分かりました。
| 確認項目 | 結果 |
|---|---|
| アプリ内メニュー | 広告ブロック項目なし。 |
| 問い合わせ窓口の回答 | 提供範囲外との案内。 |
契約前に機能一覧をよく確認せず、広告も消えるだろうと思い込んで申し込んだ経験があります。
「Glocal ADクリーナー」は同じ会社の別サービスなのか?
調べていくと、Glocal VPNの運営元が別の広告ブロックサービスを販売していると分かりました。
その名も「Glocal ADクリーナー」で、株式会社グローカルネットが別売りで提供しています。
これはGlocal VPNのアプリ内機能ではなく、月額980円(税込)で契約する独立した別サービスという位置づけです。
| 項目 | Glocal VPN本体 | Glocal ADクリーナー |
|---|---|---|
| 広告ブロック | 非搭載。 | 搭載(SNS・YouTube・Web)。 |
| 追加費用 | 不要。 | 月額980円(税込)。 |
| 対応端末 | 動画視聴用アプリのみ。 | Android/iPhone/Windows/Mac。 |
| 付帯特典 | なし。 | 端末修理保険(年間最大5万円)。 |
加えて通信端末の修理費用保険(年間最大5万円)まで付帯している点は、単なる広告ブロッカーとは毛色が異なります。
Glocal VPNと広告ブロックを同時に使いたい場合、2つの契約が必要になる計算です。
NordVPNの広告ブロックはどこまで防げるのか?
NordVPNは「次世代のウイルス対策」という名称の機能をアプリに標準搭載し、追加契約なしで広告とトラッカーをまとめて処理します。
仕組みと実際のブラウザ検証結果の両方を確認していきます。
次世代のウイルス対策(旧脅威対策Pro)の仕組みとは?
NordVPNのこの機能は、以前「Threat Protection Pro」と呼ばれていたものが名称変更された最新版です。
広告ブロッカー、トラッカーブロッカー、マルウェアスキャナー、詐欺サイト警告、URLクリーナーなど複数の防御を1つにまとめています。
Windows・Macでは有効化後、VPN接続を切っていても機能し続けるとNordVPN公式が説明しています。
クッキー同意バナーの自動非表示や、ダウンロード中ファイルのウイルススキャンまで含まれているのは想定外でした。
一つのアプリでここまで賄えるなら、別途セキュリティソフトを探す手間が省けます。
以前は「脅威対策Pro」という名称でしたが、現在は機能を保ったまま呼び方だけが変わっています。
実際にブラウザで広告とトラッカーを検証したらどうなったか?
ニュースサイトと動画共有サイトを開き、次世代のウイルス対策をオンとオフで切り替えて表示の違いを確かめました。
オンの状態ではバナー広告の大半が空白枠に置き換わり、ページの読み込みも体感で速くなった印象です。
ブラウザの開発者ツールで通信先を見ると、外部トラッカーへの接続が明らかに減っていました。
ただしYouTube本編の動画広告まで完全には消えず、一部の広告は表示されたままでした。




検証を始める前は広告が全て消えると期待していましたが、実際には残る広告もあり過度な期待は禁物だと痛感しました。
広告ブロックを重視するならどちらを選ぶべきか?
追加費用と手間のかからなさを比べると、標準搭載のNordVPNに分があるというのが率直な感想です。
費用面とマルウェア対策の両方から選び方を整理します。
追加費用や設定の手間で比べるとどう違うか?
Glocal VPNで広告も消すには、VPN契約に加えてGlocal ADクリーナーの月額980円が上乗せされます。
NordVPNは追加契約なしで同等以上の広告・トラッカー対策が使える点が、費用面での明確な差です。
設定の手間で見ても、NordVPNはアプリ内トグル1つで有効化でき、初期設定の手数はほとんどかかりません。
| 比較軸 | Glocal VPN | NordVPN |
|---|---|---|
| 広告ブロックの標準搭載 | なし。 | あり。 |
| 追加費用の要否 | 必要(月額980円)。 | 不要。 |
| トラッカーブロック | 別サービス頼み。 | アプリ標準搭載。 |
| マルウェア対策 | 案内なし。 | ダウンロードスキャン搭載。 |
Glocal VPN側は別アプリ・別ブラウザ拡張機能を追加でインストールする作業が発生します。
失敗談として、Glocal VPNだけ契約すれば広告も一掃できると思い込み、後からADクリーナーを追加契約した経験があります。
年間で見るとGlocal ADクリーナーの月額980円は1万円を超え、無視できない差になります。
マルウェア対策まで求める場合はどちらが向くか?
広告だけでなくマルウェアや詐欺サイトへの警告まで欲しいなら、NordVPNの次世代のウイルス対策が候補になります。
AV-ComparativesやAV-Testといった第三者機関からフィッシング対策・マルウェア対策の評価を受けている点も後押し材料です。
動画視聴用の日本IPが主目的で、広告対策はおまけ程度でよいという人にはGlocal VPNの用途がはっきりしています。
逆に、広告・トラッカー・マルウェアをまとめて一つのアプリで管理したい人にはNordVPNが向いています。
目的を一つに絞って選ぶと、後からの追加費用に悩まされずに済みそうです。
同時接続台数の違いが気になる方は、Glocal VPNとNordVPNの同時接続台数を比較した内容もあわせて参考にしてください。


まとめ:「Glocal VPNとNordVPNの広告ブロック機能を実際に使って比較したら差が歴然だった」
広告ブロックの実態には大きな差がありました。
Glocal VPN本体には広告ブロック機能がなく、別売りの「Glocal ADクリーナー」(月額980円)への追加契約で補う仕組みでした。
NordVPNは「次世代のウイルス対策」を標準搭載し、追加費用なしで広告・トラッカー・マルウェアまで防いでいます。
| 観点 | 結論 |
|---|---|
| Glocal VPN | 広告ブロックは別サービス頼み。 |
| NordVPN | 標準搭載で追加費用なし。 |
広告ブロックという一点だけを見比べても、両サービスの設計思想はかなり違っていると実感しました。
用途を先に決めてから選べば、契約後のギャップに悩む場面は減らせるはずです。
広告ブロックだけを理由に乗り換えるかどうかは、日頃の利用シーンと照らし合わせて判断するのが安全です。
ノーログ運用の実態を確認したい場合は、ノーログ監査の比較まとめで詳しく検証しています。
広告ブロックという地味な機能ほど、日々の使い勝手に効いてくると今回の検証で感じました。
出典・参照元
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