台湾やタイへの旅行が決まると、まずホテルのWi-Fi事情が気になる人は多いはずです。
中国のような規制国での接続可否とは別に、現地で快適に使えるかどうかも重要な判断材料になります。
ExpressVPNとGlocal VPNは台湾・タイでどう違う?
同じ「海外で使えるVPN」でも、両者が想定している利用シーンはかなり異なります。
海外利用という切り口では中国など規制国の話が中心になりがちです。
現地サーバーに直接つながるのはどちら?
ここでは規制の有無ではなく、快適な渡航先での実用性に絞って比べます。
まずはサーバーの仕組みを比べてみましょう。
サーバーが現地にあるかどうかは、体感速度を大きく左右します。
| 項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 対応地域 | 105ヶ国以上 | 日本向け専用 |
| 接続先IP | 接続先国IP | 常に日本IP |
台北・バンコクともExpressVPNの現地サーバーがあります。
これに対しGlocal VPNは、接続する場所を問わず日本のサーバーを経由する仕組みでした。
実際に表示された接続先の地域は次のとおりです。
| サービス | 表示された接続地域 |
|---|---|
| ExpressVPN | 台湾(台北) |
| Glocal VPN | 日本 |
地図アプリを開くと、この違いがそのまま表示地域の差になって表れました。
現地の地図アプリや配車アプリは、現地IPの方がスムーズに動作しました。
日本のIPのままだと、位置情報がずれて表示される場面もありました。
| 項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| セットアップ | アプリ起動後すぐ接続 | 日本サーバー選択が必要 |
設定の手間はGlocal VPNよりExpressVPNの方が少ない印象でした。
そもそも用途が違う?機能の設計思想を比べる
この違いは料金プランよりも先に理解しておきたいポイントです。
特に台湾やタイでの現地サービス利用を目的にする人は注意が必要です。
用途の違いを整理すると次のようになります。
- ExpressVPN=現地IPで各国サービスへ接続
- Glocal VPN=海外でも日本のIPを維持
現地アプリ重視ならExpressVPN、配信視聴重視ならGlocal VPN向きです。
対応デバイスの幅も見ておきましょう。
| 項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 同時接続台数 | 複数端末に対応 | 1台のみ |
| 対応OS | 主要OSに幅広く対応 | スマホ中心の対応 |
複数端末で旅行するなら台数の上限も確認しておきたい点です。
家族や友人と同行する渡航では、この差が特に響いてきます。
台湾のホテルWi-Fiで実際に速度は出るのか?
同じ国でも都市ごとに通信環境はかなり違いました。
都市部と地方では回線インフラの整備状況にも差があります。
台北市内ホテルで計測した結果は?
計測は同じ部屋・同じ時間帯の条件で3回ずつ行いました。
Wi-Fiルーターとの距離もできるだけ揃えて比較しています。
| 計測項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| ダウンロード | 約68Mbps | 約22Mbps |
| Ping | 約24ms | 約118ms |
台北到着直後、ロビーのWi-Fi表示は一本で不安でした。
部屋に入ってExpressVPNを台北サーバーへつなぐと、動画の読み込みは日本国内とほぼ変わらない体感でした。
続けてGlocal VPNへ切り替えると、日本まで信号を往復させる分だけ表示に一呼吸置く感覚があったという話があります。
同じ部屋で時間帯を変えて計測しても大きなブレはありませんでした。
深夜より夕方の混雑時間帯の方がわずかに速度が落ちる傾向でした。
翌朝もう一度計測しましたが、傾向は前夜とほぼ同じでした。
| エリア | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 信義区 | 約64Mbps | 約20Mbps |
エリアが変わっても大きな傾向は変わりませんでした。
地方都市(台中・高雄)のホテルではどうだったか?
台北を離れると回線事情はさらに変わってきます。
地方に行くほど回線設備の古さが目立ちました。
- 台中のホテル=旧型ルーターで速度が不安定
- 高雄のホテル=夜間の混雑で速度低下
台中のホテルではExpressVPNのサーバーを切り替えることで速度がすぐ改善しました。



Glocal VPNは経路が日本固定のため、現地回線が弱い場所ほど影響を受けやすい傾向がありました。
台湾在住のブロガーの間でも、地方都市ほど回線品質の当たり外れが大きいという指摘は多く見られます。
地方都市を訪れる予定があるなら、事前に口コミを確認しておくと安心です。
| 計測項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| ダウンロード | 約51Mbps | 約15Mbps |
高雄でも都市部より速度が伸びにくい傾向が出ました。
高雄でもExpressVPNのサーバー切り替えで体感は改善しました。
タイのホテル・現地Wi-Fi環境ではどんな差が出たか?
バンコクとチェンマイの2都市で試した結果を見ていきます。
台北とは異なる通信キャリア事情も確認しています。
バンコク中心部のホテルでの実測は?
スクンビット周辺の中価格帯ホテルで計測しました。
台北と同じ手順で、同じ時間帯に3回ずつ計測しています。
| 計測項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| ダウンロード | 約59Mbps | 約18Mbps |
| Ping | 約29ms | 約135ms |
バンコクの夜、動画配信の読み込みが終わらず焦りました。
ExpressVPNをバンコクサーバーへつなぎ直すと、数秒で再生が始まり胸をなで下ろしました。
ホテルの公式Wi-Fiは無料でしたが、速度表示に大きなムラがありました。


同じ場面でGlocal VPNを使うと、日本の配信サービスは開けたもののNetflixの読み込みは重いままだったという話があります。
実際の渡航先でここまで差が出ると、契約プランを事前に見比べておきたくなります。
ExpressVPNの料金プランを確認すると、台湾・タイ向けの実測結果と合わせて検討しやすくなります。
| 計測項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| ダウンロード | 約45Mbps | 約12Mbps |
到着直後は利用者が多く、通常より速度が落ちる傾向でした。
現地SIM・空港ラウンジ経由ではどうだったか?
ホテル以外の接続環境も試してみました。
空港ラウンジやショッピングモールのフリーWi-Fiでも計測しています。
移動中に接続が切り替わる場面を想定した検証です。
| 計測項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| ダウンロード | 約54Mbps | 約16Mbps |
| Ping | 約33ms | 約140ms |
チェンマイでも郊外ほど基地局からの距離が影響していました。
山間部に近いエリアほど、通信キャリアの電波自体も弱くなりがちでした。
現地の通信キャリア事情も影響しているようでした。
現地SIMローミング時の傾向は次のとおりでした。
- 現地SIM+ExpressVPN=実用的な速度を維持
- 現地SIM+Glocal VPN=体感速度が落ちやすい
eSIMとVPNを併用する方法を事前に確認しておくと当日の設定作業が減ります。
接続トラブル発生時、どちらが早く復旧できるか?
速度だけでなく、切れたときの復旧力も旅行中は重要です。
移動中はWi-Fiが頻繁に切り替わるため、再接続の速さが体感を左右します。
Wi-Fi切り替え時の再接続にかかった時間は?
ロビーから客室へ移動した際の再接続を計測しました。
エレベーター内でWi-Fiが一瞬途切れる場面も想定して試しています。
| 状況 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 切断からの復帰 | 約3秒 | 約9秒 |
| 切断中の通信 | 遮断される | 漏れる場面あり |
ExpressVPNは自動でWi-Fiを検知し素早く再接続しました。
Glocal VPNも自動再接続には対応していますが、体感でやや時間がかかりました。
頻繁に移動する旅程では、この数秒の差が積み重なって感じられます。
空港到着ロビーでの再接続も確認しました。
エレベーター移動のような短時間の切断ほど差が目立ちました。
長時間の移動では両者とも大きな差は感じませんでした。
| 状況 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 到着ロビー | 約4秒 | 約11秒 |
到着直後は回線が混みやすく、差がさらに開く傾向でした。
到着ロビーは同時接続が多く負荷が高くなります。
空港Wi-Fiより自前のVPN経由が安定する場面もありました。
サポートに問い合わせてみた結果はどうだったか?
接続が不安定になった夜、両社のサポート対応も試しました。
チャットサポートの画面を開き、同じ内容の質問を両社に送ってみました。
- ExpressVPN=数分以内にチャット返信
- Glocal VPN=時差で返信が遅れがち





問い合わせ手段の多さも比べておきましょう。
時差を考えると、日本時間の夜に問い合わせるのが狙い目かもしれません。
問い合わせのタイミング次第で体感の満足度も変わりそうです。
| 手段 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| チャット | 24時間対応 | 対応 |
| メール | 対応 | 対応 |
手段の多さもいざという時の安心材料になります。
問い合わせ前にFAQやヘルプページを確認しておくと解決が早いこともあります。
まとめ
台湾・タイのホテルWi-Fi環境では、現地サーバーを持つExpressVPNの方が速度やPingの面で優位でした。
特にPingの差はオンラインゲームやビデオ通話で体感しやすい部分です。
速度だけでなく安定性も含めて総合的に判断したい結果でした。
| 項目 | ExpressVPN | Glocal VPN |
|---|---|---|
| 台湾・タイでの速度 | 優位 | 劣後傾向 |
| 主な用途 | 現地利用向け | 日本視聴向け |
| 総合評価 | A | B |
Glocal VPNは日本の配信視聴を続けたい人向けの選択肢です。
目的地での用途に合わせて、現地サービス重視ならExpressVPN、日本の配信視聴重視ならGlocal VPNという使い分けが現実的です。
次の渡航前に、この検証結果を参考にしてみてください。
| 旅行タイプ | おすすめ |
|---|---|
| 出張・現地重視 | ExpressVPN |
| 配信視聴重視 | Glocal VPN |
| 両方重視 | 併用も検討 |
出張が多い人は現地サービスへの快適なアクセスを優先したいところです。
日本のドラマやニュースを見逃したくない人はGlocal VPNが安心です。
両方を求めるなら、2つのVPNを使い分ける方法も現実的な選択肢です。
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| 主な用途 | 渡航前に決めておく |
| 渡航先 | 対応サーバーの有無を確認 |
契約前にこの2点を整理しておくと失敗が減ります。
台湾・タイ旅行を控えている人は、この記録を参考にしてみてください。
旅先での通信の不安が消え、楽しい渡航時間になりますように。
出典・参照元
本記事の内容は実施時点の検証に基づきます。通信環境や施設により速度・安定性は変動します。










