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NordVPNとセカイVPNを法人アカウントで実際に契約して分かった向き不向き

2026 9/11
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NordVPN VPNの違いと対処法 VPNサービスの選び方・契約と料金 セカイVPN
2026年9月4日2026年9月11日
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在宅勤務のメンバーが増えて、個人用VPNのままでは管理が回らなくなってきました。

そこでNordVPNの「NordLayer」とセカイVPNの「グループ専用VPN」という法人向け窓口を実際に申し込んでみました。

NordVPNとセカイVPNの個人向け比較はネット上に数多くありますが、法人契約の実態を書いたものは驚くほど少ないです。

NordVPNとセカイVPNの法人アカウント比較インフォグラフィック

公式サイトの料金表だけを眺めていても、実際の使い勝手までは想像しにくいものです。

今回比較した2つの法人向けサービスの要点を先にまとめておきます。法人利用の向き不向きで悩んでここまで来た方も多いはずで、そうした方の判断材料になれば本望です。

  • NordLayerはNord Security社が提供するNordVPNの法人専用ブランドです。
  • グループ専用VPNは株式会社インターリンクがセカイVPNとは別枠で用意する固定IP共有サービスです。
  • どちらも個人向けプランとは契約窓口も料金体系もまったく異なります。
  • この内容は実際に両サービスへ申し込んだ体験をもとにまとめています。
目次

NordVPNとセカイVPNの法人向けサービスはそもそも何が違うのか?

NordVPNとセカイVPNは、どちらも法人向けに個人プランとは別ブランドを用意しています。

NordLayerを契約して分かったこと

NordVPNの契約画面には法人プランの案内がなく、別サイトのNordLayerへ移動する必要がありました。

初めて見る画面だったので、本当にNordVPNの関連製品なのか一瞬疑ってしまいました。

公式サイトのトップページにはNordLayerへのリンクがなく、検索して初めてたどり着きました。

NordVPNブランドを知っていても、法人版の存在に気づかないユーザーは多いはずです。

NordLayerで実際に確認できた特徴は、次のようなものでした。

  • 最小契約人数は5ユーザーからです。
  • シングルサインオンや多要素認証が全プランで使えます。
  • 管理者はダッシュボードから権限をまとめて設定できます。
  • プランはLite・Core・Premium・Enterpriseの4段階に分かれています。

調べてみるとNordLayerはNord Security社の製品で、2021年にNordVPN Teamsから改称されたブランドでした。

コロナ禍でリモートワーク需要が急増した時期に生まれた経緯があり、法人ニーズを踏まえて機能拡張が続けられています。

グループ専用VPNに申し込んで分かったこと

セカイVPNのマイページには法人向けメニューが見当たらず、別サービスとして探す必要がありました。

正解は同じインターリンクが運営する「グループ専用VPN」で、セカイVPNの兄弟サービスという位置づけでした。

セカイVPNの利用規約とは別に、グループ専用VPN専用の利用規約が用意されていました。

細部まで読み込むほど、単なる同一サービスの上位版ではないことが伝わってきました。

申し込みページを読み込むと、法人利用を意識した仕様がいくつも見つかりました。

  • 標準で10アカウントと固定IPアドレス1個が付属します。
  • アカウント数は10単位で最大200まで増やせます。
  • 1アカウントにつき同時セッションは1つまでです。
  • WireGuardに対応した「グループ専用VPN WG」という上位版も選べます。

名前も申込窓口もセカイVPNとは分かれているため、最初は同じ会社のサービスだと気づきませんでした。

公式サイトの案内も控えめで、検索エンジンで探し当てるまで少し時間がかかりました。

実際に法人アカウントを契約する手順はどれくらい大変か?

NordLayerとグループ専用VPNでは、申し込みから利用開始までの流れがまったく違いました。

NordLayerの申し込みからアクティベーションまで

NordLayerのサイトで会社名とメールアドレスを入力すると、14日間の無料トライアルへ進めました。

クレジットカード情報の入力画面が想像より早く出てきて、少し身構えてしまいました。

トライアル登録の時点でクレジットカードを求められる設計は、個人向けプランとは対照的でした。

途中でキャンセルする場合の手順も分かりやすく案内されており、この点は安心できました。

実際の設定画面で必要だった作業は、大きく分けて次の3つでした。

  1. 管理者アカウントの登録とチーム名の設定を行います。
  2. メンバーのメールアドレスを一覧で招待します。
  3. 各端末にアプリを入れてログインすれば接続が完了します。

管理者アカウントを作成し、メンバーを招待するだけで利用を始められる設計は好印象でした。

操作画面もすべて英語でしたが、項目名は直感的で迷う場面はほとんどありませんでした。

グループ専用VPNの申し込みから開通まで

グループ専用VPNはWebフォームから申し込むと、開通までに数営業日かかると案内されました。

Masashi
Masashi
まさか即日開通ではないとは思わず、ここで少し拍子抜けしました。

支払い方法はクレジットカードのみで、請求書払いはこの窓口では選べませんでした。

開通までの流れをまとめると、次のようになります。

  • 申し込みフォームでアカウント数と固定IPの希望を入力します。
  • 審査後、サーバー1台がグループ専用に割り当てられます。
  • 接続情報が届いたら、各メンバーの端末に設定します。
  • 初回のみ、本人確認のための書類提出を求められる場合があります。

審査の連絡が来るまでの数日は、ずっと管理画面をそわそわ確認していました。

料金と請求書対応は経理担当者を満足させられるか?

単価だけを見るとどちらも安く見えますが、契約人数によって総額の印象は大きく変わります。

1人あたりの実質コストを並べてみる

NordLayerはLiteプランで1ユーザー月額8ドルからと案内されています。

固定IPを追加すると月40ドルが上乗せされ、5人チームでも合計はそれなりの金額になりました。

5人規模のチームを想定して、月額の目安を表にまとめました。

項目 NordLayer(Lite) グループ専用VPN
最小契約単位 5ユーザー 10アカウントです。
月額目安 5人で約40ドル 10人分で5500円です。
固定IP 別料金で月40ドル 標準で1個付属します。
無料期間 14日間 最大2か月となります。

頭数で割ると、少人数のうちはグループ専用VPNの方が単価を抑えやすい計算でした。

ただし人数が15人を超えたあたりから、Enterpriseプランの柔軟な料金がじわじわ効いてきます。

見積書・請求書・領収書の発行対応

NordLayerは管理画面の「Billing」から、領収書をPDFでダウンロードできました。

グループ専用VPNはクレジットカード払いが前提で、請求書払いには対応していませんでした。

支払い面の対応を整理すると、次の表のような差がありました。

項目 NordLayer グループ専用VPN
領収書 管理画面でPDF発行 問い合わせ対応となります。
請求書払い 上位プランで対応 非対応です。
支払い方法 カード・銀行振込 クレジットカードのみとなります。
見積書 オンラインで即発行 個別に問い合わせが必要です。

経費精算を重視する会社なら、この一点だけで選択肢が絞られるかもしれません。

逆にカード払いだけで完結する小規模事業者には、グループ専用VPNの手軽さがそのまま利点になります。

同時接続とセッション制限は業務にどこまで影響するか?

台数やセッションの上限は、契約時につい見落としがちなポイントです。

NordLayerの1ライセンスあたりのデバイス上限

NordLayerは1ライセンスにつき、端末6台まで接続できる仕様でした。

個人向けNordVPNの上限より少なく、意外に感じたポイントでした。

デバイス管理の面で気づいた点を整理すると、次のようになります。

  • 1ライセンス6台までという上限がチーム全体の端末数を圧迫します。
  • 管理コンソールから端末ごとに接続を強制解除できます。
  • 退職者の端末はワンクリックでアクセスを止められます。
  • 追加ライセンスは1人単位で購入でき、柔軟に増減できます。

営業担当者がスマホとノートPCの両方を使う場合、余裕は思ったより少なめでした。

タブレットまで含めると、実質1人あたり2台弱しか余裕がない計算になりました。

グループ専用VPNの1アカウント1セッションという壁

グループ専用VPNは、1アカウントにつき同時セッションが1つに制限されていました。

Masashi
Masashi
法人向けなのに個人プランの3セッションより厳しいのは、正直どうなのかと思いました。

複数端末を使うメンバーがいるチームでは、アカウントの追加購入が前提になりそうです。

実際に運用してみて感じた制約は、次の3点でした。

  • 1人が2台を同時に使うなら、2アカウント分の契約が必要です。
  • OpenVPN接続なら、同一ルーター配下の複数端末はまとめて使えます。
  • PPTPやL2TPの接続では、この裏技が使えない場合があります。
  • アカウントの追加は10単位のため、1人分だけ増やすことはできません。

個人向けプランと法人向けプランの制限を並べると、次のような結果になりました。

項目 セカイVPN(個人) グループ専用VPN(法人)
同時セッション 3セッション 1セッションとなります。
月額 1100円から 5500円からです。

法人利用で本当に信頼して任せられるのはどちらか?

セキュリティ体制や運営会社の情報開示は、法人契約では特に気になるところです。

管理コンソールと権限設定の実力差

NordLayerの管理コンソールには、部署ごとにアクセス範囲を分けるネットワーク分割機能がありました。

グループ専用VPNには権限を細かく分ける管理画面はなく、固定IPを共有する仕組みだけでした。

管理者目線で比べた機能差を整理すると、次のようになりました。

  • NordLayerはネットワーク分割で部署ごとの権限を分けられます。
  • NordLayerはシングルサインオンで社内IDと連携できます。
  • グループ専用VPNは固定IPの共有が中心で、権限分けの機能は持ちません。
  • グループ専用VPNの管理はマイページでの接続情報確認が中心となります。
機能 NordLayer グループ専用VPN
SSO連携 対応 非対応です。
権限グループ分け 対応 非対応です。
接続ログ確認 管理コンソールで可能 マイページで簡易確認となります。

拠点や部署が増える見込みがあるなら、この管理機能の差はいずれ効いてくるはずです。

逆に1拠点だけで完結するチームなら、機能の多さがかえって使いこなせない要因にもなりえます。

運営会社の情報開示という判断材料

Nord SecurityはNordVPN全体について、独立した監査人による検証を複数回受けてきました。

一方インターリンクは東京都渋谷区に本社を置く日本の会社で、情報を確認しやすい点は安心材料でした。

運営体制を比べた際の判断材料は、次のようにまとめられます。

  • NordVPNは複数回の第三者検証を受けている点が強みです。
  • インターリンクは日本法人で、契約や問い合わせを日本語で完結できます。
  • 海外の法域に不安があるなら、日本法人という安心感は軽視できません。
  • サポートの対応時間も日本のビジネスアワーに合わせやすい傾向があります。

Masashi
Masashi
契約書のやり取りが日本語だけで済むと、こんなに気が楽なのかと感じました。

オフィスでノートパソコンを操作するビジネスパーソン

海外法人か日本法人かという違いは、契約書のやり取りひとつとっても体感で差が出ました。

まとめ:NordVPNとセカイVPNの法人利用、結局どちらを選ぶべきか

実際に契約して感じたのは、想定人数と管理ニーズで向き不向きがはっきり分かれるということでした。

少人数のスタートアップや個人事業主に向くのはどちらか

5人以下で固定IPの共有だけが目的なら、グループ専用VPNの月額5500円は魅力的です。

  • 初期費用を抑えたいなら、グループ専用VPNが有利です。
  • 請求書払いが必須の会社は、NordLayer側を検討してください。
  • 固定IPの共有だけで足りるなら、管理機能の多さは過剰装備になります。

拠点間接続や事業拡大を見据えるならどちらか

今後人数が増え、権限管理やSSOが必要になりそうならNordLayerに分があります。

逆に人数が今後も5人前後で安定するなら、グループ専用VPNの割り切った仕様で十分間に合います。

  • 部署ごとの権限分けが必要なら、NordLayer一択です。
  • 海外拠点とのやり取りが多い会社にも、NordLayerは向いています。
  • 端末台数が増え続ける見込みなら、ライセンス単位の柔軟さが後々効いてきます。

出典・参照元

  • NordVPN公式サイト
  • セカイVPN公式サイト

ここまでの比較で自身に合う方が見えてきた方は、法人向けVPNプランの料金を比較するのもおすすめです。

  • NordVPNを軸にした比較では、NordVPNとGlocal VPNを法人アカウントで比べた内容も参考になります。
  • セカイVPNとの組み合わせなら、MillenVPNとセカイVPNを法人アカウントで比べた内容も判断材料になります。

法人利用の細部まで読み進めてくださった方に、ありがとうございました。

迷いが解消され、事業がより円滑に進むきっかけになりますように。

料金やプラン内容は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

2026年9月の優良おすすめサービス
サービス MillenVPN ExpressVPN NordVPN セカイVPN Glocal VPN Surfshark スイカVPN マイIP/マイIP ソフトイーサ版
特徴 MillenVPNは、日本及び海外のウェブサービスや動画配信サービスに安全かつプライベートにアクセスできるVPNサービスです。ノーログポリシーを採用し、利用者の通信内容や使用状況を追跡しません。アプリを使った簡単接続で、日本法に基づくクリーンな運営が特徴です。同時に10台のデバイスで利用可能で、全世界の1,300台以上のVPNサーバーを通じて高速接続が提供されます。 世界105ヶ国に展開する超高速VPNサービス。ユーザーのIPアドレスを隠し、ネットワークデータを暗号化することでプライバシーとセキュリティを強化。無制限の帯域幅と超高速VPNサーバーにより、ストリーミングやオンラインゲームにも最適。全デバイス対応(Windows, Mac, iOS, Android, ルーターなど)。 NordVPNは、個人情報を保護し、プライベートなインターネット体験を提供するVPNサービスです。世界中に6300台以上のVPNサーバーを持ち、高速な接続速度を提供します。特徴として、マルウェア保護、トラッカーと広告ブロッカー、ノーログポリシーがあり、1つのアカウントで最大10台のデバイスに対応します。また、日本語を含む多言語に対応しています。 セカイVPNは、日本を含む複数国に設置されたVPNサーバーを利用して、各国のIPアドレスでインターネットに接続できるIP共有型のVPNサービスです。PPTP、L2TP、OpenVPN、IKEv2、OpenConnectに対応しており、各種OSやデバイスで利用可能です。また、最大3セッションまで同時接続が可能です。 Glocal VPNは、日本のIPアドレスを付与することで海外からでも日本の動画サイトが視聴可能になるVPNサービスです。様々なデバイスに対応し、動画視聴に特化しており、安全で快適な通信速度を提供します。7日間のお試し期間があります。 Surfsharkは、1つの契約で同時接続台数が無制限という点が最大の特徴のVPNサービスです。世界100ヶ国前後・4,500台以上のサーバーを展開し、ノーログポリシー、広告・マルウェアブロック機能(CleanWeb)、複数IPに同時接続できるMultiHopなどを備えています。業界でも最安クラスの料金設定で、家族やデバイスの多いユーザーに向いています。 スイカVPNは、中国など通信規制の厳しい国からの利用実績が多い日本発のVPNサービスです。IKEv2、OpenConnect、L2TP、PPTPなど複数の接続方式に対応し、世界45都市・約50サーバーを展開。日本語サポート(平日10:00〜18:00)があり、固定IPが標準で付与されるため海外赴任者やビジネス利用にも向いています。 マイIPは、回線を問わずどこからでも日本の固定IPアドレスが使えるインターリンクのVPNサービスです。テレワークでの社内システムへのIP制限アクセスや、海外からの日本向けサービス利用に活用できます。ソフトイーサ版は複数の固定IPに対応し、セキュリティが厳しい環境でも通しやすい方式を採用しています。
概要 月額プランは、2年契約で月額360円(税込396円)、1年契約で月額540円(税込594円)。ワンタイムプランもあり、7日間は580円(税込638円)、15日間は980円(税込1,078円)、30日間は1,580円(税込1,738円)です。全てのプランで30日間の返金保証があります。 月額プラン、6ヶ月プラン、12ヶ月プランあり。すべて30日間返金保証付き。 2年プランで月額460円(通常1,240円から74%割引)、加えて3ヶ月のサービス延長が含まれています。30日間の返金保証も提供されています。 初期費用は無料で、月額は1,100円(税込)です。サービスの無料体験期間は最大2ヶ月間あり、この期間内に退会すれば料金は発生しません。 1か月コース: 990円/月 6か月コース: 総額4,950円(月額約825円) 12か月コース: 総額9,350円(月額約779円) Starter/One/One+の3プラン構成で、契約期間が長いほど割安。Starterは24ヶ月プランで月額288円、12ヶ月プランで月額468円、1ヶ月プランは月額1,428円。上位のOneは24ヶ月プランで月額318円。全プラン30日間返金保証付きで、iOS・Android・macOSでは7日間の無料トライアルも利用できます。 月払いは月額1,097円。長期プランほど割安で、3ヶ月1,048円/月、6ヶ月988円/月、1年938円/月、2年878円/月。公式サイト経由の初回契約には30日間返金保証が付きます(App Store経由は対象外)。 マイIPは月額1,100円(税込)、マイIP ソフトイーサ版は固定IP1つあたり月額1,320円(税込)。初期費用は無料で、最大2ヶ月の無料体験期間があり、期間内の解約なら料金は発生しません。
運営会社 AzPocket, Inc. ExpressVPN Nord Security Interlink 株式会社グローカルネット Surfshark B.V.(オランダ) 株式会社MAJ Tech 株式会社インターリンク
地域 全世界 全世界 全世界 日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナム 主に日本、ただしサーバーは日本を含む複数国に設置されています。 全世界(約100ヶ国) 世界45都市(日本・アメリカ・イギリス・韓国・台湾など) 日本(日本の固定IPアドレスを付与)
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この記事を書いた人

Masashiのアバター Masashi

10年以上にわたりインターネットセキュリティの分野で活動しており、その間、数十社のクライアントのオンライン安全性とプライバシーを守るために尽力してきました。

VPNの導入は、この長年の経験からも、インターネットの安全性を向上させる最も信頼性の高い方法の一つであると確信しています。

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