更新日:2025年4月9日 | Masashi
フリーWi-Fiは便利ですが、使い方をまちがえると、大切なパスワードやメールの中身がハッカーに見られてしまうおそれがあります。
特に暗号化されていないWi-Fiでは、その危険が高まります。この記事では、VPNを使って安全につなぐ方法や、見えない危険から自分の情報を守るために大切なポイントをわかりやすくお伝えします。だれでもできる基本的な対策を知ることで、安心してインターネットを使えるようにすることができます

良い点は、通信が暗号化され、外出先でも安全につながることです。スマートフォンでも使えるので、使いやすさもあります。ただし、悪い点として、VPNを使っていても、にせのWi-Fiやあやしいサイトにつなげば、情報はぬすまれてしまいます。また、無料のVPNアプリの中には、信頼できないものもあります。
安心して使うには、信頼できるサービスをえらび、使う場所や方法にも注意が必要です。データをまもるには、正しい知識と日ごろの意識がとても大切です。
フリーWi-Fiを使うときのあぶないポイント
外にある無料で使えるWi-Fiはとても便利ですが、思わぬ危険がひそんでいることがあります。
お店や駅などでスマホをつないだときに、見えないところであなたの大切な情報がねらわれるかもしれません。この記事では、どんなあぶないことが起こるのかを、やさしく説明します。
だれかにこっそり見られる(スニッフィング)
フリーWi-Fiを使うとき、知らない間に大切なデータが見られてしまうことがあります。とくに、暗号化されていないWi-Fiでは、通信の中身が丸見えになるおそれがあります。
メールの中やパスワードなどもねらわれるため、安全なつなぎ方を知ることがとても大切です。
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暗号化されていないWi-Fiでは、通信がそのまま見られてしまうことがあります
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取引先との大事なやりとりやメールの内容が知らない人に見られる危険があります
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パスワードやアカウント情報をぬすまれるリスクがあります
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ネットの通信は「パケット」と呼ばれる小さなデータのかたまりに分けて送られています
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特別なツールを使うと、知識のある人にはその中身が見えてしまうことがあります
ポイント:暗号化されていないWi-Fiでは、通信の中身が見られる危険があります。
ウイルスがはいってくる(マルウェア感染)
知らないうちに悪いソフトがスマホやパソコンに入ってしまうことがあります。とくにフリーWi-Fiを使うときに気をつけないと、
こわいソフトが勝手に動き出して大事な情報がぬすまれたり、画面が動かなくなったりすることもあります。ふだん見慣れない広告やアプリが出てきたときは注意が必要です。
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ウィルスはファイルを開くと、知らないうちに入りこみます
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スパイウェアは、使っている通信の中身を見られてしまうことがあります
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ランサムウェアは、データを人質にしてお金をもとめてきます
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アドウェアは、勝手に広告を出してくるソフトです
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トロイの木馬は、見た目はふつうでも中に悪い動きをかくしています
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スケアウェアは、「こわれそう」とうそをついてアプリを買わせようとします
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ワームは、自分でどんどん広がって他の機械にも入りこみます
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ファイルレスマルウェアは、正しいソフトにまぎれて見つけにくいのが特徴です
ポイント:フリーWi-Fiには、見えないマルウェアが入りこむおそれがあります。
にせものの人にだまされる(中間者攻撃)
フリーWi-Fiを使っているときに、知らない人があいだに入りこんで会話をのぞき見たり、内容をかえたりすることがあります。これを「中間者攻撃」といいます。
大事なやりとりが見られているのに気づけないことも多く、とてもあぶない攻撃のひとつです。
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暗号化されていない通信では、やりとりの中身がそのまま見えてしまいます
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会話のあいだに入りこんで、こっそり内容をのぞかれたり書きかえられたりします
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気づかないうちに見られていることが多く、あとでトラブルになることがあります
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利用者のスマホやパソコンが監視されるおそれがあります
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使っている通信の流れ(トラフィック)を勝手に変えられてしまうこともあります
ポイント:中間者攻撃は気づきにくく、大事なやりとりを見られてしまうことがあります。
フリーWi-Fiを安全に使うための3つのやり方(VPNがおすすめ)
こわい思いをせずにフリーWi-Fiを使うには、正しい使い方を知っておくことがとても大事です。とくに「VPN」というしくみを使うと、あなたのデータをハッカーからしっかり守ることができます。
この章では、すぐにできる3つのやり方をわかりやすく紹介します。
VPNを使って、あんぜんにつなぐ
外でWi-Fiを使うとき、大切な情報を守るにはVPNがとても役立ちます。
VPNを使えば、通信が外から見えない特別なトンネルを通るような仕組みになり、ハッカーにぬすまれる心配を減らせます。リモートワークや旅行中でも、安全にインターネットが使えるようになります。
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外出先でも安全な通信ができるようになります
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スマートフォンやパソコンのどちらでも使うことができます
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会社のネットワークにも安全につなぐことができます
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通信内容をハッカーに見られないように守ってくれます
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フリーWi-Fiを使うときも安心感が高まります
ポイント:VPNを使えば、外から見えない安全な通信ができるようになります。
アドレスが「https」ではじまるページだけ見る
Wi-Fiを使うときに安心できるサイトを見分ける方法のひとつが「https」です。「https」で始まるアドレスは、通信が特別なしくみで暗号化されているため、情報がもれにくいとされています。アドレスの左にカギのマークがあるかも確認のポイントです。
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URLのはじまりが「https」かどうかを確認することが大切です
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カギのマークが出ていれば、暗号化されている目印です
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暗号化のしくみ(SSL/TLS)で、通信が守られています
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ブラウザによっては、あぶないサイトの前に警告が出ることもあります
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暗号化されていないサイトは、情報がぬすまれるおそれがあります
ポイント:「https」で始まるサイトは、通信が守られているあんしんの目印です。
自分でも気をつけることがとても大切
フリーWi-Fiを使うときは、使う人自身がしっかり気をつけることがとても大切です。だれでもつなげるWi-Fiには、わざと情報をぬすむために作られたものもあります。本物に似せた名前のWi-Fiにも注意が必要です。まずは「つないでも大丈夫か」をよく見てから使うことが大事です。
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かんたんにつながるWi-Fiには、あやしいものがまぎれていることがあります
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パスワードなしで使えるWi-Fiは使わない方が安心です
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本物のWi-Fiに見せかけた名前のものもあるので、名前をしっかり確認します
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大事な情報(パスワードや住所など)は送らないようにします
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総務省が出しているWi-Fiの使い方ガイドも確認しておくと安心です
ポイント:フリーWi-Fiを使うときは、使う人自身がよく確認してからつなぐことが大切です。
フリーWi-FiでVPNを使うときのちゅういポイント
VPNはとても心強い仕組みですが、それだけで完全に安心とは言えません。じつは、使い方をまちがえると守りがゆるくなってしまうこともあります。この章では、VPNを使うときに大切にしてほしいポイントをお伝えします。しっかり守って、安心して使えるようになりましょう。
VPNを使っていても、守るルールが必要
VPNを使っていても100%安全になるわけではありません。たとえば、本物そっくりのニセWi-Fiやあやしいサイトにまちがってアクセスしてしまうと、情報がぬすまれるおそれがあります。
安全に使うためには、使い方のルールをしっかり決めて守ることが大切です。
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ニセWi-Fi(なりすましアクセスポイント)に気づかずつないでしまうことがあります
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パスワードやIDをフィッシングサイトに入力すると、情報がぬすまれるおそれがあります
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VPNを使っても、あぶないサイトにアクセスすれば危険は残ります
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社外で仕事をする場合は、使い方のルールをしっかり決めることが大切です
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安全な通信だけでなく、日ごろからの注意や確認がとても重要です
ポイント:VPNを使っていても、あぶない場所につながない意識とルールが必要です。
信じられるサービスをえらぶことが大切
VPNはどれでも同じではなく、安全に使えるかどうかはサービスの質に大きく左右されます。中には見た目だけよくても、情報をぬすむ悪いVPNアプリもあります。
本当に安心して使いたいなら、しっかり確認できる信頼ある会社のサービスを選ぶことが大切です。
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無料のVPNアプリの中には、悪い動きをするものもあります
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暗号化や通信の仕組みが弱いVPNでは、情報が守れないことがあります
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長く運営している会社のVPNは、安全性の面で安心できます
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使う前に、サービスの説明や問い合わせで内容をしっかり確認します
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見た目だけで選ばず、安全な仕組みが整っているかを重視しましょう
ポイント:VPNは見た目や値段より、安心して使える会社のサービスを選ぶことが大切です。
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まとめ:VPNを使用してフリーWiFiを安全に使用する。セキュリティリスクの理解と接続の注意点
フリーWi-Fiを使うときは、VPNを使うことが一番の対策です。VPNは、あなたの大切なデータを外から見えないように包みこみ、安全な状態でインターネットを使えるようにしてくれます。しかし、VPNさえ使えば完全に安心というわけではありません。大切な情報を守るには、正しい使い方を知っておくことが必要です。
フリーWi-Fiには、だれかに通信をのぞき見される危険や、知らないうちに悪いソフトが入り込むおそれがあります。ときには、あいだに入り込んだ悪意のある相手が、あなたのやりとりを見たり、内容を変えたりすることもあります。そうした危険を避けるためには、「https」で始まる安全なサイトを見る、見知らぬWi-Fiにはつながない、パスワードを入力する前には本物のサイトかをよく確認するなど、自分自身でも気をつけて使うことが大切です。
さらに、VPNのサービスもどれでも安心とは限りません。情報を守る力が弱いものや、最初から悪い目的で作られたアプリもあります。安心して使うためには、信頼できる会社が出しているVPNを選ぶことが必要です。
わたしはインターネットセキュリティの仕事を通じて、大切な情報をぬすまれて困っている人たちを何度も見てきました。そんな思いを他の人にしてほしくありません。便利だからといって何も考えずにつなぐのではなく、「自分の情報は自分で守る」という意識が、いちばんの守りになります。ハッカーにすきを見せないために、今からできることを一つずつ実行していくことが大切です。


10年以上にわたりインターネットセキュリティの分野で活動しており、その間、数百社のクライアントのオンライン安全性とプライバシーを守るために尽力してきました。VPNの導入は、この長年の経験からも、インターネットの安全性を向上させる最も信頼性の高い方法の一つであると確信しています。