VPNを契約するとき、暗号化方式やサーバー数には目が向いても、DNSリーク対策までは確認しない人が多いものです。
今回はNordVPNとセカイVPNを実際に使い、DNSクエリの扱い方にどれほどの差があるのかを検証しました。
接続中のはずなのに閲覧履歴だけがプロバイダ側に漏れていた、という状況を避けたい人ほど価値のある内容です。

DNSリークとはどんな仕組みで、なぜ見落とされやすいのか?
DNSリークは画面上に警告が出ないまま進行するため、対策の有無に気づきにくい落とし穴です。
DNSクエリだけが漏れる仕組みと起こりうるリスク
DNS通信の役割は、郵便物の転送を頼んだのに宛名だけ元の住所に届いてしまう状態と考えるとつかみやすくなります。
- ブラウザがサイト名からIPアドレスを調べる問い合わせをDNSクエリと呼びます。
- VPN接続中でもこの問い合わせだけが暗号化トンネルの外を通ってしまう場合があります。
- 見た目のIPアドレスは変わっていても、閲覧サイトの履歴がプロバイダ側に残る恐れがあります。
- 公共Wi-Fiなど信頼できない回線ほど、この漏洩リスクは高まります。
- アプリの設定や接続方式によって、漏洩の有無がはっきり分かれます。
- 専用アプリを使わず手動でVPNプロファイルを設定した場合は特に見落としやすくなります。
- OS標準のVPN機能では保護範囲が狭くなることもあります。
転送を頼んだつもりの郵便が、宛先だけ元の住所を経由してしまうと考えると仕組みが理解しやすくなります。
検証のきっかけになった公共Wi-Fiでの体験
カフェの無料Wi-Fiに接続してVPNアプリを起動した際、接続済みの表示だけでは足りない気がして落ち着かなくなりました。
そこでDNSリーク専用のテストサイトを使い、実際の挙動を一つずつ確認する流れに落ち着きました。
- 接続前後でIPアドレスとDNSサーバーの表示を比較します。
- 複数回テストを行い、結果が安定しているかを確かめます。
- 公共Wi-Fiでは特に念入りにチェックします。
- 結果をスクリーンショットで残し、後から見返せるようにします。
- 自宅と外出先の両方で確認し、環境による違いがないか比べます。
調べてみると想像より簡単な作業で、なぜ今まで確認せずに使っていたのかと少し反省しました。
やり方さえ覚えてしまえば数十秒で終わる確認なのに、今まで先延ばしにしていたのがもったいなく感じました。
NordVPNのDNSリーク対策はどこまで踏み込んでいるのか?
公式サポート情報を確認したところ、専用アプリの標準機能として自動的にDNS保護が組み込まれていました。
独自DNSサーバーと自動保護の仕組み
まず結果から言うと、NordVPNは接続するだけでDNSクエリまで暗号化トンネルに乗せる設計になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| DNSサーバー | NordVPN独自運用のDNSサーバーを使用 |
| 保護の有効化 | アプリ接続時に自動で有効化、手動設定は不要 |
| 運営拠点 | データ保持義務のないパナマに登記 |
| ノーログ監査 | 第三者機関による監査を複数回実施 |
| 諜報同盟との関係 | いわゆるファイブアイズなどの枠組みに非加盟 |
| 付随機能 | マルウェア対策や広告ブロッカーも標準搭載 |

- DNS問い合わせは常に暗号化トンネルの内側で処理されます。
- アプリの設定画面から現在のDNS保護状態を確認できます。
- 手動でVPNプロファイルを組む場合は、この自動保護が働かない点に注意が必要です。
- ルーターに設定する場合は、DNS設定を別途確認したほうが安全です。
余計な一言かもしれませんが、ここまで手軽だと逆に見落としがないか不安になる気持ちも残りました。
実際にDNSリークテストをした結果
キルスイッチをオンにした状態で複数回テストを行ったところ、漏洩は一度も確認されませんでした。
- 接続直後にテストし、漏洩なしという結果を得ました。
- 数分後に再テストしても、同じく漏洩なしでした。
- Wi-Fiを切り替えた直後も、結果は変わりませんでした。
- スマホアプリでも同様にDNSサーバーが自社のものに固定されていました。
- 別のサーバー地域に接続し直した直後も、漏洩は確認されませんでした。
- キルスイッチをオフにして瞬断を再現したところ、そのタイミングだけ挙動が不安定になりました。
- 複数の第三者テストサイトで結果を突き合わせても、同じ結論になりました。
正直なところ、ここまで意識せずに守られると逆に拍子抜けするくらいでした。
裏を返せば、公式が明言している安心感の大きさを実感した瞬間でもありました。
| 確認タイミング | キルスイッチ | 結果 |
|---|---|---|
| 接続直後 | オン | 漏洩なし。 |
| Wi-Fi切替後 | オン | 漏洩なし。 |
| スイッチオフ時の瞬断 | オフ | 挙動が不安定 |
キルスイッチを切っている間だけ結果が揺れたので、常にオンで使う運用に落ち着きました。
セカイVPNのDNS周りの仕組みはどう確認すればいいのか?
老舗プロバイダーが運営しているため、公式情報の探し方に多少のコツが必要でした。
対応プロトコルとトンネル経由の通信の仕組み
公式サイトを確認すると、複数のプロトコルに幅広く対応している点がまず目に留まりました。
- PPTP、L2TP、OpenVPN、IKEv2、OpenConnectの5方式に対応しています。
- OpenVPNやIKEv2で接続している間は、DNS問い合わせもトンネル経由になります。
- 独自DNSサーバーの明記や第三者監査の公表は、公式サイト上に見当たりませんでした。
- プロトコルの選び方次第で、保護される範囲の実感が変わってきます。
- 最大3セッションまで同時接続でき、複数の国のIPアドレスを選べます。
- データ転送量の制限は設けられていません。
- 接続先の国を切り替えるたびに、割り当てられるIPアドレスも変わります。
運営元は東京の株式会社インターリンクで、複数国にサーバーを設置するIP共有型のサービスです。
老舗ならではの安定感はありますが、DNS周りの説明はやや控えめだと感じました。
| プロトコル | DNS問い合わせの経路 |
|---|---|
| OpenVPN | トンネル経由 |
| IKEv2 | トンネル経由 |
| PPTP | 保護の実感が薄いという結果 |
公式情報で明記されていない点への向き合い方
実際に手を動かして初めて分かりましたが、古い方式のPPTPを選ぶと保護の実感が薄れました。


- 接続後は必ずDNSリークテストで実際の挙動を確かめます。
- OpenVPNかIKEv2を選ぶと、体感として安定した結果になりました。
- 公式FAQに記載がない項目は、サポート窓口へ直接確認するのが確実です。
- アプリの設定画面でプロトコルを固定し、再接続時に戻らないようにします。
本当に守られているのか最後まで半信半疑でしたが、プロトコルを固定してからは同じ結果が続きました。
NordVPNとセカイVPNをDNSリーク対策で比べるとどちらが安心なのか?
両者を並べてみると、保護の仕組みが公式にどこまで説明されているかで印象が分かれました。
比較表で見る違い
料金や運営体制まで含めて並べると、DNSリーク対策以外の違いも見えてきました。
| 比較項目 | NordVPN | セカイVPN |
|---|---|---|
| DNS保護の明記 | 公式に独自DNSサーバーを明記 | プロトコル任せで明記なし |
| 運営会社 | Nord Security | 株式会社インターリンク |
| 運営拠点 | パナマ | 日本 |
| 料金体系 | 長期プランほど月額換算が下がる割引制 | 期間を問わず月額1,100円 |
| 無料期間 | 30日間返金保証 | 最大2カ月の無料体験 |
| 対応プロトコル | 独自プロトコルとOpenVPNなどに対応 | 5方式に幅広く対応 |
数字だけ見るとセカイVPNの月額は高く映りますが、無料体験の長さで印象が変わってきます。
NordVPNは説明の透明性、セカイVPNは接続方式の柔軟性という、それぞれ異なる強みが見えてきました。
選ぶときに失敗しないためのチェックポイント
これから契約する人には、公式説明だけで判断せず利用者自身の手で実測することをすすめます。
WebRTC漏れやIPv6漏れはDNSリークとは別の経路で起こる問題で。
MillenVPNとNordVPNのWebRTC漏れ対策を比較した内容のように切り分けて考える必要があります。
DNSリークだけを見て安心し、他の漏洩経路を放置するのは避けたい落とし穴だと感じました。
IPv6環境が絡む漏洩については、ExpressVPNとNordVPNのIPv6リーク対策を比較した内容も合わせて確認すると理解が深まります。
まとめ:NordVPNとセカイVPNのDNSリーク対策を実際に検証して比較した結果
セカイVPNはプロトコル選びが結果を左右するため、接続方式を意識して使う姿勢が求められます。
今回の検証でいちばん印象に残ったのは、公式情報の厚みがそのまま利用者側の安心感につながるという点でした。
どちらを選ぶ場合でも、契約してすぐの一回だけでなく定期的にDNSリークテストを続ける習慣が結局いちばんの安心材料になりました。
公式サイトの説明を鵜呑みにせず、テスト結果を実際に確かめる姿勢こそが最終的な安心につながると実感しました。
今回の検証で分かったのは、価格や速度だけでなく情報開示の姿勢もサービス選びの重要な判断材料になるということでした。
NordVPNとセカイVPNのどちらを選んでも、契約直後のテストを習慣化するだけで安心感は大きく変わってきます。
迷ったときはDNSリーク対策の比較結果を今すぐ確認から詳細を見てみてください。
ここまで丁寧に読み進めてくださったことに、心からお礼を申し上げます。
DNS漏れの不安がなくなり、穏やかな気持ちでネットに向き合える毎日になりますように。
細かい部分までお付き合いいただきありがとうございました。
あなたのVPN選びがすっきり片づくことを願っています。
出典・参照元
本内容は2026年9月時点の公式情報と実測結果に基づきます。仕様は変更される場合があるため最新情報をご確認ください。









