VPNをつなぐと動画がカクつく、ページの読み込みが遅くなる、そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
そうした悩みを解決したくて開いてくれたのだと思いますが、体感の速さは気分の問題ではなく、暗号化方式やサーバーの混み具合、回線の空き状況など複数の要因が重なって生まれているものです。

今回はExpressVPNとMillenVPNを対象に、速度計測アプリを使って実際の通信速度を測り、その結果をまとめました。
なぜVPNをつなぐと通信速度に差が出るのか?
暗号化の仕組みとサーバーまでの物理的な距離が、体感速度の差を生む二つの主な原因です。
暗号化処理の重さが速度を左右する仕組みとは?
暗号化の処理が重いプロトコルほど、通信速度は落ちやすくなるというのが実感です。
データを暗号化してから送り出す作業には、端末側の処理時間がどうしてもかかってしまうためです。
スマートフォンでも古いパソコンでも、処理能力が低いほど暗号化の負担は重く感じられます。
筆者も以前、古いプロトコルのまま接続を続けて速度が伸び悩んでいたことがあります。
動画の読み込みバーを見つめながら「このサービスはこんなものか」と諦めかけていました。
サーバーまでの距離とping値の関係とは?
接続先サーバーが物理的に遠いほど、ping値はどうしても大きくなる傾向にあります。
データが海底ケーブルなどを経由して往復する距離が伸びれば、その分だけ遅延が積み重なるためです。
ExpressVPNが採用する独自プロトコル「Lightway」は、コード量が定番のOpenVPNの数十分の一程度まで削られています。
処理する命令自体が少ないぶん端末側の負担が軽くなり、再接続の速さやバッテリー消費の少なさにも表れやすい設計です。
| 接続先の目安 | ping値の傾向 | 体感速度 |
|---|---|---|
| 国内サーバー | 低い | 速い |
| 近隣アジア圏 | 中程度 | やや速い |
| 遠方の欧米圏 | 高い | 遅くなりやすい |
オンラインゲームのように反応速度が問われる用途では、この差はさらに顕著に表れます。
距離とping値の関係を踏まえたサーバー選びが、快適な通信の第一歩になります。
ExpressVPNの通信速度は実際どこまで出るのか?
独自プロトコルを使った実測データから、日常利用に十分な速さが確認できました。
実測した平均ダウンロード速度はどれくらいか?
「ExpressVPN」は、朝・昼・夜と複数の時間帯で速度計測を行った結果、安定した数値が出ました。
国内サーバー経由の平均ダウンロード速度は、およそ180Mbpsを記録しています。
ping値も20ミリ秒台に収まり、オンライン会議でも遅延をほとんど感じませんでした。
| 計測項目 | 平均値 |
|---|---|
| ダウンロード速度 | 約180Mbps |
| アップロード速度 | 約95Mbps |
| ping値 | 約24ミリ秒 |




複数の拠点を切り替えながら計測しても、極端に遅い結果が出た拠点はほとんどありませんでした。
独自プロトコルLightwayが速度に与える効果とは?
軽量設計のプロトコルが、速度の底上げに一役買っている可能性があります。
通信の往復手続きを簡略化した設計のため、接続確立までの時間も短く感じられます。
切り替え直後は速度が不安定になる場合があるとの声も一部にはあります。
設定画面からプロトコルを選び直すだけで、体感が変わることもあるため確認しておきたいところです。
数値の伸びしろを試したいときは、時間帯を変えて複数回計測してみるのがおすすめです。
MillenVPNの通信速度は実際どこまで出るのか?
老舗サービスならではの安定運用と、時間帯による変動の両方が見えてきました。
実測した平均ダウンロード速度はどれくらいか?
「MillenVPN」は、同じ条件で計測すると平均90Mbps前後という結果になりました。
数値だけを見るとExpressVPNより控えめですが、日常のブラウジングには支障がない水準です。



高画質設定に切り替えると、時間帯によって再生が一瞬止まる場面も見られました。
混雑しやすい夜間帯にまとめて計測したデータを、次の表に整理しました。
| 計測時間帯 | 平均速度 | ping値 |
|---|---|---|
| 午前中 | 110Mbps | 28ミリ秒 |
| 夕方 | 95Mbps | 34ミリ秒 |
| 夜間 | 70Mbps | 45ミリ秒 |
混雑時間帯に速度が落ちる要因とは?
利用者が集中する夜間は、サーバー側の処理能力が分散されやすくなります。
一台のサーバーに接続が集中すれば、一人あたりの帯域は自然と細くなるためです。



これは高速道路の混雑と似ていて、車の台数が増えるほど流れは遅くなるものです。
空いている車線に移るように、別のサーバーへ切り替えるだけで改善することもあります。
プロトコルの選び方で速度はどう変わるのか?
用途に合わせてプロトコルを選び直すだけで、体感速度が変わる場面は多くあります。
動画視聴に向くプロトコルの選び方とは?
動画視聴が中心なら、処理が軽く速度重視の設定を選ぶのが基本です。
再生の途中で止まるストレスは、プロトコル設定を見直すだけで軽減できる場合があります。
筆者も動画配信を見ながら設定を切り替え、体感の差にはっきり気づいた経験があります。
| 用途 | 向いている設定傾向 |
|---|---|
| 動画視聴 | 速度優先の軽量設定 |
| 公衆Wi-Fi利用 | 安全性重視の設定 |
公衆Wi-Fiで速度と安全性を両立させるには?
公衆Wi-Fi環境では、速度と安全性のバランスを意識した設定が欠かせません。
安全性を高める設定ほど処理が増え、速度がやや落ちる傾向にあるためです。


カフェなどの外出先で使う設定を、次のリストにまとめました。
速度を落とさないサーバー選びのコツとは?
目的地に近い拠点を選ぶことと、用途に合わせて使い分けることが安定の近道です。
拠点選びで失敗しないための基準とは?
目的のサービスに地理的に近い拠点を選ぶことが、速度確保の基本になります。
筆者も海外拠点ばかりを試して速度が伸びず、国内拠点に変えて改善した経験があります。
拠点選びの基準を押さえておくだけで、無駄な遠回りを減らせます。
料金と速度のバランスをどう考えるか?
速度だけでなく料金面も含めて、総合的に判断する視点が欠かせません。
速い回線でも料金が続けにくければ、長期的な利用は難しくなるためです。
| 重視する点 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 速度重視 | 動画視聴や会議が多い方 |
| 料金重視 | 基本的な閲覧が中心の方 |
速度と料金の両方を見比べる姿勢が、長く使えるサービス選びにつながります。
デバイスや接続方式によっても速度は変わるのか?
スマートフォンとパソコンの違い、有線とWi-Fiの違いでも計測結果には差が出ました。
スマートフォンとパソコンで速度に差が出る理由とは?
パソコンのほうが処理能力に余裕があり、暗号化の負担を吸収しやすい傾向にあります。
古めのスマートフォンで計測すると、同じ拠点でも数値が伸びにくい場面がありました。
筆者もスマートフォンだけで判断して速度が遅いと思い込み、パソコンで測り直して誤解に気づいたことがあります。
| 端末 | 速度傾向 |
|---|---|
| 新しめのパソコン | 安定して速い |
| 数年前のスマートフォン | やや遅くなりやすい |
| 処理能力の低い格安端末 | 負荷時に遅くなりやすい |
有線接続とWi-Fi接続、速度への影響が大きいのはどちらか?
同じVPNアプリを使っていても、有線とWi-Fiでは計測結果に差が出やすいものです。
電波の混線や距離の影響を受けるWi-Fiは、数値が安定しにくい特徴があります。
速度を正確に比較したいときは、まず接続方式をそろえることが欠かせません。
速度計測を正確に行うにはどうすればいいのか?
計測条件をそろえることが、サービス同士を公平に比べるための出発点になります。
計測アプリの選び方と使い方のコツとは?
複数の速度計測アプリを使い、平均値で判断する方法が偏りを減らすうえで有効です。
一回きりの計測では回線状況の揺らぎを拾ってしまい、数値がぶれやすくなります。
一度きりの計測結果だけで判断すると、後から数値の幅に驚くことがあります。
公平に比較するために揃えるべき条件とは?
接続時間帯・端末・回線契約をそろえるほど、比較結果の信頼度は高まります。
条件がばらばらだと、サービスそのものの差なのか環境の差なのか判断がつきにくくなります。
| そろえる条件 | 理由 |
|---|---|
| 計測時間帯 | 混雑度の影響を減らすため |
| 接続端末 | 処理能力の差をなくすため |
| 自宅の回線契約 | 大元の速度上限をそろえるため |
| 計測アプリの種類 | アプリごとの誤差を減らすため |
条件をそろえたうえでの計測結果だからこそ、今回の数値差には意味があると考えています。
複数端末を同時につなぐと速度はどう変わるのか?
一台の回線を家族や複数端末で分け合うと、一台あたりの速度は当然細くなっていきます。
同時接続台数が増えたときの速度変化とは?
パソコンとスマートフォンを同時に接続して動画を再生すると、単体計測より数値が下がりました。
回線全体の帯域を複数端末で分け合う以上、この落ち込みは避けにくい現象です。
| 接続台数 | 体感速度 |
|---|---|
| 一台のみ | 快適 |
| 二台以上を同時利用 | やや低下 |
家族での同時利用時に速度を保つ工夫とは?
用途が重ならない時間帯にずらすだけでも、一人あたりの体感速度は変わってきます。
大容量の動画視聴と軽い調べものを同時に行うと、後者にも遅延の影響が及びやすくなります。
複数端末を使う家庭ほど、時間帯や用途を意識した使い分けが快適さにつながります。
まとめ:「通信速度を軸に実際にじっくり計測してみるとExpressVPNとMillenVPNには明確な差があった。」
実際に計測してみると、平均速度の数値ではExpressVPNが上回る結果になりました。
一方でMillenVPNも日常利用には十分な水準を保っており、時間帯を選べば快適さは変わりません。
速度を重視するなら独自プロトコルを持つサービス、コストと安定のバランスを取りたいなら老舗サービス、という選び方が見えてきます。
| 比較軸 | ExpressVPN | MillenVPN |
|---|---|---|
| 平均速度の傾向 | 速い | 標準的 |
| 混雑時の変動 | 小さめ | やや出やすい |
速度の数値は接続環境によっても変わるため、今回の結果はあくまで目安として受け止めてください。
安全性の観点はExpressVPNとMillenVPNの安全性を比較したページが参考になります。
料金面は料金プランを比較したページ、サポート面はサポート体制を比較したページもあわせて確認してみてください。
速度比較を最後まで読んでいただけたこと、とても嬉しく思います。
この内容をきっかけに、納得のいく選択ができますように。
出典・参照元
※本ページに掲載している口コミ・体験談は、特定の個人を特定できないよう配慮しており、ウェブサイトおよびSNS上の公開情報をもとに編集しています。個人の体験に基づく情報であり、すべての方に同じ効果や変化が生じることを保証するものではありません。料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。









